作成又は改訂年月
*
2012年11月改訂
(第4版)
2007年1月改訂
(第3版)
日本標準商品分類番号
日本標準商品分類番号等
1990年3月
薬効分類名
承認等
販売名
センブリ・重曹散「ヤマゼン」M
販売名コード
承認・許可番号
薬価基準収載年月
販売開始年月
貯法・使用期限等
基準名
組成
本品100g中、下記成分・分量を含有する。
日局 センブリ末 3g
日局 炭酸水素ナトリウム 70g
ふけい剤 日局 バレイショデンプン 27g
性状
一般的名称
*禁忌
ナトリウム摂取の制限を必要とする患者(高ナトリウム血症、浮腫、妊娠高血圧症候群等)〔ナトリウムの貯留増加により、症状が悪化するおそれがある。〕
効能又は効果/用法及び用量
下記消化器症状の改善
食欲不振、胃部不快感、胃もたれ、嘔気・嘔吐
通常、成人1回0.5〜1.0gを1日3回経口投与する。
なお、年令、症状により適宜増減する。
使用上の注意
慎重投与
重篤な消化管潰瘍のある患者〔炭酸水素ナトリウムを配合しているため、症状が悪化するおそれがある。〕
腎障害のある患者〔ナトリウム貯留による浮腫があらわれるおそれがある。〕
心不全の患者、高血圧症の患者〔ナトリウム過剰により、これらの症状が悪化するおそれがある。〕
肺機能障害のある患者〔呼吸性アルカローシスになるおそれがある。〕
低クロル性アルカローシス等の電解質失調のある患者〔症状が悪化するおそれがある。〕
相互作用
併用禁忌
薬剤名 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
マンデル酸ヘキサミン ・ウロナミン腸溶錠 | 本剤はヘキサミンの効果を減弱させることがある。 | ヘキサミンは酸性尿中でホルムアルデヒドとなり抗菌作用を発現するが、本剤は尿のpHを上昇させ、ヘキサミンの効果を減弱させる。 |
併用注意
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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本剤は制酸作用等を有しているので、他の薬剤の吸収・排泄にも影響を与えることがある。 |
高齢者への投与
一般に高齢者では生理機能が低下しているので、減量するなど注意すること。
薬効薬理
古くから使用されてきた健胃剤である。
制酸薬の炭酸水素ナトリウムに、苦味健胃作用のあるセンブリ末を配合した苦味制酸健胃薬で、ジアスターゼ、その他を配合して繁用される。
有効成分に関する理化学的知見
(1)センブリ末
本品はセンブリ Swertia japonica Makino (Gentianaceae)の開花期の全草を粉末としたものである。
一般名
〔日局〕センブリ末(当薬末)Powdered Sweria Herb
性状
本品は灰黄緑色〜黄褐色を呈し、わずかににおいがあり、味は極めて苦く、残留性である
成分
苦味成分セコイリドイド配糖体swertiamarin(2〜10%)、sweroside、gentiopicroside、amarogentin及び amaroswerinなどを含む。
(2)炭酸水素ナトリウム(重曹)
一般名
〔日局〕炭酸水素ナトリウム(重炭酸ナトリウム、重曹)Sodium Bicarbonate
化学名
Sodium Hydrogen Carbonate
分子式
NaHCO3
分子量
84.01
性状
本品は白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、特異な塩味がある。
本品は水にやや溶けやすく、エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
本品は湿った空気中で徐々に分解する。
pH
本品1.0gを水20mLに溶かした液のpHは7.9〜8.4である。
包装
主要文献及び文献請求先
主要文献
文献請求先
山善製薬株式会社 学術室
〒541-0045 大阪市中央区道修町2丁目2番4号
電話 (06)6231-1821
FAX(06)6231-1824
製造販売業者の氏名又は名称及び住所
製造販売元
山善製薬株式会社
大阪市中央区道修町2丁目2番4号