1
Okamura,Y.et al.:Endocrinol.Jpn.1986;33(5):605-615
2
Sitar,D.S.et al.:J.Pharm.Exp.Ther.1973;184(2):432-439
3
De Groot,L.J.et al.:Endocrinology.1962;70:492-504
4
坪井 実他:総合医学.1957;14(12):1048-1051
抗甲状腺剤
1管 111円
有効成分 | 1管1mL中 日局チアマゾール10mg |
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添加剤 | 塩化ナトリウム9mg |
剤形 | 注射剤(褐色透明アンプル) |
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pH | 4.5~8.0 |
浸透圧比 | 約1(生理食塩液に対する比) |
性状 | 無色澄明液 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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クマリン系抗凝血剤 ワルファリンカリウム | 併用開始時、中止時及び病態の変化に応じて血液凝固能が変化するので、血液凝固能検査値の変動に十分注意し、必要があれば抗凝血剤の用量調節を行う。 | 甲状腺機能が亢進すると凝固因子の合成・代謝亢進により、相対的にクマリン系抗凝血剤の効果は増強する。本剤投与により甲状腺機能が正常化すると、増強されていたクマリン系抗凝血剤の効果が減弱するとの報告がある。 |
ジギタリス製剤 ジゴキシン等 | 併用開始時、中止時及び病態の変化に応じてジギタリス製剤の血中濃度が変動するので、血中濃度の変動に十分注意し、必要があればジギタリス製剤の用量調節を行う。 | 甲状腺機能亢進時には、代謝・排泄が促進されているため、ジギタリス製剤の血中濃度が正常時に比較して低下する。本剤投与により甲状腺機能が正常化すると、ジギタリス製剤の血中濃度が上昇するとの報告がある。 |
頻度不明 | |
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肝臓 | AST上昇、ALT上昇等 |
皮膚 | 脱毛、色素沈着、瘙痒感、紅斑、多形紅斑等 |
消化器 | 悪心・嘔吐、下痢、食欲不振等 |
精神神経系 | 頭痛、めまい、末梢神経異常等 |
過敏症注) | 発疹、蕁麻疹、発熱等 |
筋・骨格 | こむらがえり、筋肉痛、関節痛 |
血液 | 好酸球増多 |
その他 | CK上昇、倦怠感、リンパ節腫脹、唾液腺肥大、浮腫、味覚異常(味覚減退を含む) |
AUC (ng・h/mL) | Vd (L/kg) | t1/2α (hr) | t1/2β (hr) | Cl (mL/kg/min) | |
健康成人 | 2450±836 | 2.1±0.6 | 2.7±1.0 | 20.7±9.6 | 1.2±0.3 |
甲状腺機能亢進患者 | 2922±915 | 1.9±1.1 | 3.1±1.4 | 18.5±12.9 | 1.2±0.3 |