本剤は、投与中止により肝機能の悪化もしくは肝炎の重症化を起こすことがある。本内容を患者に説明し、患者が自己の判断で投与を中止しないように十分指導すること(【警告】の項参照)。
本剤は食事の影響により吸収率が低下するので、空腹時(食後2時間以降かつ次の食事の2時間以上前)に投与すること。
腎機能障害患者では、高い血中濃度が持続するおそれがあるので、下記を参考にして、クレアチニンクリアランスが50mL/min未満の患者並びに血液透析又は持続携行式腹膜透析を施行されている患者では、投与間隔の調節が必要である(「慎重投与」の項参照)。
腎機能障害患者における用法・用量の目安
クレアチニンクリアランス(mL/min):30以上50未満
通常用量:0.5mgを2日に1回
ラミブジン不応患者:1mgを2日に1回
クレアチニンクリアランス(mL/min):10以上30未満
通常用量:0.5mgを3日に1回
ラミブジン不応患者:1mgを3日に1回
クレアチニンクリアランス(mL/min):10未満
通常用量:0.5mgを7日に1回
ラミブジン不応患者:1mgを7日に1回
クレアチニンクリアランス(mL/min):血液透析注)又は持続携行式腹膜透析(CAPD)患者
通常用量:0.5mgを7日に1回
ラミブジン不応患者:1mgを7日に1回
注)血液透析日は透析後に投与する。