1
中川 美聡ほか:臨床医薬.2017;33(3):277-286
2
Damle B,et al.:Clin Cancer Res.2001;7(3):517-523
還元型葉酸製剤
1錠 484.9円
有効成分 | 1錠中 |
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有効成分 | 日局 ホリナートカルシウム水和物… 27.0mg ホリナートとして 25.0mg |
添加剤 | 乳糖水和物、軽質無水ケイ酸、ヒドロキシプロピルセルロース、黄色三二酸化鉄、D-マンニトール、酸化チタン、ステアリン酸マグネシウム、その他3成分 |
剤形 | 素錠 |
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色調 | 淡黄白色 |
外形 | 表面 裏面 側面 |
大きさ | 大きさ(直径) 8.0mm 大きさ(厚さ) 3.5mm |
質量 | 180mg |
識別コード | Tw370 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤 (ティーエスワン) | 早期に重篤な血液障害や下痢、口内炎等の消化管障害等が発現するおそれがあるので、テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤投与中及び投与中止後少なくとも7日以内は本療法を施行しないこと。 | ギメラシルがフルオロウラシルの異化代謝を阻害し、血中フルオロウラシル濃度が著しく上昇する。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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フェニトイン | フェニトイン中毒(嘔気・嘔吐、眼振、運動障害等)が発現することがある。必要に応じてフェニトインの血中濃度を測定し、フェニトインの用量調節を行い、注意して投与すること。異常が認められた場合には本療法を中止するなど適切な処置を行うこと。 | テガフールによってフェニトインの代謝が抑制され、フェニトインの血中濃度が上昇する。 |
ワルファリンカリウム | テガフールがワルファリンカリウムの作用を増強することがあるので、凝固能の変動に注意すること。 | 機序は不明である。 |
他の抗悪性腫瘍剤、放射線照射 | 消化管障害、血液障害等の副作用が増強することがあるので、患者の状態を十分に観察すること。異常が認められた場合には減量、休薬等の適切な処置を行うこと。 | 副作用が相互に増強される。 |
葉酸代謝拮抗剤(スルファメトキサゾール・トリメトプリム等) | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | ホリナートによって葉酸代謝拮抗作用が減弱するためと考えられる。 |
5%以上 | 0.1~5%未満 | 頻度不明注1) | |
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血液 | 赤血球減少、血色素減少、ヘマトクリット値減少、好中球減少、好酸球増多、リンパ球減少 | 好塩基球増多 | 平均赤血球容積(MCV)増加 |
肝臓 | 肝機能障害(AST、ALTの上昇等)、総ビリルビン上昇、Al-P上昇 | 黄疸、脂肪肝 | |
腎臓 | 蛋白尿 | 腎機能障害(BUN、クレアチニンの上昇等) | 血尿 |
消化器 | 食欲不振、悪心・嘔吐、下痢、口内炎、便秘、味覚異常 | 腹痛、心窩部痛、腹部膨満感、胃不快感、胃重感、舌炎、口唇炎 | 胸やけ、口角炎、口渇、胃炎、嚥下困難、腹鳴 |
精神神経系 | 倦怠感 | 頭痛、頭重感、耳鳴 | 眩暈、しびれ、興奮、末梢性ニューロパチー |
皮膚注2) | 色素沈着 | 皮膚炎、皮膚の乾燥、手足症候群 | 皮膚びらん、角化、紅潮、光線過敏症、水疱、DLE様皮疹、爪の異常、脱毛、浮腫 |
過敏症 | 発疹、そう痒 | 蕁麻疹、発赤 | |
循環器 | 動悸、胸痛、胸内苦悶感、心電図異常(ST上昇等) | ||
その他 | 総蛋白低下、LDH上昇、発熱、血糖値上昇、糖尿、血清ナトリウム低下、血清カルシウム低下 | 頻尿、血清カリウム上昇、血清カリウム低下、血清クロール上昇、血清クロール低下、血清カルシウム上昇 | 血痰、高トリグリセリド血症、高コレステロール血症、無月経、関節痛、灼熱感、結膜充血、咳・痰、血清尿酸値上昇、女性型乳房、筋肉痛、CK上昇 |
判定パラメータ | 参考パラメータ | |||
AUC0-2.5 (ng・hr/mL) | Cmax (ng/mL) | Tmax (hr) | T1/2 (hr) | |
ホリナート錠25mg「トーワ」 | 13.26±3.67 | 16.26±5.09 | 0.41±0.09 | 0.62±0.08 |
ロイコボリン錠25mg | 14.12±6.06 | 16.38±6.91 | 0.45±0.14 | 0.61±0.08 |