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閲覧履歴

カンデサルタンOD錠4mg「明治」

持続性アンジオテンシンII受容体拮抗剤

1錠 11.9円

作成又は改訂年月

**
2019年9月改訂
(第6版)
*
2018年11月改訂

日本標準商品分類番号

872149(錠2mg・4mg・8mg・12mg、OD錠2mg・4mg・8mg・12mg)
872179(錠2mg・4mg・8mg、OD錠2mg・4mg・8mg)

日本標準商品分類番号等

2016年4月(錠2mg・4mg・8mg、OD錠2mg・4mg・8mg)

薬効分類名

持続性アンジオテンシンII受容体拮抗剤

承認等

販売名

カンデサルタン錠2mg「明治」

販売名コード

2149040F1352

承認・許可番号

22600AMX01015000
CANDESARTAN Tablets 2mg 「MEIJI」

薬価基準収載年月

2014年12月

販売開始年月

2014年12月

貯法・使用期限等

貯法
室温保存
使用期限
外箱等に最終年月表示

基準名

日本薬局方
カンデサルタン シレキセチル錠

規制区分

処方箋医薬品注1)
注1)注意−医師等の処方箋により使用すること

組成

1錠中に下記の成分を含有する。
有効成分
日局カンデサルタン シレキセチル2.0mg
添加物
乳糖水和物、トウモロコシデンプン、カルメロースカルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、クエン酸トリエチル、ステアリン酸マグネシウム

性状

剤形素錠
白色〜帯黄白色
外形:表
外形:裏
外形:側面
外形:直径(mm)7.0
外形:厚さ(mm)2.5
外形:重量(mg)125
識別コードMS
076

販売名

カンデサルタン錠4mg「明治」

販売名コード

2149040F2359

承認・許可番号

22600AMX01016000
CANDESARTAN Tablets 4mg 「MEIJI」

薬価基準収載年月

2014年12月

販売開始年月

2014年12月

貯法・使用期限等

貯法
室温保存
使用期限
外箱等に最終年月表示

基準名

日本薬局方
カンデサルタン シレキセチル錠

規制区分

処方箋医薬品注1)
注1)注意−医師等の処方箋により使用すること

組成

1錠中に下記の成分を含有する。
有効成分
日局カンデサルタン シレキセチル4.0mg
添加物
乳糖水和物、トウモロコシデンプン、カルメロースカルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、クエン酸トリエチル、ステアリン酸マグネシウム

性状

剤形割線入り素錠
白色〜帯黄白色
外形:表
外形:裏
外形:側面
外形:直径(mm)7.0
外形:厚さ(mm)2.5
外形:重量(mg)125
識別コードMS
077

販売名

カンデサルタン錠8mg「明治」

販売名コード

2149040F3355

承認・許可番号

22600AMX01017000
CANDESARTAN Tablets 8mg 「MEIJI」

薬価基準収載年月

2014年12月

販売開始年月

2014年12月

貯法・使用期限等

貯法
室温保存
使用期限
外箱等に最終年月表示

基準名

日本薬局方
カンデサルタン シレキセチル錠

規制区分

処方箋医薬品注1)
注1)注意−医師等の処方箋により使用すること

組成

1錠中に下記の成分を含有する。
有効成分
日局カンデサルタン シレキセチル8.0mg
*添加物
乳糖水和物、トウモロコシデンプン、カルメロースカルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、クエン酸トリエチル、ステアリン酸マグネシウム、黄色5号

性状

剤形割線入り素錠
ごくうすいだいだい色
外形:表
外形:裏
外形:側面
外形:直径(mm)7.0
外形:厚さ(mm)2.5
外形:重量(mg)125
識別コードMS
078

販売名

カンデサルタン錠12mg「明治」

販売名コード

2149040F4351

承認・許可番号

22600AMX01018000
CANDESARTAN Tablets 12mg 「MEIJI」

薬価基準収載年月

2014年12月

販売開始年月

2014年12月

貯法・使用期限等

貯法
室温保存
使用期限
外箱等に最終年月表示

基準名

日本薬局方
カンデサルタン シレキセチル錠

規制区分

処方箋医薬品注1)
注1)注意−医師等の処方箋により使用すること

組成

1錠中に下記の成分を含有する。
有効成分
日局カンデサルタン シレキセチル12.0mg
*添加物
乳糖水和物、トウモロコシデンプン、カルメロースカルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、クエン酸トリエチル、ステアリン酸マグネシウム、黄色5号

性状

剤形割線入り素錠
うすいだいだい色
外形:表
外形:裏
外形:側面
外形:直径(mm)7.0
外形:厚さ(mm)2.5
外形:重量(mg)125
識別コードMS
079

販売名

カンデサルタンOD錠2mg「明治」

販売名コード

2149040F5064

承認・許可番号

22700AMX00842000
CANDESARTAN OD Tablets 2mg 「MEIJI」

薬価基準収載年月

2015年12月

販売開始年月

2015年12月

貯法・使用期限等

貯法
室温保存
使用期限
外箱等に最終年月表示

規制区分

処方箋医薬品注1)
注1)注意−医師等の処方箋により使用すること

組成

1錠中に下記の成分を含有する。
有効成分
日局カンデサルタン シレキセチル2.0mg
添加物
乳糖水和物、トウモロコシデンプン、結晶セルロース、カルメロースカルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、クロスポビドン、クエン酸トリエチル、アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)、l-メントール、ステアリン酸マグネシウム
香料

性状

剤形素錠
白色〜帯黄白色
外形:表
外形:裏
外形:側面
外形:直径(mm)7.1
外形:厚さ(mm)2.6
外形:重量(mg)100

販売名

カンデサルタンOD錠4mg「明治」

販売名コード

2149040F6060

承認・許可番号

22700AMX00843000
CANDESARTAN OD Tablets 4mg 「MEIJI」

薬価基準収載年月

2015年12月

販売開始年月

2015年12月

貯法・使用期限等

貯法
室温保存
使用期限
外箱等に最終年月表示

規制区分

処方箋医薬品注1)
注1)注意−医師等の処方箋により使用すること

組成

1錠中に下記の成分を含有する。
有効成分
日局カンデサルタン シレキセチル4.0mg
添加物
乳糖水和物、トウモロコシデンプン、結晶セルロース、カルメロースカルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、クロスポビドン、クエン酸トリエチル、アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)、l-メントール、ステアリン酸マグネシウム
香料

性状

剤形割線入り素錠
白色〜帯黄白色
外形:表
外形:裏
外形:側面
外形:直径(mm)7.1
外形:厚さ(mm)2.6
外形:重量(mg)100

販売名

カンデサルタンOD錠8mg「明治」

販売名コード

2149040F7067

承認・許可番号

22700AMX00844000
CANDESARTAN OD Tablets 8mg 「MEIJI」

薬価基準収載年月

2015年12月

販売開始年月

2015年12月

貯法・使用期限等

貯法
室温保存
使用期限
外箱等に最終年月表示

規制区分

処方箋医薬品注1)
注1)注意−医師等の処方箋により使用すること

組成

1錠中に下記の成分を含有する。
有効成分
日局カンデサルタン シレキセチル8.0mg
*添加物
乳糖水和物、トウモロコシデンプン、結晶セルロース、カルメロースカルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、クロスポビドン、クエン酸トリエチル、アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)、l-メントール、ステアリン酸マグネシウム、黄色5号
香料

性状

剤形割線入り素錠
ごくうすいだいだい色
外形:表
外形:裏
外形:側面
外形:直径(mm)7.1
外形:厚さ(mm)2.6
外形:重量(mg)100

販売名

カンデサルタンOD錠12mg「明治」

販売名コード

2149040F8063

承認・許可番号

22700AMX00845000
CANDESARTAN OD Tablets 12mg 「MEIJI」

薬価基準収載年月

2015年12月

販売開始年月

2015年12月

貯法・使用期限等

貯法
室温保存
使用期限
外箱等に最終年月表示

規制区分

処方箋医薬品注1)
注1)注意−医師等の処方箋により使用すること

組成

1錠中に下記の成分を含有する。
有効成分
日局カンデサルタン シレキセチル12.0mg
*添加物
乳糖水和物、トウモロコシデンプン、結晶セルロース、カルメロースカルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、クロスポビドン、クエン酸トリエチル、アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)、l-メントール、ステアリン酸マグネシウム、黄色5号
香料

性状

剤形割線入り素錠
うすいだいだい色
外形:表
外形:裏
外形:側面
外形:直径(mm)7.1
外形:厚さ(mm)2.6
外形:重量(mg)100

一般的名称

カンデサルタン シレキセチル口腔内崩壊錠(OD錠のみ)

禁忌

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
アリスキレンフマル酸塩を投与中の糖尿病患者(ただし、他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く)[非致死性脳卒中、腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧のリスク増加が報告されている。](「重要な基本的注意」の項参照)

効能又は効果

効能又は効果に関連する使用上の注意

慢性心不全の場合
アンジオテンシン変換酵素阻害剤投与による前治療が行われていない患者における本剤の有効性は確認されておらず、本剤は、アンジオテンシン変換酵素阻害剤から切り替えて投与することを原則とする。
アンジオテンシン変換酵素阻害剤の効果が不十分な患者における本剤の有効性及び安全性、並びにアンジオテンシン変換酵素阻害剤と本剤を併用した場合の有効性及び安全性は確認されていない。

効能又は効果/用法及び用量

カンデサルタン錠2mg・4mg・8mg・12mg、OD錠2mg・4mg・8mg・12mg「明治」の場合
高血圧症
腎実質性高血圧症
カンデサルタン錠2mg・4mg・8mg、OD錠2mg・4mg・8mg「明治」の場合
下記の状態で、アンジオテンシン変換酵素阻害剤の投与が適切でない場合
慢性心不全(軽症〜中等症)

用法及び用量

カンデサルタン錠2mg・4mg・8mg・12mg、OD錠2mg・4mg・8mg・12mg「明治」の場合
高血圧症
<成人>
通常、成人には1日1回カンデサルタン シレキセチルとして4〜8mgを経口投与し、必要に応じ12mgまで増量する。ただし、腎障害を伴う場合には、1日1回2mgから投与を開始し、必要に応じ8mgまで増量する。
**<小児>
通常、1歳以上6歳未満の小児には1日1回カンデサルタン
シレキセチルとして0.05〜0.3mg/kgを経口投与する。
通常、6歳以上の小児には1日1回カンデサルタン シレキセチルとして2〜8mgを経口投与し、必要に応じ12mgまで増量する。ただし、腎障害を伴う場合には、低用量から投与を開始し、必要に応じて8mgまで増量する。
腎実質性高血圧症
通常、成人には1日1回カンデサルタン シレキセチルとして2mgから経口投与を開始し、必要に応じ8mgまで増量する。
カンデサルタン錠2mg・4mg・8mg、OD錠2mg・4mg・8mg「明治」の場合
下記の状態で、アンジオテンシン変換酵素阻害剤の投与が適切でない場合
慢性心不全(軽症〜中等症)
通常、成人には1日1回カンデサルタン シレキセチルとして4mgから経口投与を開始し、必要に応じ8mgまで増量できる。なお、原則として、アンジオテンシン変換酵素阻害剤以外による基礎治療は継続すること。

用法及び用量に関連する使用上の注意

**高血圧症の場合
小児に投与する場合には、成人の用量を超えないこと。
慢性心不全の場合
投与開始時の収縮期血圧が120mmHg未満の患者、腎障害を伴う患者、利尿剤を併用している患者、心不全の重症度の高い患者には、2mg/日から投与を開始すること。2mg/日投与は、低血圧関連の副作用に対する忍容性を確認する目的であるので4週間を超えて行わないこと。
本剤の投与により、一過性の急激な血圧低下を起こす場合があるので、初回投与時、及び4mg/日、8mg/日への増量時には、血圧等の観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止する等の適切な処置を行うこと。
OD錠は口腔内で崩壊するが、口腔粘膜から吸収されることはないため、唾液又は水で飲み込むこと。(「適用上の注意」の項参照)

使用上の注意

慎重投与

両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者(「重要な基本的注意」の項参照)
高カリウム血症の患者(「重要な基本的注意」の項参照)
**腎障害のある患者[過度の降圧により腎機能が悪化するおそれがあり、また、慢性心不全の臨床試験において、腎障害の合併が腎機能低下発現の要因であったことから、1日1回2mgから投与を開始するなど慎重に投与すること。](「小児等への投与」の項参照)
肝障害のある患者[肝機能が悪化するおそれがある。また、活性代謝物カンデサルタンのクリアランスが低下することが推定されているため、少量から投与を開始するなど慎重に投与すること。](【薬物動態】の項参照)
薬剤過敏症の既往歴のある患者
高齢者(「高齢者への投与」の項参照)

重要な基本的注意

高血圧症及び慢性心不全共通
両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者においては、腎血流量の減少や糸球体ろ過圧の低下により急速に腎機能を悪化させるおそれがあるので、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、使用は避けること。
高カリウム血症の患者においては、高カリウム血症を増悪させるおそれがあるので、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、使用は避けること。
また、腎機能障害、コントロール不良の糖尿病等により血清カリウム値が高くなりやすい患者では、高カリウム血症が発現するおそれがあるので、血清カリウム値に注意すること。
アリスキレンフマル酸塩を併用する場合、腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがあるため、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。なお、eGFRが60mL/min/1.73m2未満の腎機能障害のある患者へのアリスキレンフマル酸塩との併用については、治療上やむを得ないと判断される場合を除き避けること。
降圧作用に基づくめまい、ふらつきがあらわれることがあるので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させること。
手術前24時間は投与しないことが望ましい(アンジオテンシンII受容体拮抗剤投与中の患者は、麻酔及び手術中にレニン-アンジオテンシン系の抑制作用による高度な血圧低下を起こす可能性がある)。
高血圧症の場合
本剤の投与により、まれに血圧が急激に低下し、ショック、失神、一過性の意識消失や腎機能の低下を起こすおそれがあるので、特に次の患者に投与する場合は、少量より開始し、増量する場合は血圧、腎機能及び患者の状態を十分に観察しながら徐々に行うこと。(「重大な副作用」の項参照)
ア.血液透析中の患者
イ.厳重な減塩療法中の患者
ウ.利尿剤投与中の患者(特に最近利尿剤投与を開始した患者)
エ.低ナトリウム血症の患者
オ.腎障害のある患者
カ.心不全の患者
慢性心不全の場合
通常、ジギタリス製剤、利尿剤等と併用する。なお、本剤の単独投与での有用性は確立していない。
NYHA心機能分類IVの慢性心不全患者に対する本剤の有用性は確立していない(使用経験が少ない)。
大動脈弁狭窄症又は閉塞性肥大型心筋症のある患者は過度の血圧低下を来すと、症状が悪化するおそれがあるので、観察を十分に行うこと。
本剤の投与により、急激な血圧低下、腎機能低下あるいは貧血を起こすおそれがあるので、特に次の患者に投与する場合は、血圧、腎機能、貧血の指標(ヘモグロビン等)及び患者の状態を十分に観察しながら投与を開始し、慎重に増量すること。(「重大な副作用」の項参照)
ア.血液透析中の患者
イ.厳重な減塩療法中の患者
ウ.利尿剤投与中の患者(特に最近利尿剤投与を開始した患者)
エ.低ナトリウム血症の患者
オ.腎障害のある患者
カ.低血圧の患者
キ.NYHA心機能分類III等の比較的重症度の高い慢性心不全患者

相互作用

併用注意

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
カリウム保持性利尿剤(スピロノラクトン、トリアムテレン等)
エプレレノン
カリウム補給剤
血清カリウム値が上昇することがあるので注意すること。本剤のアルドステロン分泌抑制作用によりカリウム貯留作用が増強することによる。
危険因子:特に腎機能障害のある患者
利尿剤(フロセミド、トリクロルメチアジド等)利尿剤で治療を受けている患者に本剤を初めて投与する場合、降圧作用が増強するおそれがあるので、少量から開始するなど慎重に投与すること。利尿剤で治療を受けている患者にはレニン活性が亢進している患者が多く、本剤が奏効しやすい。
アリスキレンフマル酸塩腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがあるため、腎機能、血清カリウム値及び血圧を十分に観察すること。なお、eGFRが60mL/min/1.73m2未満の腎機能障害のある患者へのアリスキレンフマル酸塩との併用については、治療上やむを得ないと判断される場合を除き避けること。併用によりレニン-アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある。
アンジオテンシン変換酵素阻害剤腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがあるため、腎機能、血清カリウム値及び血圧を十分に観察すること。併用によりレニン-アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある。
リチウムリチウム中毒が報告されているので、リチウムと併用する場合には、血中のリチウム濃度に注意すること。腎尿細管におけるリチウムの再吸収が促進される。
次の薬剤により併用治療されている場合
1)アンジオテンシン変換酵素阻害剤及びβ遮断剤
2)ループ利尿剤及びカリウム保持性利尿剤
慢性心不全の臨床試験では、上記の併用に加え更に本剤を併用すると、立ちくらみ、ふらつき及び低血圧の発現頻度が高く、かつ程度が高いので、血圧を十分に観察すること。「重要な基本的注意」の項の「慢性心不全の場合」の(4)参照
非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)・COX-2選択的阻害剤(インドメタシン等)降圧作用が減弱することがある。非ステロイド性消炎鎮痛剤・COX-2選択的阻害剤は血管拡張作用を有するプロスタグランジンの合成を阻害することから、降圧作用を減弱させる可能性があると考えられている。
非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)・COX-2選択的阻害剤(インドメタシン等)腎障害のある患者では、さらに腎機能が悪化するおそれがある。非ステロイド性消炎鎮痛剤・COX-2選択的阻害剤のプロスタグランジン合成阻害作用により、腎血流量が低下するためと考えられている。

副作用

副作用等発現状況の概要

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

重大な副作用

(頻度不明)
血管浮腫
顔面、口唇、舌、咽・喉頭等の腫脹を症状とする血管浮腫があらわれることがあるので観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
ショック、失神、意識消失
ショック、血圧低下に伴う失神、意識消失があらわれることがあるので、観察を十分に行い、冷感、嘔吐、意識消失等があらわれた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。特に血液透析中、厳重な減塩療法中、利尿剤投与中あるいは心不全の患者では少量から投与を開始し、増量する場合は患者の状態を十分に観察しながら徐々に行うこと。
**急性腎障害
急性腎障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
高カリウム血症
重篤な高カリウム血症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
肝機能障害、黄疸
AST(GOT)、ALT(GPT)、γ−GTPの上昇等の肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
無顆粒球症
無顆粒球症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
横紋筋融解症
筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
間質性肺炎
発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常等を伴う間質性肺炎があらわれることがあるので、このような場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
低血糖
低血糖があらわれることがある(糖尿病治療中の患者であらわれやすい)ので、観察を十分に行い、脱力感、空腹感、冷汗、手の震え、集中力低下、痙攣、意識障害等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

その他の副作用

高血圧症の場合
過敏症注2)
頻度不明
発疹、湿疹、蕁麻疹、そう痒、光線過敏症
循環器
頻度不明
めまい注3)、ふらつき注3)、立ちくらみ注3)、動悸、ほてり、期外収縮、心房細動
精神神経系
頻度不明
頭痛、頭重感、不眠、眠気、舌のしびれ感、四肢のしびれ感
消化器
頻度不明
悪心、嘔吐、食欲不振、胃部不快感、心窩部痛、下痢、口内炎、味覚異常
肝臓
頻度不明
AST(GOT)、ALT(GPT)、AL−P、LDH、γ−GTPの上昇
血液
頻度不明
貧血、白血球減少、白血球増多、好酸球増多、血小板減少
腎臓
頻度不明
BUN、クレアチニンの上昇、蛋白尿
その他
頻度不明
怠感、脱力感、鼻出血、頻尿、浮腫、咳、血中カリウム上昇、総コレステロール上昇、血中CK(CPK)上昇、CRP上昇、血中尿酸上昇、血清総タンパク減少、低ナトリウム血症、腰背部痛、筋肉痛
注2)このような場合には投与を中止すること。
注3)このような場合には減量、休薬するなど適切な処置を行うこと。
慢性心不全の場合
慢性心不全例では高血圧例に比べ立ちくらみ、ふらつき、低血圧、腎機能異常及び貧血等があらわれやすく、血圧、腎機能及び貧血の指標(ヘモグロビン等)に留意し、必要に応じ本剤あるいは併用薬を減量、休薬するなど適切な処置を行うこと。なお、高血圧症の場合の副作用にも注意が必要である。
過敏症注2)
頻度不明
発疹、そう
循環器
頻度不明
立ちくらみ、低血圧、ふらつき、めまい、徐脈、動悸、期外収縮、ほてり
精神神経系
頻度不明
頭痛、眠気、不眠、頭重感、しびれ感
消化器
頻度不明
悪心、心窩部痛、便秘、胃潰瘍、口渇、味覚異常、嘔吐、食欲不振、胃部不快感
肝臓
頻度不明
γ-GTP上昇、ALT(GPT)、AST(GOT)、LDH、AL-Pの上昇
血液
頻度不明
貧血、白血球減少、好酸球増多、白血球増多、血小板減少
腎臓
頻度不明
BUN、クレアチニンの上昇、蛋白尿
その他
頻度不明
血中カリウム上昇、血中尿酸上昇、血中CK(CPK)上昇、怠感、脱力感、咳、浮腫、視覚異常、総コレステロール上昇、低ナトリウム血症、血清総タンパク減少
注2)このような場合には投与を中止すること。

高齢者への投与

高齢者では患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。[一般に過度の降圧は好ましくないとされている(脳梗塞等が起こるおそれがある)。]

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと。また、投与中に妊娠が判明した場合には、直ちに投与を中止すること。[妊娠中期及び末期に本剤を含むアンジオテンシンII受容体拮抗剤やアンジオテンシン変換酵素阻害剤を投与された高血圧症の患者で羊水過少症、胎児・新生児の死亡、新生児の低血圧、腎不全、高カリウム血症、頭蓋の形成不全及び羊水過少症によると推測される四肢の拘縮、頭蓋顔面の変形、肺の低形成等があらわれたとの報告がある。]
授乳中の婦人に投与することを避け、やむを得ず投与する場合には授乳を中止させること。[ラットの周産期及び授乳期に本剤を強制経口投与すると、10mg/kg/日以上の群で出生児に水腎症の発生増加が認められている。なお、ラットの妊娠末期のみ、あるいは授乳期のみに本剤を投与した場合、いずれも300mg/kg/日で出生児に水腎症の増加が認められている。]

小児等への投与

**低出生体重児、新生児又は乳児(1歳未満)に対する安全性は確立していない(低出生体重児、新生児、乳児に対しては使用経験が少ない)。
**糸球体ろ過量(GFR)が30mL/min/1.73m2未満の小児等に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。
**小児等の高血圧では腎機能異常を伴うことが多いため、腎機能及び血清カリウム値を注意深く観察すること。特に、腎機能に影響を及ぼす状態(発熱、脱水)の患者に本剤を投与する場合や血清カリウム値を上昇させる可能性がある他の薬剤と併用する場合は注意すること。(「慎重投与」の項3.及び「相互作用」の項参照)

適用上の注意

薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]
服用時
OD錠は舌の上にのせ唾液を湿潤させ、唾液のみで服用可能である。また、水で服用することもできる。
OD錠は寝たままの状態では、水なしで服用させないこと。

薬物動態

生物学的同等性試験
カンデサルタン錠2mg「明治」と標準製剤、カンデサルタン錠4mg「明治」と標準製剤、カンデサルタン錠8mg「明治」と標準製剤、カンデサルタン錠12mg「明治」と標準製剤、カンデサルタンOD錠4mg「明治」と標準製剤、カンデサルタンOD錠8mg「明治」と標準製剤又はカンデサルタンOD錠12mg「明治」と標準製剤を、クロスオーバー法によりそれぞれ1錠(カンデサルタン シレキセチルとして2mg、4mg、8mg又は12mg)健康成人男子に絶食単回経口投与して血漿中活性代謝物のカンデサルタン濃度を測定した。得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、いずれもlog(0.80)〜log(1.25)の範囲内であり、それぞれ両剤の生物学的同等性が確認された。
なお、カンデサルタンOD錠4mg「明治」、カンデサルタンOD錠8mg「明治」及びカンデサルタンOD錠12mg「明治」は、水あり及び水なしで投与した1〜7)
また、カンデサルタンOD錠2mg「明治」は、「含量が異なる経口固形製剤の生物学的同等性試験ガイドライン」(平成24年2月29日付、薬食審査発0229第10号)に基づき、カンデサルタンOD錠4mg「明治」を標準製剤としたとき、溶出挙動が等しく、生物学的に同等とみなされた8)
カンデサルタン錠2mg「明治」、カンデサルタン錠4mg「明治」、カンデサルタン錠8mg「明治」、カンデサルタン錠12mg「明治」

図1 2mg錠投与時の血漿中カンデサルタン濃度推移

図2 4mg錠投与時の血漿中カンデサルタン濃度推移

図3 8mg錠投与時の血漿中カンデサルタン濃度推移

図4 12mg錠投与時の血漿中カンデサルタン濃度推移
(表1参照)
カンデサルタンOD錠4mg「明治」、カンデサルタンOD錠8mg「明治」、カンデサルタンOD錠12mg「明治」

図5 4mgOD錠投与時の血漿中カンデサルタン濃度推移
(水あり服用)

図6 4mgOD錠投与時の血漿中カンデサルタン濃度推移
(水なし服用)

図7 8mgOD錠投与時の血漿中カンデサルタン濃度推移
(水あり服用)

図8 8mgOD錠投与時の血漿中カンデサルタン濃度推移
(水なし服用)

図9 12mgOD錠投与時の血漿中カンデサルタン濃度推移
(水あり服用)

図10 12mgOD錠投与時の血漿中カンデサルタン濃度推移
(水なし服用)
(表2参照)
血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
**血中濃度
本態性高血圧症患者8例(38〜68歳)に、1日1回4mgを朝食後に初回投与し、さらに1日休薬後連日7日間反復投与した時、いずれも血中には活性代謝物のカンデサルタン及び非活性代謝物
M−IIが検出されるが、未変化体はほとんど検出されない。1日目(初回投与後)及び9日目(7日間反復投与後)のカンデサルタンの血中濃度は図のとおりで、投与4〜6時間後にピークに達した後、徐々に低下する9)

(表3参照)
高齢本態性高血圧症患者(65〜70歳)6例に1日1回4mgを朝食後に初回投与し、さらに1日休薬後連日7日間反復投与した時においても、血中濃度は本態性高血圧症患者の場合とほとんど差は認められない10)。また、腎障害(血清クレアチニン:0.6〜3.6mg/dL)を伴う高血圧症患者18例及び肝障害(ICGR15:15.0〜28.0%)を伴う高血圧症患者8例に1日1回4mgを同様に投与した場合においても、血中濃度は本態性高血圧症患者の場合とほとんど差は認められない11,12)
[血中カンデサルタン濃度測定値を用いたPopulation Pharmacokinetics(PPK)解析]
健康成人男子延べ168例、本態性高血圧症及び高齢本態性高血圧症患者延べ30例、腎障害を伴う高血圧症患者18例、肝障害を伴う高血圧症患者8例、計224例から得られた2,886時点の血中カンデサルタン濃度測定値を用いて、性、年齢、体重、肝機能指標(AST(GOT)、ALT(GPT))、腎機能指標(血清クレアチニン、BUN)、血中アルブミン値及び高血圧の有無とカンデサルタンのクリアランス、分布容積、相対的バイオアベイラビリティとの関連性を検討した結果、肝障害患者(AST(GOT)値>40又はALT(GPT)値>35)におけるクリアランスが45%低下することが推定されている13)
**尿中排泄率
本態性高血圧症患者(38〜68歳)8例、高齢本態性高血圧症患者(65〜70歳)6例、腎障害を伴う高血圧症患者18例、肝障害を伴う高血圧症患者8例に1日1回4mgを朝食後に初回投与し、さらに1日休薬後連日7日間反復投与した時、いずれも尿中には未変化体は検出されず、活性代謝物のカンデサルタン及び非活性代謝物M−IIが排泄される。投与24時間までの尿中カンデサルタン及びM−IIの総排泄率は本態性高血圧症患者で11〜12%、高齢本態性高血圧症患者では10〜12%、肝障害を伴う高血圧症患者で約10〜11%であり、ほとんど差は認めない。腎障害を伴う高血圧症患者の尿中排泄率は、血清クレアチニン3.0mg/dL以上の患者では1日目1.1%、9日目1.8%で、血清クレアチニン1.5mg/dL未満の腎機能正常例では1日目6.8%、9日目9.3%であった。以上の反復投与時の血中濃度、尿中排泄率からみて、本態性高血圧症患者、高齢本態性高血圧症患者、肝障害を伴う高血圧症患者及び腎障害を伴う高血圧症患者ともに蓄積性は認められないと考えられる9〜12)
**血中ジゴキシン濃度に及ぼす影響
メチルジゴキシン使用中の慢性心不全患者(54〜74歳)5例にカンデサルタン シレキセチル錠1日1回4mgを朝食後に初回投与し、さらに1日休薬後連日7日間反復投与した時においても、血中ジゴキシン濃度はカンデサルタン シレキセチル錠非投与時に比較して増加は認められない。また、カンデサルタンの血中濃度は本態性高血圧症患者にカンデサルタン シレキセチル錠を単独投与した場合とほとんど差は認められない14,15)
**代謝
カンデサルタン シレキセチルはカルボキシルエステラーゼにより活性代謝物カンデサルタンに代謝され、さらに一部がCYP2C9により非活性代謝物M−IIに代謝されるが、本態性高血圧症患者に本薬を投与したときのM−IIの血中濃度及び尿中排泄率はカンデサルタンの血中濃度及び尿中排泄率に比べ低く、CYP2C9の遺伝的多型によるカンデサルタンの血中濃度への影響は少ないと考えられる13)
**蛋白結合率
14C]カンデサルタンをヒトの血清、4%ヒト血清アルブミン溶液に添加した時の蛋白結合率は、ともに99%以上である(in vitro13)
溶出挙動
カンデサルタン錠2mg「明治」、カンデサルタン錠4mg「明治」、カンデサルタン錠8mg「明治」及びカンデサルタン錠12mg「明治」は、日本薬局方医薬品各条に定められたカンデサルタン シレキセチル錠の溶出規格に適合していることが確認されている16)
表1 薬物動態パラメータ
 被験者数判定パラメータ
AUCt
(ng・hr/mL)
判定パラメータ
Cmax
(ng/mL)
参考パラメータ
Tmax
(hr)
参考パラメータ
T1/2
(hr)
カンデサルタン錠2mg「明治」24283.1±84.527.60±7.864.5±1.112.8±3.8
標準製剤
(錠剤、2mg)
24251.5±68.423.96±6.015.0±1.012.5±4.4
カンデサルタン錠4mg「明治」22366.8±72.433.28±5.845.0±1.011.4±3.6
標準製剤
(錠剤、4mg)
22382.1±85.835.57±10.774.5±1.211.4±3.3
カンデサルタン錠8mg「明治」21866.0±192.980.10±22.144.9±1.210.5±3.3
標準製剤
(錠剤、8mg)
21882.8±190.184.80±29.544.5±1.511.5±3.8
カンデサルタン錠12mg「明治」201221±296101.5±34.14.8±1.49.0±1.8
標準製剤
(錠剤、12mg)
201253±313102.9±33.75.4±1.310.0±2.8
Mean±S.D.
表2 薬物動態パラメータ
  被験者数判定パラメータ
AUCt
(ng・hr/mL)
判定パラメータ
Cmax
(ng/mL)
参考パラメータ
Tmax
(hr)
参考パラメータ
T1/2
(hr)
水あり服用カンデサルタンOD錠4mg「明治」24479.5±130.748.03±15.754.1±1.012.2±2.2
水あり服用標準製剤
(錠剤、4mg)
24460.6±130.942.34±13.404.6±1.212.2±2.4
水なし服用カンデサルタンOD錠4mg「明治」24443.0±121.739.71±12.095.0±1.410.2±1.9
水なし服用標準製剤
(錠剤、4mg)
24424.3±87.938.05±11.335.3±1.110.5±2.0
水あり服用カンデサルタンOD錠8mg「明治」23920.9±255.483.19±25.005.2±1.010.3±2.3
水あり服用標準製剤
(錠剤、8mg)
23938.2±256.580.93±24.175.3±1.411.5±3.3
水なし服用カンデサルタンOD錠8mg「明治」24926.7±179.487.55±24.614.8±1.111.4±3.5
水なし服用標準製剤
(錠剤、8mg)
24880.3±169.181.31±22.524.9±1.211.7±4.5
水あり服用カンデサルタンOD錠12mg「明治」241297±330116.2±41.25.1±1.310.1±3.2
水あり服用標準製剤
(錠剤、12mg)
241220±301107.4±42.75.3±1.211.1±4.2
水なし服用カンデサルタンOD錠12mg「明治」241456±365126.7±36.15.6±1.311.3±3.5
水なし服用標準製剤
(錠剤、12mg)
241406±418120.6±42.15.5±1.413.0±8.4
※水で服用
Mean±S.D.
**表3
測定物質投与日Cmax
(ng/mL)
Tmax
(hr)
AUC0〜30hr
(ng・hr/mL)
T1/2α
(hr)
T1/2β
(hr)
カンデサルタン1日目55.1±19.95.0±1.1428±91b)2.2±1.49.5±5.1
カンデサルタン9日目55.7±14.14.5±1.3509±1512.0±0.711.2±7.2
M-II1日目8.3±2.78.0±1.9136±48b)――8.9±2.6a)
M-II9日目10.9±3.46.8±1.5197±64――13.7±6.1a)
**(平均値±標準偏差,n=8)
**a)コンパートメントモデルにより推定した。
**b)n=7

薬効薬理

**降圧作用機序
カンデサルタン シレキセチルの降圧作用は、生体内で吸収過程において速やかに加水分解され活性代謝物カンデサルタンとなり、主に血管平滑筋のアンジオテンシンIIタイプ1(AT1)受容体においてアンジオテンシンIIと拮抗し、その強力な血管収縮作用を抑制することによって生ずる末梢血管抵抗の低下による。さらに、AT1受容体を介した副腎でのアルドステロン遊離に対する抑制作用も降圧作用に一部関与していると考えられる17〜19)
**レニン-アンジオテンシン系に及ぼす影響
高血圧症患者74例(本態性高血圧症56例、腎障害を伴う高血圧症患者18例)を対象に、カンデサルタン シレキセチル錠1日1回1〜12mgの反復投与試験の結果、血漿レニン活性、血漿アンジオテンシンI濃度及び血漿アンジオテンシンII濃度の上昇がみられている9〜11,20,21)
**心血行動態、腎機能及び脳血流量に及ぼす影響
本態性高血圧症患者10例を対象に、カンデサルタン シレキセチル錠1日1回2〜8mgの反復投与の結果、収縮期血圧、拡張期血圧の低下、左室心筋重量、末梢血管抵抗の減少がみられた他には、心拍出量、左室駆出分画等の心機能値には影響がみられない22)。本態性高血圧症患者11例にカンデサルタン シレキセチル錠1日1回4〜8mgの反復投与の結果、降圧時にも腎血管抵抗、腎血流量、糸球体濾過値に影響はみられず23)、脳血管障害を有する本態性高血圧症患者15例に、カンデサルタン シレキセチル錠1日1回2〜8mgの反復投与の結果、降圧時にも脳血流量に影響はみられない24)

有効成分に関する理化学的知見

性 状
カンデサルタン シレキセチルは白色の結晶又は結晶性の粉末である。
本品は酢酸(100)にやや溶けやすく、メタノールにやや溶けにくく、エタノール(99.5)に溶けにくく、水にほとんど溶けない。
本品のメタノール溶液(1→100)は旋光性を示さない。
本品は結晶多形が認められる。
一般名
カンデサルタン シレキセチル Candesartan Cilexetil
化学名
(1RS)-1-(Cyclohexyloxycarbonyloxy)ethyl 2-ethoxy-1-{[2'-(1H-tetrazol-5-yl)biphenyl-4-yl]methyl}-1H-benzimidazole-7-carboxylate
分子式
C33H34N6O6
分子量
610.66
構造式

取扱い上の注意

安定性試験
最終包装製品を用いた加速試験(40℃、相対湿度75%、6ヵ月)の結果、カンデサルタン錠2mg「明治」、カンデサルタン錠4mg「明治」、カンデサルタン錠8mg「明治」及びカンデサルタン錠12mg「明治」は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された25〜28)
最終包装製品を用いた長期保存試験(25℃、相対湿度60%、24ヵ月)の試験結果を用い、「安定性データの評価に関するガイドライン」(平成15年6月3日付、医薬審発第0603004号)に基づく統計解析を実施した結果、カンデサルタンOD錠2mg「明治」、カンデサルタンOD錠4mg「明治」、カンデサルタンOD錠8mg「明治」及びカンデサルタンOD錠12mg「明治」は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された29〜32)

包装

カンデサルタン錠2mg「明治」
PTP包装 100錠(10錠×10シート)
バラ包装(ボトル入) 100錠
カンデサルタン錠4mg「明治」
PTP包装 100錠(10錠×10シート) 500錠(10錠×50シート)
バラ包装(ボトル入) 300錠
カンデサルタン錠8mg「明治」
PTP包装 100錠(10錠×10シート) 500錠(10錠×50シート)
バラ包装(ボトル入) 300錠
カンデサルタン錠12mg「明治」
PTP包装 100錠(10錠×10シート)
バラ包装(ボトル入) 100錠
カンデサルタンOD錠2mg「明治」
PTP包装 100錠(10錠×10シート)
カンデサルタンOD錠4mg「明治」
PTP包装 100錠(10錠×10シート)
カンデサルタンOD錠8mg「明治」
PTP包装 100錠(10錠×10シート)
カンデサルタンOD錠12mg「明治」
PTP包装 100錠(10錠×10シート)

主要文献及び文献請求先

主要文献

1
カンデサルタン錠2mg「明治」の生物学的同等性試験に関する資料(社内資料)
2
カンデサルタン錠4mg「明治」の生物学的同等性試験に関する資料(社内資料)
3
カンデサルタン錠8mg「明治」の生物学的同等性試験に関する資料(社内資料)
4
カンデサルタン錠12mg「明治」の生物学的同等性試験に関する資料(社内資料)
5
カンデサルタンOD錠4mg「明治」の生物学的同等性試験に関する資料(社内資料)
6
カンデサルタンOD錠8mg「明治」の生物学的同等性試験に関する資料(社内資料)
7
カンデサルタンOD錠12mg「明治」の生物学的同等性試験に関する資料(社内資料)
8
カンデサルタンOD錠2mg「明治」の溶出性(生物学的同等性試験)に関する資料(社内資料)
9
**鈴木 伸ほか:臨床医薬.1996;12(11):2413-2428
10
**青井 渉:臨床医薬.1996;12(11):2429-2441
11
**藤島正敏ほか:臨床医薬.1996;12(15):3333-3352
12
**梶原英二ほか:臨床医薬.1996;12(15):3353-3368
13
第十七改正日本薬局方解説書.2016:C-1368-C-1373
14
**血中ジゴキシン濃度に及ぼす影響(ブロプレス:申請資料概要ヘ.1.(1).1))
15
**安保泰宏ほか:新薬と臨牀.1996;45(9):1662-1668
16
社内資料:カンデサルタン錠2mg・4mg・8mg・12mg「明治」の溶出性(日本薬局方溶出試験)に関する資料
17
**野田昌邦ほか:薬理と治療.1996;24(10):2215-2220
18
**柴生田由美子ほか:薬理と治療.1996;24(10):2207-2213
19
**Wada,T.,et al.:Eur.J.Pharmacol.1994;253:27-34
20
**荒川規矩男ほか:臨床医薬.1996;12(11):2195-2211
21
**荒川正昭ほか:臨床医薬.1996;12(11):2267-2296
22
**三ツ浪健一ほか:新薬と臨牀.1996;45(9):1655-1661
23
**伊勢拓之ほか:臨床医薬.1996;12(15):3265-3280
24
**田川皓一ほか:臨床医薬.1996;12(15):3319-3331
25
社内資料:カンデサルタン錠2mg「明治」の安定性に関する資料
26
社内資料:カンデサルタン錠4mg「明治」の安定性に関する資料
27
社内資料:カンデサルタン錠8mg「明治」の安定性に関する資料
28
社内資料:カンデサルタン錠12mg「明治」の安定性に関する資料
29
社内資料:カンデサルタンOD錠2mg「明治」の安定性に関する資料
30
社内資料:カンデサルタンOD錠4mg「明治」の安定性に関する資料
31
社内資料:カンデサルタンOD錠8mg「明治」の安定性に関する資料
32
社内資料:カンデサルタンOD錠12mg「明治」の安定性に関する資料

文献請求先

文献請求先・製品情報お問い合わせ先
主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求下さい。

Meiji Seika ファルマ株式会社 くすり相談室
〒104-8002 東京都中央区京橋2-4-16
フリーダイヤル(0120)093-396 電話(03)3273-3539
FAX(03)3272-2438

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

製造販売元
Meiji Seika ファルマ株式会社
東京都中央区京橋2-4-16

先発薬

後発薬

                                                                                                                                                                                                       

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