添付文書番号
5200051C1050_2_09
企業コード
270601
作成又は改訂年月
日本標準商品分類番号
875200
薬効分類名
漢方製剤
承認等
販売名
ジュンコウ 柴胡桂枝湯FCエキス細粒 医療用
販売名コード
販売名ひらがな
じゅんこう さいこけいしとうFCえきすさいりゅう いりょうよう
承認番号等
販売開始年月
貯法、有効期間
一般的名称
柴胡桂枝湯
組成・性状
組成
ジュンコウ 柴胡桂枝湯FCエキス細粒 医療用
有効成分 | 本剤は1日量6.0g中、下記生薬より抽出した水製乾燥エキス(柴胡桂枝湯エキス) 3.35gを含有する。 |
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有効成分 | 日局 サイコ 5g |
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有効成分 | 日局 ハンゲ 4g |
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有効成分 | 日局 ケイヒ 2.5g |
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有効成分 | 日局 シャクヤク 2.5g |
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有効成分 | 日局 オウゴン 2g |
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有効成分 | 日局 ニンジン 2g |
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有効成分 | 日局 タイソウ 2g |
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有効成分 | 日局 カンゾウ 1.5g |
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有効成分 | 日局 ショウキョウ 1g |
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添加剤 | トウモロコシデンプン、乳糖水和物 |
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製剤の性状
ジュンコウ 柴胡桂枝湯FCエキス細粒 医療用
剤形 | 細粒剤 |
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色調 | 灰褐色 |
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識別コード | FC10 |
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におい | 特異なにおい |
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味 | わずかに辛い |
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効能又は効果
多くは腹痛を伴う胃腸炎、微熱・寒け・頭痛・はき気などのある感冒、風邪の後期の症状
用法及び用量
通常、成人1日6.0gを2~3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
重要な基本的注意
本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避けること。
本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値等に十分留意すること。
他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。
特定の背景を有する患者に関する注意
妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等
高齢者
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
相互作用
併用注意(併用に注意すること)
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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カンゾウ含有製剤 芍薬甘草湯 補中益気湯 抑肝散 等 グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤 グリチルリチン酸一アンモニウム・グリシン・L-システイン グリチルリチン酸一アンモニウム・グリシン・DL-メチオニン配合錠 等 | 偽アルドステロン症があらわれやすくなる。また、低カリウム血症の結果として、ミオパチーがあらわれやすくなる。 | グリチルリチン酸は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が促進されることが考えられる。 |
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
重大な副作用
間質性肺炎(頻度不明)
咳嗽、呼吸困難、発熱、肺音の異常等があらわれた場合には、本剤の投与を中止し、速やかに胸部X線、胸部CT等の検査を実施するとともに副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。また、咳嗽、呼吸困難、発熱等があらわれた場合には、本剤の服用を中止し、ただちに連絡するよう患者に対し注意を行うこと。
偽アルドステロン症(頻度不明)
低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症があらわれることがあるので、観察(血清カリウム値の測定等)を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
ミオパチー(頻度不明)
低カリウム血症の結果としてミオパチーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、脱力感、四肢痙攣・麻痺等の異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)
AST、ALT、Al-P、γ-GTP等の著しい上昇を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
その他の副作用
| 頻度不明 |
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過敏症 | 発疹、発赤、瘙痒、蕁麻疹等 |
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消化器 | 下痢、便秘、消化不良等 |
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泌尿器 | 頻尿、排尿痛、血尿、残尿感、膀胱炎等 |
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その他の注意
臨床使用に基づく情報
類似処方の小柴胡湯では、インターフェロン-αとの併用例で間質性肺炎の副作用が多く報告されている。
取扱い上の注意
本剤の品質を保つため、できるだけ湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい所に保管すること。
開封後は特に湿気を避け、取扱いに注意すること。
本剤は生薬を原料としているので、色調等が異なることがある。
包装
文献請求先及び問い合わせ先
製造販売業者等
大杉製薬株式会社
大阪市阿倍野区天王寺町南1-1-2