添付文書番号
2356002X1056_1_04
企業コード
260024
作成又は改訂年月
日本標準商品分類番号
872356
薬効分類名
下剤
承認等
販売名
加香ヒマシ油「ケンエー」
販売名コード
販売名英字表記
Aromatic Castor Oil「KENEI」
承認番号等
販売開始年月
貯法、有効期間
基準名
一般的名称
日局 加香ヒマシ油
禁忌(次の患者には投与しないこと)
急性腹症が疑われる患者[蠕動運動亢進作用により腹痛等の症状を増悪するおそれがある]
痙れん性便秘の患者[蠕動運動亢進作用により腹痛等の症状を増悪するおそれがある]
重症の硬結便のある患者[下剤の経口投与では十分な効果が得られず、腹痛等の症状を増悪するおそれがある]
ヘノポジ油、メンマ等の脂溶性駆虫剤を投与中の患者[これらの薬剤の吸収を促進して中毒を起こすおそれがある]
リン、ナフタリンなどの脂溶性物質による中毒時[これらの中毒物質の吸収を促進するおそれがある]
組成・性状
組成
加香ヒマシ油「ケンエー」
有効成分 | 100mL中 日局 ヒマシ油 99mL |
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添加剤 | オレンジ油、ハッカ油 |
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製剤の性状
効能又は効果
便秘症、食中毒における腸管内容物の排除、消化管検査時又は手術前後における腸管内容物の排除
用法及び用量
ヒマシ油として、通常、成人は15~30mL(増量限度60mL)小児は5~15mL、乳幼児は1~5mLを、それぞれそのまま又は水、牛乳などに浮かべて頓用する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
重要な基本的注意
小腸の消化吸収を妨げ全身の栄養状態に影響を及ぼすことがあるので連用を避けること。
特定の背景を有する患者に関する注意
妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。子宮収縮を誘発して流早産の危険性がある。
授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
高齢者
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
その他の副作用
| 頻度不明 |
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消化器 | 悪心・嘔吐、腹痛等 |
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過敏症 | 過敏症状 |
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適用上の注意
薬剤交付時の注意
即効性であるので就寝前の服用を避けさせること。
薬効薬理
作用機序
小腸内で胆汁共存下リパーゼの作用によって加水分解されリシノール酸ナトリウムを生成し、結腸に影響しないで小腸及び盲腸を収縮して瀉下作用を現す 。
有効成分に関する理化学的知見
一般的名称
ヒマシ油(Castor Oil)
性状
無色~微黄色澄明粘性の油で、僅かに特異なにおいがあり、味は初め緩和で、後に僅かにえぐい。
エタノール(99.5)又はジエチルエーテルと混和する。
包装
主要文献
1
第十七改正 日本薬局方解説書.廣川書店.2016;D-816-817
文献請求先及び問い合わせ先
〒541-0044 大阪市中央区伏見町2丁目5番8号
製造販売業者等