1
宮脇寛海ほか:新薬と臨牀.55(6),863-868,2006
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第十八改正日本薬局方解説書.C-3413-3417,2021
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Vickers,A.E.M.et al.:Drug Metab.Dispos.27(9),1029-1038,1999
アリルアミン系経口抗真菌剤
1錠 59.8円
有効成分 | 1錠中 |
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有効成分 | 日局 テルビナフィン塩酸塩… 140.625mg テルビナフィンとして 125mg |
添加剤 | 結晶セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、デンプングリコール酸ナトリウム、軽質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、マクロゴール6000、タルク、酸化チタン |
剤形 | 割線入りのフィルムコーティング錠 |
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色調 | 白色~淡黄白色 |
外形 | 表面 裏面 側面 |
大きさ | 大きさ(直径) 8.1mm 大きさ(厚さ) 4.2mm |
質量 | 188mg |
識別コード | Tw177 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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シメチジン フルコナゾール | 本剤の血中濃度が上昇するとの報告があるので、併用する場合には用量に注意すること。 | これらの薬剤によるチトクロームP450の抑制により本剤の代謝が遅延する。 |
リファンピシン | 本剤の血中濃度が低下するとの報告があるので、併用する場合には用量に注意すること。 | リファンピシンによる肝代謝酵素の誘導により、本剤の代謝が促進される。 |
三環系抗うつ剤 イミプラミン ノルトリプチリン アミトリプチリン マプロチリン デキストロメトルファン | これらの薬剤又はその活性代謝物の血中濃度が上昇することがあるので、併用する場合には用量に注意すること。 | 本剤のCYP2D6の阻害により、これらの薬剤又はその活性代謝物の代謝が遅延する。 |
黄体・卵胞ホルモン混合製剤 経口避妊薬等 | 月経異常があらわれたとの報告があるので注意すること。 | 機序不明。 |
シクロスポリン | シクロスポリンの血中濃度が低下したとの報告があるので、併用する場合にはシクロスポリンの血中濃度を参考にシクロスポリンの投与量を調節すること。特に、移植患者では拒絶反応の発現に注意すること。 | 機序不明。 |
1%~5%未満 | 0.1%~1%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
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過敏症 | ― | 発疹、蕁麻疹、そう痒感、紅斑 | 光線過敏性反応、顔面浮腫、リンパ節腫脹、多形紅斑、水疱性皮膚炎 | 乾癬様発疹、血清病様反応 |
筋・骨格系 | ― | ― | 筋肉痛 | 関節痛 |
肝臓 | γ-GTP上昇 | AST、ALT、LDH、ALPの上昇 | ― | ― |
血液 | 白血球減少 | 貧血 | ― | ― |
消化器 | 胃部不快感 | 腹痛、悪心、下痢、胃部膨満感、食欲不振、口渇 | 嘔吐、舌炎 | 膵炎 |
精神神経系 | ― | めまい、ふらつき、頭痛、眠気 | 注意力低下、不眠、しびれ | 錯感覚、感覚鈍麻、不安、抑うつ |
泌尿器 | ― | BUN上昇 | 頻尿 | ― |
感覚器 | ― | 味覚異常・味覚消失 | 耳鳴 | 嗅覚異常、聴覚障害、聴力低下、霧視、視力低下 |
その他 | ― | トリグリセライド上昇、総コレステロール上昇、疲労・けん怠感 | 動悸、浮腫、月経異常、脱毛、発熱、CK上昇 | 乾癬、血管炎、インフルエンザ様疾患、体重減少 |
判定パラメータ | 参考パラメータ | |||
AUC0→24 (ng・h/mL) | Cmax (ng/mL) | Tmax (h) | T1/2 (h) | |
テルビナフィン錠 125mg「トーワ」 | 1,793±946 | 483.7±224.9 | 1.70±0.52 | 3.70±2.61 |
ラミシール錠125mg | 1,853±833 | 513.0±207.7 | 1.52±0.46 | 3.59±2.65 |