抗悪性腫瘍剤、ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)阻害剤
1カプセル 37261.4円
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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強いCYP3A阻害剤(アゾール系抗真菌剤(イトラコナゾール、ボリコナゾール、ケトコナゾール※等)、リトナビル、サキナビル、クラリスロマイシン等) | 本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、併用する場合には、減量を考慮するとともに、患者の状態をより慎重に観察し、有害事象の発現に十分注意すること。(【薬物動態】の項参照) | これらの薬剤の強いCYP3A阻害作用により、本剤の代謝・排泄が阻害されると考えられる。 |
強いCYP3A誘導剤(リファンピシン、カルバマゼピン、フェノバルビタール、フェニトイン、リファブチン、セイヨウオトギリソウ〔St.John'sWort(セント・ジョーンズ・ワート)〕含有食品等) | 本剤の血中濃度が低下するおそれがあるので、併用を避けることが望ましい。(【薬物動態】の項参照) | これらの薬剤のCYP3A誘導作用により、本剤の代謝が促進されると考えられる。 |
CYP2D6の基質(デキストロメトルファン、タモキシフェン、プロパフェノン、リスペリドン等) | これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、併用する場合には、患者の状態を注意深く観察すること。(【薬物動態】の項参照) | 本剤によるCYP2D6阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害されると考えられる。 |
抗不整脈薬(アミオダロン、ジソピラミド、プロカインアミド、キニジン、ソタロール等) QT間隔を延長させることが知られている他の薬剤(クラリスロマイシン、メサドン、モキシフロキサシン、ベプリジル、ピモジド等) | 本剤を併用した場合、相加的なQT間隔延長を起こすことがあるため、併用を避けることが望ましい。 | これらの薬剤ではQT間隔を延長するとの報告がある。 |
QT間隔を延長させることが知られている制吐剤(オンダンセトロン、トロピセトロン) | 本剤を併用した場合、相加的なQT間隔延長を起こすことがあるため、併用する場合には、患者の状態を注意深く観察すること。 | これらの薬剤ではQT間隔を延長するとの報告がある。 |
Cmax (ng/mL) | Tmax※ (h) | AUC0-48h (ng・h/mL) | T1/2 (h) | |
1日目 (n=13) | 10.8±5.7 (9.16) | 2.00 (0.5-4.0) | 81.8±28.2 (76.0) | 15.4±2.3 (15.2) |
8日目 (n=12) | 16.4±6.8 (15.3) | 2.02 (0.5-4.0) | 123±33.8 (119) | 17.0±3.7 (16.7) |