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オースギ抑肝散料エキスTG

漢方製剤

1g 8円

添付文書番号

5200139D1029_3_02

企業コード

180607

作成又は改訂年月

2022年6月改訂
(第1版)

日本標準商品分類番号

875200

薬効分類名

漢方製剤

承認等

販売名

オースギ抑肝散料エキスTG

販売名コード

5200139D1029

販売名ひらがな

おーすぎよくかんさんりょうえきすTG

承認番号等

承認番号
16200AMZ00181000

販売開始年月

1987年10月

貯法、有効期間

貯法
室温保存
有効期間
3年

一般的名称

抑肝散

組成・性状

組成

オースギ抑肝散料エキスTG
有効成分
本剤は1日量7.5g中、下記生薬より抽出した水製乾燥エキス(抑肝散料エキス)  3.7gを含有する。
有効成分
日局 トウキ  3g
有効成分
日局 チョウトウコウ  3g
有効成分
日局 センキュウ  3g
有効成分
日局 ビャクジュツ  4g
有効成分
日局 ブクリョウ  4g
有効成分
日局 サイコ  2g
有効成分
日局 カンゾウ  1.5g
添加剤
乳糖水和物、トウモロコシデンプン、ステアリン酸マグネシウム

製剤の性状

オースギ抑肝散料エキスTG
剤形顆粒剤
色調淡褐色
識別コードSG-54
においわずかなにおい
やや甘く、渋い

効能又は効果

虚弱な体質で神経がたかぶるものの次の諸症:
神経症、不眠症、小児夜なき、小児疳症

用法及び用量

通常、成人1日7.5gを2~3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。

重要な基本的注意

  1. 本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避けること。
  2. 本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値等に十分留意すること。
  3. 他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。

特定の背景を有する患者に関する注意

合併症・既往歴等のある患者

  1. 著しく胃腸の虚弱な患者
    食欲不振、胃部不快感、悪心、下痢等があらわれることがある。
  2. 食欲不振、悪心、嘔吐のある患者
    これらの症状が悪化するおそれがある。

妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

高齢者

減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。

相互作用

併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
カンゾウ含有製剤
芍薬甘草湯
補中益気湯
六君子湯 等
グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤
グリチルリチン酸一アンモニウム・グリシン・L-システイン
グリチルリチン酸一アンモニウム・グリシン・DL-メチオニン配合錠 等
偽アルドステロン症があらわれやすくなる。また、低カリウム血症の結果として、ミオパチーがあらわれやすくなる。
グリチルリチン酸は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が促進されることが考えられる。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

重大な副作用

  1. 間質性肺炎(頻度不明)
    咳嗽、呼吸困難、発熱、肺音の異常等があらわれた場合には、本剤の投与を中止し、速やかに胸部X線、胸部CT等の検査を実施するとともに副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
  2. 偽アルドステロン症(頻度不明)
    低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症があらわれることがあるので、観察(血清カリウム値の測定等)を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
  3. 心不全(頻度不明)
    体液貯留、急激な体重増加、心不全症状・徴候(息切れ、心胸比拡大、胸水等)が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
  4. ミオパチー、横紋筋融解症(いずれも頻度不明)
    低カリウム血症の結果として、ミオパチー、横紋筋融解症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、脱力感、筋力低下、筋肉痛、四肢痙攣・麻痺、CK上昇、血中及び尿中のミオグロビン上昇が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
  5. 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)
    AST、ALT、Al-P、γ-GTP等の著しい上昇を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。

その他の副作用

頻度不明
過敏症
発疹、発赤、瘙痒等
消化器
食欲不振、胃部不快感、悪心、下痢等
精神神経系
傾眠
その他
倦怠感

取扱い上の注意

  1. 本剤の品質を保つため、できるだけ湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい所に保管すること。
  2. 開封後は特に湿気を避け、取扱いに注意すること。
  3. 本剤は生薬を原料としているので、色調等が異なることがある。

包装

500g[ボトル]
735g(2.5g×294包)[分包]
210g(2.5g×84包)[分包]

文献請求先及び問い合わせ先

大杉製薬株式会社 医薬情報部
〒546-0035 大阪市東住吉区山坂1-8-6
TEL 06-6629-9058  FAX 06-6629-9070
HP https://ohsugi-kanpo.co.jp/

製造販売業者等

製造販売元
大杉製薬株式会社
大阪市阿倍野区天王寺町南1-1-2

先発薬

後発薬

                                                                                                                                                                                                       

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