1
Vimala J, et al.:Int J Cardiol. 2011;150(3):e94-95
2
Feldweg AM, et al.:J Clin Rheumatol. 1999;5(3):143-150
3
Horn JR, et al.:Pharm Times. 2008;74(9):37
4
第十八改正日本薬局方解説書. 廣川書店;2021:C-4356-C-4361
水溶性ヒドロコルチゾン製剤
1瓶 882円
有効成分 | 1バイアル中:ヒドロコルチゾンコハク酸エステルナトリウム 133.7mg ヒドロコルチゾン 100mgに相当 |
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添加剤 | 1バイアル中:リン酸水素ナトリウム水和物(29.6mg)、リン酸二水素ナトリウム水和物(2.7mg)、pH調節剤 |
溶解液 | 1アンプル中:生理食塩液 2mL |
有効成分 | 1バイアル中:ヒドロコルチゾンコハク酸エステルナトリウム 401.1mg ヒドロコルチゾン 300mgに相当 |
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添加剤 | 1バイアル中:リン酸水素ナトリウム水和物(88.8mg)、リン酸二水素ナトリウム水和物(8.1mg)、pH調節剤 |
溶解液 | 1アンプル中:生理食塩液 6mL |
pH | 7.0~8.0 |
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浸透圧比 | 約2(生理食塩液に対する比) |
色・性状 | 白色~類白色の吸湿性固形物質(粉末又は多孔質の軽い塊)で、添付の溶解液で溶かしたものは無色澄明の液である。 |
pH | 7.0~8.0 |
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浸透圧比 | 約2(生理食塩液に対する比) |
色・性状 | 白色~類白色の吸湿性固形物質(粉末又は多孔質の軽い塊)で、添付の溶解液で溶かしたものは無色澄明の液である。 |
用法 注射・注入部位 | 1回の用量 (mg) | 1日投与回数 又は投与間隔 | 緊急時 1回用量(mg) | |
①静脈内注射 | 気管支喘息 以外の場合 | 50~100 | 1~4回 | 100~200 |
②点滴静脈内注射 | ||||
③筋肉内注射 | 50~100 | 1~4回 | 100~200 | |
④関節腔内注射 | 5~25 | 原則として 投与間隔 2週間以上 | ―――― | |
⑤軟組織内注射 | 12.5~25 | ―――― | ||
⑥硬膜外注射 | 12.5~50 | ―――― | ||
⑦脊髄腔内注入 | 10~25 | ―――― | ―――― | |
⑧注腸 | 50~100 | ―――― | ―――― | |
⑨ネブライザー | 10~15 | 1~3回 | ―――― | |
⑩鼻腔内注入 | ―――― | |||
⑪喉頭・気管注入 | ―――― | |||
⑫食道注入 | 25 | ―――― | ―――― |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
---|---|---|
生ワクチン又は弱毒生ワクチン (乾燥弱毒生麻しんワクチン、乾燥弱毒生風しんワクチン、乾燥BCGワクチン等) | ワクチン株の異常増殖又は毒性の復帰があらわれるおそれがある。 | 免疫抑制が生じる量の副腎皮質ホルモン剤の投与を受けている患者 |
デスモプレシン酢酸塩水和物(ミニリンメルト)(男性における夜間多尿による夜間頻尿) | 低ナトリウム血症が発現するおそれがある。 | 機序不明 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
---|---|---|
エリスロマイシン エストロゲン(経口避妊薬を含む) | 本剤の作用が増強するおそれがある。 必要に応じて本剤又はこれらの薬剤を減量するなど用量に注意すること。 | これらの薬剤がCYP3A4を阻害することにより、本剤の代謝が阻害される。 |
抗凝血剤 パルナパリンナトリウム ワルファリンカリウム等 | 抗凝血剤の作用を増強又は減弱させるおそれがある。 必要に応じて本剤又は抗凝血剤の用量を調節すること。 | 本剤は血液凝固能を高め、抗凝血剤の効果に拮抗する可能性がある。 また一方、本剤の消化器系の副作用により、抗凝血剤の出血の危険性が増大する可能性がある。 |
非脱分極性筋弛緩剤 ベクロニウム臭化物 パンクロニウム臭化物等 | 非脱分極性筋弛緩剤の作用を増強又は減弱させるおそれがある。 また、併用により短期間でミオパチーがあらわれ、四肢麻痺に至るおそれがある。 必要に応じて本剤又は非脱分極性筋弛緩剤の用量を調節すること。 | 機序不明 |
非ステロイド性解熱鎮痛消炎剤 サザピリン ジクロフェナク等 | 消化器系の副作用(消化性潰瘍、消化管出血等)を起こすおそれが高くなる。 必要に応じて本剤又は非ステロイド性解熱鎮痛消炎剤を減量するなど用量に注意すること。 | ともに消化器系の副作用を起こすおそれがある。 |
カリウム排泄型利尿剤 トリクロルメチアジド ヒドロクロロチアジド フロセミド等 | 低カリウム血症があらわれるおそれがある。 必要に応じて本剤又はカリウム排泄型利尿剤を減量するなど用量に注意すること。 | カリウム排泄が促進される。 |
ジゴキシン | ジゴキシン中毒があらわれるおそれがある。 必要に応じて本剤又はジゴキシンを減量するなど用量に注意すること。 | カリウム排泄による血中カリウム値低下により、ジゴキシンの作用が増強する。 |
サリチル酸誘導体 サザピリン アスピリン等 | サリチル酸中毒(めまい、耳鳴、悪心・嘔吐、過呼吸、高熱、意識障害等の症状)を起こすおそれがある。 必要に応じて本剤又はサリチル酸誘導体の用量を調節すること。 サリチル酸中毒があらわれた場合には、サリチル酸誘導体の投与を中止するなど適切な処置を行うこと。 | 本剤はサリチル酸誘導体の代謝・排泄を促進すると考えられているので、本剤の急な減量又は中止により、血清中のサリチル酸誘導体の濃度が増加すると考えられる。 |
バルビツール酸誘導体 フェノバルビタール等 フェニトイン リファンピシン, | 本剤の作用が減弱するおそれがある。 必要に応じて本剤又はこれらの薬剤の用量を調節すること。 | これらの薬剤はCYP3A4を誘導し、本剤の代謝が促進される。 |
糖尿病用剤 ビグアナイド系薬剤 スルホニルウレア剤 速効型インスリン分泌促進剤 α-グルコシダーゼ阻害剤 チアゾリジン系薬剤 DPP-4阻害剤 GLP-1受容体作動薬 SGLT2阻害剤 インスリン製剤等 | これらの薬剤の効果が減弱されるおそれがある。 必要に応じて本剤又はこれらの薬剤の用量を調節すること。 | 本剤の糖新生促進作用等により、血糖値を上昇させる。 |
シクロスポリン | 双方の血中濃度が上昇するおそれがある。また、痙攣が起こるおそれがある。 必要に応じて本剤又はシクロスポリンを減量するなど用量に注意すること。 | 相互に代謝が阻害される。 |
頻度不明 | |
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内分泌 | 月経異常、クッシング様症状 |
消化器 | 膵炎、下痢、悪心・嘔吐、胃痛、胸やけ、腹部膨満感、口渇、食欲不振、食欲亢進 |
循環器 | 徐脈、血圧降下、血圧上昇 |
精神神経系 | 多幸症、不眠、頭痛、めまい |
筋・骨格 | 筋力低下、筋肉痛、関節痛 |
投与部位 | 関節腔内投与:関節の不安定化a)、疼痛・腫脹・圧痛の悪化 筋肉内、皮内投与:組織の萎縮、陥没 |
脂質・蛋白質代謝 | 満月様顔貌、野牛肩、窒素負平衡 |
体液・電解質 | 浮腫、低カリウム性アルカローシス、カリウム低下、ナトリウム貯留 |
肝臓 | AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、脂肪肝 |
眼 | 中心性漿液性網脈絡膜症等による網膜障害、眼球突出 |
血液 | 白血球増多 |
皮膚 | 創傷治癒障害、紫斑、皮下溢血、ざ瘡、多毛、脱毛、色素沈着、色素脱失、線条、発汗異常、皮膚菲薄化・脆弱化、脂肪織炎 |
過敏症 | 発疹、紅斑、そう痒 |
その他 | 発熱、疲労感、ステロイド腎症、体重増加、精子数及びその運動性の増減、無菌膿瘍、仮性脳腫瘍 |