作成又は改訂年月
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2016年1月改訂
(第9版)
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2009年9月改訂
日本標準商品分類番号
日本標準商品分類番号等
1986年12月
薬効分類名
承認等
販売名
*フローレス眼検査用試験紙0.7mg
販売名コード
承認・許可番号
*22100AMX01602000
FLUORES Ocular Examination Test Paper 0.7mg
薬価基準収載年月
販売開始年月
使用期限等
規制区分
処方箋医薬品
注意−医師等の処方箋により使用すること
組 成
有 効 成 分
(日局)フルオレセインナトリウム
1枚中
0.7mg
製剤の性状
本剤は下記の形状をしたろ紙片で,フルオレセインナトリウム含有部分は橙赤色を呈している。 |
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効能又は効果
外眼部・前眼部及び涙器疾患の検査・眼圧測定・ハードコンタクトレンズ装着検査等
用法及び用量
1眼に1枚の試験紙を用いる。通常,滅菌食塩水1滴を試験紙の薬剤含有部に滴下し,これを結膜嚢に接触し,薬物を移行させる。
使用上の注意
適用上の注意
ソフトコンタクトレンズは,本剤により着色するおそれがあるので,装着検査には使用しないこと。
フルオレセインナトリウムを特に微量用いたいときは,生理食塩液1滴を試験紙の薬剤含有部に滴下し,一度雫を落としてから使用すること。
試験紙を濡らさないで直接結膜に接触させた場合には,やや痛みを伴うことがあり,また,約5秒間おしつけていないと色素が出にくい場合があるので適当ではない。
臨床成績
1.発表文献2,未発表文献2の4論文中における角膜疾患201例に対する眼検査の全例において良好な染色成績が得られた1)〜4)。
2.Applanation Tonometryの臨床において236眼に応用し,全例に良好な染色成績が得られた1)。
3.Contact lens装着検査179例の臨床に応用し,全例に良好な染色成績が得られた1)。上記のいずれにおいても副作用は認められなかった。
薬効薬理
フルオレセインナトリウムには見るべき薬理作用はない。本剤を眼科領域に使用した時,フルオレセインはまばたきにより結膜嚢内に移行して角膜上皮欠損部は黄緑色に染色され2),3),5),異物の周囲には緑色環があらわれる。また,フルオレセインが左右の結膜嚢から消失していく模様を経時的に比較観察して涙道における通過障害の有無を知ることができる5)。なお,Applanation Tonometerで眼圧測定の際は,点眼麻酔ののち同様にして染色を行う1),4)。このことから,本剤は角膜上皮欠損等の診断及び角膜内に侵入した異物の検出,涙器疾患の検査,眼圧測定時並びにハードコンタクトレンズ装着者の検査時に用いられる1),4)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名:フルオレセインナトリウム(Fluorescein Sodium)
化学名:Disodium 2-(6-oxido-3-oxo-3H-xanthen-9-yl)benzoate
分子式:C20H10Na2O5
分子量:376.27
構造式:
性 状:だいだい色の粉末で,におい及び味はない。水,メタノール又はエタノール(95)に溶けやすく,ジエチルエーテルにはほとんど溶けない。吸湿性である。
取扱い上の注意
〈注 意〉
生理食塩液を滴下する時は,薬剤含有部の先端に,静かに一滴を落すこと。
薬剤含有部に滴下する生理食塩液の代わりに,常用の化学療法剤,点眼麻酔剤,手術用滅菌点眼剤などの点眼液を使用することができる。
保存中における汚染や吸湿がないよう注意し,密栓後遮光保存すること。
包 装
主要文献及び文献請求先
主要文献
1北野周作ほか:眼科5(7),535(1963)
2杉浦清治ほか:眼科臨床医報57(3),212〜214(1963)
3矢藤仁久:使用経験[未発表](1975)
4早野三郎ほか:使用経験[未発表](1970)
5古味敏彦:日本医事新報2038,103(1963)
**文献請求先・製品情報お問い合わせ先
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**あゆみ製薬株式会社
**〒104-0061 東京都中央区銀座四丁目12番15号
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**<受付時間> 9:00〜17:30(土・日・祝日・当社休日を除く)
製造販売業者等の氏名又は名称及び住所
製造販売元
**あゆみ製薬株式会社
**東京都中央区銀座四丁目12番15号