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20%ブドウ糖注射液「ニッシン」

糖類製剤

1管 67円

作成又は改訂年月

**
2022年4月改訂
(第10版)
*
2019年3月改訂

日本標準商品分類番号

873231

日本標準商品分類番号等

1977年10月

薬効分類名

糖類製剤

承認等

販売名

20%ブドウ糖注射液「ニッシン」(ポリエチレン容器)

販売名コード

3231401H1173

承認・許可番号

15900AMZ00744000

薬価基準収載年月

1970年6月

販売開始年月

1998年12月

貯法・使用期限等

貯法
室温保存
使用期限
3年(外箱に記載)
注意
「取扱い上の注意」の項参照

基準名

日本薬局方
ブドウ糖注射液

規制区分

処方箋医薬品:注意−医師等の処方箋により使用すること

組成

*有効成分・含量(1管20mL中)
本剤は、1管20mL中に日本薬局方精製ブドウ糖4000mgを含有

性状

pH 3.5〜6.5
浸透圧比(生理食塩液に対する比): 約4
無色澄明の液で、味は甘い。
本剤は、ポリエチレン容器に充填した水性注射剤である。

禁忌

低張性脱水症の患者[本症はナトリウムの欠乏により血清の浸透圧が低張になることによって起こる。このような患者に本剤を投与すると、水分量を増加させることになり、症状が悪化するおそれがある。]

効能又は効果

循環虚脱、低血糖時の糖質補給、高カリウム血症、注射剤の溶解希釈剤、心疾患(GIK療法)、その他非経口的に水・エネルギー補給を必要とする場合

用法及び用量

循環虚脱、低血糖時の糖質補給、高カリウム血症、心疾患(GIK療法)、その他非経口的に水・エネルギー補給を必要とする場合には、通常成人1回10〜50%液20〜500mLを静脈内注射する。
点滴静注する場合の速度は、ブドウ糖として0.5g/kg/hr以下とすること。
注射剤の溶解希釈には適量を用いる。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

使用上の注意

慎重投与

1
カリウム欠乏傾向のある患者[ブドウ糖の投与によりカリウムが細胞内に移行し、一時的に血清カリウム値が低下し、症状が悪化するおそれがある。]
2
糖尿病の患者[高血糖を生じ症状が悪化するおそれがある。]
3
尿崩症の患者[本症には適切な水分、電解質管理が必要であり、本剤の投与により電解質等に影響を与え、症状が悪化するおそれがある。]
4
腎不全のある患者[水分の過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。]

重要な基本的注意

ブドウ糖の投与速度が速い場合に急激に中止することにより、低血糖を起こすおそれがある。

副作用

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
副作用が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
大量・急速投与(頻度不明):大量を急速投与すると、電解質喪失を起こすことがあるので、慎重に投与すること。

高齢者への投与

一般に高齢者では生理機能が低下しているので、投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること。

適用上の注意

1
投与経路:皮下大量投与により、血漿中から電解質が移動して循環不全を招くおそれがあるので、皮下投与しないこと。
2
調製時
1
他の医薬品を混注して使用する場合には、医薬品相互の物理的・化学的変化に十分注意して行うこと。
2
注射剤の溶解希釈剤として使用する場合は、ブドウ糖注射液が適切であることを確認すること。
3
投与前
1
投与に際しては、感染に対する配慮をすること(患者の皮膚や器具消毒)。
2
寒冷期には体温程度に温めて使用すること。
3
開封後直ちに使用し、残液は決して使用しないこと。
4
投与時
1
ゆっくり静脈内に投与すること。
2
高張液の投与は、血栓性静脈炎を起こすことがあるので、慎重に投与すること。
3
血管痛があらわれた場合には、注射部位を変更すること。また、場合によっては投与を中止すること。

有効成分に関する理化学的知見

*一般名
[日局]精製ブドウ糖(Purified Glucose)
化学名
D-Glucopyranose
分子式
6126
分子量
180.16
構造式
*性 状
本品は白色の結晶又は結晶性の粉末で、味は甘い。
本品は水に溶けやすく、メタノール又はエタノール(95)に溶けにくい。

取扱い上の注意

1
取扱い上の注意
外箱から取り出した製品は、窓際などの直射日光(紫外線)の当たる場所を避けて保存すること。
2
安定性試験1)
20%ブドウ糖注射液「ニッシン」は、最終包装製品を用いた長期保存試験(室温保存、3年)の結果、外観及び含量等は規格の範囲内であり、室温保存における3年間の安定性が確認された。

包装

*20mL×50管(ツイストルアーポリエチレンボトル)

主要文献及び文献請求先

主要文献

1
日新製薬株式会社 社内資料:安定性に関する資料

**文献請求先

「主要文献」に記載の社内資料につきましても下記にご請求ください。
ヴィアトリス製薬株式会社 メディカルインフォメーション部
〒105-0001 東京都港区虎ノ門5丁目11番2号
フリーダイヤル 0120-419-043

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

製造販売元
日新製薬株式会社
山形県天童市清池東二丁目3番1号
**販売元
ヴィアトリス製薬株式会社
東京都港区虎ノ門5丁目11番2号
*

先発薬

後発薬

                                                                                                                                                                                                       

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