1
土師一夫他:医学と薬学1999;41(5):941-963
2
日本薬局方解説書編集委員会編:第十八改正日本薬局方解説書 2021:C-6065-6069
抗不整脈剤
1袋 459円
有効成分 | 1袋(200mL)中 リドカイン塩酸塩として 2g日局 リドカイン 1.73g |
---|---|
添加剤 | 塩化ナトリウム [1.8g(Na:154mEq/L)] |
性状 | 無色澄明の水性注射液 |
---|---|
pH | 5.0~7.0 |
浸透圧比 (生理食塩液に対する比) | 約1 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
---|---|---|
シメチジン | リドカインの血中濃度が上昇したとの報告がある。 | シメチジンの肝代謝酵素阻害作用により、リドカインの代謝が抑制されると考えられる。 |
メトプロロール、 プロプラノロール、 ナドロール | リドカインの血中濃度が上昇することがある。 | これらの薬剤の心拍出量、肝血流量減少作用により、リドカインの代謝が遅延すると考えられる。 |
リトナビル、 ホスアンプレナビルカルシウム水和物、 アタザナビル硫酸塩 | リドカインのAUCが上昇することが予想される。 | 肝代謝酵素に対する競合的阻害作用により、リドカインの代謝が遅延すると考えられる。 |
セイヨウオトギリソウ(St. John’s Wort,セント・ジョーンズ・ワート)含有食品 | リドカインの代謝が促進され血中濃度が低下するおそれがあるので、リドカイン投与時はセイヨウオトギリソウ含有食品を摂取しないよう注意すること。 | 肝代謝酵素誘導作用により、リドカインの代謝が促進され、血中濃度が低下すると考えられる。 |
クラスⅢ抗不整脈剤 アミオダロン等 | 心機能抑制作用が 増強するおそれがあるので、心電図 検査等によるモニタリングを行うこと。 | 併用により血中濃度が上昇し、作用が増強することが考えられる。 |
頻度不明 | |
---|---|
中枢神経 | せん妄、めまい、眠気、不安、多幸感、しびれ感等 |
消化器 | 嘔吐等 |
過敏症 | 蕁麻疹等の皮膚症状、浮腫等 |
疾患名 | 有効例数/有効性 評価対象例数 | 有効率 (%) |
心室性不整脈 | 37/41 | 90.2 |