添付文書番号
3136402A3190_1_03
企業コード
530169
作成又は改訂年月
日本標準商品分類番号
873136
薬効分類名
ビタミンB12製剤
承認等
販売名
シアノコバラミン注射液1mg「日医工」
販売名コード
販売名英字表記
Cyanocobalamin Injection
販売名ひらがな
しあのこばらみんちゅうしゃえき1mg「にちいこう」
承認番号等
販売開始年月
貯法、有効期間
基準名
規制区分
一般的名称
シアノコバラミン注射液
禁忌(次の患者には投与しないこと)
組成・性状
組成
シアノコバラミン注射液1mg「日医工」
有効成分 | 1管(1mL)中 シアノコバラミン 1mg(1,000μg) |
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添加剤 | 等張化剤、pH調節剤 |
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製剤の性状
シアノコバラミン注射液1mg「日医工」
pH | 4.0~5.5 |
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浸透圧比 | 約0.7 (生理食塩液に対する比) |
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剤形・性状 | 水性注射剤 淡赤色~赤色澄明の液 |
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効能又は効果
(1)ビタミンB12欠乏症の予防及び治療
(2)ビタミンB12の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、甲状腺機能亢進症、妊産婦、授乳婦など)
(3)巨赤芽球性貧血
(4)広節裂頭条虫症
(5)悪性貧血に伴う神経障害
(6)吸収不全症候群(スプルー等)
(7)下記疾患のうち、ビタミンB12の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
・栄養性及び妊娠性貧血
・胃切除後の貧血
・肝障害に伴う貧血
・放射線による白血球減少症
・神経痛
・末梢神経炎、末梢神経麻痺
(7)の適応に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
用法及び用量
シアノコバラミンとして、通常成人1回1,000μgまでを皮下、筋肉内又は静脈内注射する。
なお、年令・症状により適宜増減する。
特定の背景を有する患者に関する注意
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
重大な副作用
その他の副作用
適用上の注意
薬剤投与時の注意
筋肉内注射時
組織・神経などへの影響を避けるため、以下の点に注意すること。
薬効薬理
作用機序
ビタミンB12である。多くの代謝系に関与し、正常な発育、造血、神経組織のミエリン鞘形成等に重要な役割を果たしている。DNA合成過程で必要な葉酸を活性化することにより、間接的にDNA合成に関与するほか、メチルマロニルCoAからサクシニルCoAへの転換反応に関与することによって造血機能を促進する。また、還元型SH基の保護、メチオニン合成時の役割を介して蛋白合成にも影響を及ぼし、髄鞘の形成促進作用、グリア細胞での核酸・蛋白代謝を改善する。
有効成分に関する理化学的知見
一般的名称
シアノコバラミン(Cyanocobalamin)
化学名
Coα-[α-(5,6-Dimethyl-1H-benzimidazol-1-yl)]-Coβ-cyanocobamide
分子式
C63H88CoN14O14P
分子量
1355.37
性状
暗赤色の結晶又は粉末である。
水にやや溶けにくく、エタノール(99.5)に溶けにくい。
吸湿性である。
化学構造式
取扱い上の注意
包装
主要文献
1
第十八改正日本薬局方解説書 廣川書店 2021;C2147-C2152
文献請求先及び問い合わせ先
製造販売業者等