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0.1W/V%ハイジール水

外用殺菌消毒剤(滅菌製剤)

1mL 0.52円

作成又は改訂年月

2014年10月改訂
(第3版)

日本標準商品分類番号

872619

日本標準商品分類番号等

1982年8月

薬効分類名

外用殺菌消毒剤(滅菌製剤)

承認等

販売名

0.1W/V%ハイジール水

販売名コード

2619716Q5040

承認・許可番号

21500AMZ00197
0.1W/V% Hygieel Water

薬価基準収載年月

2003年7月

販売開始年月

2003年8月

貯法・使用期限等

貯法
遮光し、室温保存
使用期限
3年(表示の使用期限を参照すること。)
注意
取扱い上の注意の項参照

組成

アルキルジアミノエチルグリシン塩酸塩0.1W/V%
及び添加物としてpH調整剤 含有。

性状

無色〜微黄色澄明の液で、わずかに特異なにおいがある。
比重 d20・20:約1.00
pH:7.0〜9.0

一般的名称

アルキルジアミノエチルグリシン塩酸塩製剤

効能又は効果

効能又は効果/用法及び用量

アルキルジアミノエチルグリシン塩酸塩として下記の濃度になるように水で希釈、又はそのままで、次のように使用する。
効能・効果用法・用量
医療機器の消毒0.05〜0.1%溶液に10〜15分間浸漬する。
なお、結核領域において、本剤は用いない。
手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒0.05〜0.1%溶液を布片で塗布・清拭するか、又は噴霧する。なお、結核領域において、本剤は用いない。
手指・皮膚の消毒0.05〜0.1%溶液で約5分間洗った後、滅菌ガーゼあるいは布片で清拭する。
手術部位(手術野)の粘膜の消毒、皮膚・粘膜の創傷部位の消毒0.01〜0.05%溶液を用いる。
本剤の各適応に対する使用濃度は上記とされているが、その使用濃度にあたっては、再評価結果に留意すること。
(アルキルポリアミノエチルグリシンの再評価結果)
アルキルポリアミノエチルグリシンとして下記の濃度になるように水で希釈して、次のように使用する。
手指・皮膚の消毒
0.05〜0.2%溶液で約5分間洗った後、滅菌ガーゼあるいは布片で清拭する。
手術部位(手術野)の皮膚の消毒
0.1%溶液で約5分間洗った後、0.2%溶液を塗布する。
手術部位(手術野)の粘膜の消毒、皮膚・粘膜の創傷部位の消毒
0.01〜0.05%溶液を用いる。
医療機器の消毒
0.05〜0.2%溶液に10〜15分間浸漬する。
手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒
0.05〜0.2%溶液を布片で塗布・清拭するか、又は噴霧する。
なお、結核領域において、上記4、5に用いる場合は0.2〜0.5%溶液を用いる。

使用上の注意

重要な基本的注意

本剤は、濃度に注意して使用すること。
炎症又は易刺激性の部位に使用する場合には、濃度に注意して、正常の部位に使用するよりも低濃度とすることが望ましい。また、使用後は滅菌精製水で水洗すること。
深い創傷に使用する希釈水溶液は、調製後滅菌処理すること。

副作用

副作用等発現状況の概要

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

その他の副作用

過敏症: 発疹、そう痒感等の過敏症状(0.1〜5%未満)があらわれることがあるので、このような場合には使用を中止すること。

臨床検査結果に及ぼす影響

本剤で消毒したカテーテルで採取した尿はスルホサリチル酸法による尿蛋白試験で偽陽性を示すことがある。

適用上の注意

投与経路:外用にのみ使用すること。
使用時:
粘膜、創傷面又は炎症部位に長期間又は広範囲に使用しないこと。
血清、膿汁等の有機性物質は殺菌作用を減弱させるので、これらが付着している医療器具等に用いる場合は、十分に洗い落としてから使用すること。
石けん類は本剤の殺菌作用を減弱させるので、石けん分を洗い落としてから使用すること。
金属器具を長時間浸漬する必要がある場合は、腐蝕を防止するために0.1〜0.5%の割合で亜硝酸ナトリウムを溶解すること。
繊維、布(綿、ガーゼ、ウール、レーヨン等)は本剤を吸着するので、これらを溶液に浸漬して用いる場合には、有効濃度以下とならないように注意すること。
皮膚消毒に使用する綿球、ガーゼ等は滅菌保存し、使用時に溶液に浸すこと。

薬効薬理

本剤は使用濃度において、栄養型細菌(グラム陽性菌、グラム陰性菌)、結核菌、一部の真菌等には有効であるが、大部分のウイルスに対する殺菌効果は期待できない。なお、結核菌に対しては使用濃度、消毒時間に注意する。

取扱い上の注意

安定性試験
最終包装製品を用いた加速試験(40℃、75%RH、7ヵ月)の結果、0.1W/V%ハイジール水は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。
次の医薬品等が混入すると沈殿を生じるので注意すること。
ヨードチンキ、マーキュロクロム、硝酸銀、フェノール、過酸化水素、過マンガン酸カリウム等
開封時及び開封後は、微生物による汚染に注意すること。
本剤は滅菌製剤のため、開封後は速やかに使用すること。

包装

500mL

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

発売元
丸石製薬株式会社
大阪市鶴見区今津中2-4-2
製造販売元
日興製薬株式会社
岐阜県羽島市江吉良町1593

先発薬

後発薬

                                                                                                                                                                                                       

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