作成又は改訂年月
日本標準商品分類番号
薬効分類名
承認等
販売名
ビダラビン軟膏3%「F」
販売名コード
承認・許可番号
薬価基準収載年月
販売開始年月
2013年6月
※1999年10月
※旧販売名による
貯法・使用期限等
貯法
室温保存 (高温を避けて保存)
使用期限
包装に表示
組成
有効成分
ビダラビン
含量(1g中)
30mg
添加物
白色ワセリン、流動パラフィン
性状
一般的名称
禁忌
(次の患者には使用しないこと)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能又は効果
効能又は効果/用法及び用量
用法及び用量
用法及び用量に関連する使用上の注意
本剤の使用は、発病初期に近い程効果が期待できるので、原則として発症から5日以内に使用開始すること。
本剤を7日間使用し、改善の兆しがみられないか、あるいは悪化する場合には他の治療に切り替えること。
使用上の注意
重要な基本的注意
本剤は局所治療を目的とした薬剤であるため、発熱、汎発疹等の全身症状がみられる場合又は使用中にあらわれた場合には重症化することがあるので、他の全身的治療を考慮すること。
相互作用
併用注意
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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ペントスタチン | ビダラビン(注射剤)との併用により腎不全、肝不全、神経毒性等の重篤な副作用が発現したとの報告がある。 | ペントスタチンが、ビダラビンの代謝に関与するADA(アデノシンデアミナーゼ)酵素の阻害作用を有するため、ビダラビンの血中濃度が高まることによると考えられる。 |
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副作用
副作用等発現状況の概要
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
以上のような副作用があらわれた場合には、症状に応じて適切な処置を行うこと。
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。なお、静脈投与による動物実験(ラット、ウサギ)で催奇形作用が報告されている。]
小児等への投与
低出生体重児、新生児、乳児に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。
適用上の注意
使用部位
眼科用として、角膜、結膜には使用しないこと。
その他
本剤の基剤として使用されている油脂性成分は、コンドーム等の避妊用ラテックスゴム製品の品質を劣化・破損する可能性があるため、これらとの接触を避けさせること。
有効成分に関する理化学的知見
構造式:
一般名:
ビダラビン(Vidarabine)
化学名:
9-β-D-arabinofuranosyladenine
分子式:
C10H13N5O4
分子量:
267.24
性 状:
白色の結晶性の粉末で、におい及び味はない。
ジメチルスルホキシドに溶けやすく、酢酸(100)に溶けにくく、水又はエタノール(95)に極めて溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
吸湿性である。
融 点:
約250℃ (分解)
取扱い上の注意
安定性試験1)
最終包装製品を用いた長期保存試験(室温、なりゆき湿度、3年)の結果、外観及び含量等は規格の範囲内であり、ビダラビン軟膏3%「F」は通常の市場流通下において3年間安定であることが確認された。
包装
主要文献及び文献請求先
主要文献
1
ビダラビン軟膏3%「F」の安定性試験に関する資料(富士製薬工業株式会社社内資料)
文献請求先
主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求下さい。
サンド株式会社 カスタマーケアグループ
〒106-0031 東京都港区西麻布4-16-13
フリーコール 0120-982-001
FAX 03-5469-0366
製造販売業者等の氏名又は名称及び住所
発売元
サンド株式会社
山形県上山市新金谷827-7
本社 東京都港区西麻布4-16-13
URL:http://www.sandoz.jp/
製造販売元
富士製薬工業株式会社
富山県富山市水橋辻ヶ堂1515番地