作成又は改訂年月
日本標準商品分類番号
日本標準商品分類番号等
1979年2月
薬効分類名
承認等
酸化亜鉛「ヤマゼン」
販売名コード
承認・許可番号
薬価基準収載年月
薬価基準収載
販売開始年月
貯法・使用期限等
基準名
組成
性状
一般的名称
禁忌
重度又は広範囲の熱傷[酸化亜鉛が創傷部位に付着し、組織修復を遷延させることがある]
患部が湿潤している場合[酸化亜鉛が創傷部位に付着し、組織修復を遷延させることがある]
効能又は効果
効能又は効果/用法及び用量
軽度の皮膚病変の収れん・消炎・保護・緩和な防腐
外用散剤(散布剤)として15〜100%
軟膏剤・液剤(懸濁剤・リニメント剤・ローション剤)として2〜60%
上記濃度に調製し、いずれも症状に応じ、1日1〜数回患部に適用する。
使用上の注意
副作用
副作用等発現状況の概要
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
その他の副作用
種類 | 頻度不明 |
過敏症 | 過敏症状注) |
皮膚 | 発疹、刺激感等注) |
注)このような症状があらわれた場合には使用を中止すること。
適用上の注意
誤って吸入しないよう注意させること。
目には使用しないこと
*薬効薬理
収れん・消炎・保護・防腐作用
皮膚のタンパク質と結合して皮膜を形成し、収れん、消炎、保護並びに緩和な防腐作用をあらわす。また、浸出液の吸収及び分泌抑制により、創面又は潰瘍面等を乾燥させる。
外用散剤
デンプン配合剤は作用を緩和にかつ散布しやすくした製剤で、浸出液を吸収し、局所を乾燥させるが、湿潤性病変には適さない(デンプンの保湿作用により、患部を悪化させることがある)。
軟膏・チンク油
酸化亜鉛の作用に加え、皮膚軟化性及び皮膚密着性を持ち、痂皮を軟化し、炎症を消退させ、肉芽形成・表皮形成を促進させて皮膚疾患を改善する。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
酸化亜鉛(Zinc Oxide)
分子式
ZnO
分子量
81.39
性状
本品は白色の結晶性の粉末で、におい及び味はない。水、エタノール、氷酢酸又はエーテルにほとんど溶けず、希塩酸又は水酸化ナトリウム試液に溶ける。本品は空気中で徐々に二酸化炭素を吸収する。
取扱い上の注意
配合変化
本品は脂肪中の脂肪酸と徐々に反応してオレイン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛などの塊となる。またバニシンクリームに配合すると、製品は乾燥性となって割れやすくなる。これを防ぐには少量の流動パラフィンを加える。亜鉛華軟膏にラノリンを加えるのも同じ目的である。
包装
主要文献及び文献請求先
主要文献
文献請求先
山善製薬株式会社 学術室
〒541−0045 大阪市中央区道修町2丁目2番4号
電話(06)6231−1821
FAX(06)6231−1824
製造販売業者の氏名又は名称及び住所
製造販売元
山善製薬株式会社
大阪市中央区道修町2丁目2番4号