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フェノール水「ケンエー」

外用殺菌消毒剤

1mL 0.99円

添付文書番号

2619707X1032_1_04

企業コード

260024

作成又は改訂年月

2023年1月改訂
(第1版)

日本標準商品分類番号

872619

薬効分類名

外用殺菌消毒剤

承認等

販売名

フェノール水「ケンエー」

販売名コード

2619707X1032

販売名英字表記

Phenolated Water「KENEI」

承認番号等

承認番号
16100AMZ01549

販売開始年月

1986年3月

貯法、有効期間

貯法
室温保存
有効期間
4年

一般的名称

日局液状フェノール

禁忌(次の患者には投与しないこと)

損傷皮膚及び粘膜には使用しないこと[吸収され、中毒症状を起こすおそれがある。]

組成・性状

組成

フェノール水「ケンエー」
有効成分
1mL中 
日局 液状フェノール 0.022mL
(フェノール(C₆H₆O)1.8 ~2.3 w/v%を含有。)

製剤の性状

フェノール水「ケンエー」
色調無色澄明の液。しだいに着色する傾向がある。
においフェノールのにおいがある。

効能又は効果

○手指・皮膚の消毒、医療機器の消毒、手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒
○下記疾患の鎮痒
  痒疹(小児ストロフルスを含む)、じん麻疹、虫さされ

用法及び用量

〈手指・皮膚の消毒〉
フェノール1.5 ~2%溶液を用いる。
〈医療機器、手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒〉
フェノール2 ~ 5 %溶液を用いる。
〈痒疹(小児ストロフルスを含む)、じん麻疹、虫さされの鎮痒〉
フェノール1 ~ 2 %溶液、または2 ~ 5 %軟膏として用いる。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

その他の副作用

頻度不明
過敏症
発疹等

適用上の注意

薬剤調製時の注意
  1. 本剤は濃度に注意して使用すること。
  2. 炎症又は易刺激性の部位に使用する場合には、正常の部位に使用するよりも低濃度とすることが望ましい。
  3. 溶液として用いる場合、痒疹、じん麻疹又は虫さされの鎮痒に対しては本剤を1 ~ 2 倍に希釈し、それ以外では希釈せず用いること。
  4. 金属器具を長時間浸漬する必要がある場合は、腐蝕を防止するために0 . 5 ~ 1 . 0 %の亜硝酸ナトリウムを添加すること。
薬剤使用時の注意
  1. 外用にのみ使用すること。
  2. 長期間又は広範囲に使用しないこと。
  3. 密封包帯、ギプス包帯、パックに使用すると刺激症状があらわれることがあるので、使用しないこと。
  4. 合成ゴム製品、合成樹脂製品、光学器具、鏡器具、塗装カテーテル等には変質するものがあるので、このような器具は長時間浸漬しないこと。
  5. 眼に入らないように注意すること。眼に入った場合には水でよく洗い流すこと。

薬効薬理

作用機序
フェノールは、高濃度では細菌蛋白質を凝固させ、低濃度では、細胞壁に作用して溶菌させる。また、細胞膜の透過性に影響を与え、細胞質成分の漏出を招く。
抗菌作用
本剤は使用濃度において、栄養型細菌(グラム陽性菌、グラム陰性菌)、結核菌、真菌等には有効であるが、芽胞(炭疽菌、破傷風菌等)及び大部分のウイルスに対する効果は期待できない。

有効成分に関する理化学的知見

一般的名称
フェノール(Phenol)
化学名
Phenol
分子式
C6H6O
分子量
94.11
化学構造式

取扱い上の注意

誤飲を避けるため、保管及び取扱いには十分注意すること。

包装

 500mL(ガラス瓶)

文献請求先及び問い合わせ先

健栄製薬株式会社 学術情報部
〒541-0044 大阪市中央区伏見町2 丁目5 番8 号
電話番号(06)6231-5822
FAX番号(06)6204-0750

製造販売業者等

製造販売元
健栄製薬株式会社
大阪市中央区伏見町2丁目5番8号

先発薬

後発薬

                                                                                                                                                                                                       

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