作成又は改訂年月
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2010年12月改訂
(第4版)
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2007年6月改訂
日本標準商品分類番号
日本標準商品分類番号等
**1982年8月
薬効分類名
承認等
ベゼトン液0.05
販売名コード
承認・許可番号
(8AM)325
BEZETON SOLUTION 0.05
薬価基準収載年月
販売開始年月
貯法・使用期限等
貯法:
気密容器・遮光して室温保存
注意:
「取扱い上の注意」の項参照
基準名
組成
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100mL中 ベンゼトニウム塩化物0.05g含有(0.05w/v%)。
添加物としてpH調整剤を含有する。
性状
一般的名称
効能又は効果
効能又は効果/用法及び用量
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ベゼトン液0.05
手指・皮膚の消毒
通常石けんで十分に洗浄し、水で石けん分を十分に洗い落した後、ベンゼトニウム塩化物0.05%溶液に浸して洗い、滅菌ガーゼあるいは布片で清拭する。
術前の手洗の場合には、5〜10分間ブラッシングする。
手術部位(手術野)の粘膜の消毒、皮膚・粘膜の創傷部位の消毒
ベンゼトニウム塩化物0.01〜0.025%溶液を用いる。
感染皮膚面の消毒
ベンゼトニウム塩化物0.01%溶液を用いる。
手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒
ベンゼトニウム塩化物0.05%溶液を布片で塗布・清拭するか、または噴霧する。
膣洗浄
ベンゼトニウム塩化物0.025%溶液を用いる。
結膜嚢の洗浄・消毒
ベンゼトニウム塩化物0.02%溶液を用いる。
使用上の注意
重要な基本的注意
1本剤は、濃度に注意して使用すること。
2炎症又は易刺激性の部位に使用する場合には、正常の部位に使用するよりも低濃度とすることが望ましい。
3本剤を希釈して使用する場合は、調製後滅菌処理すること。
副作用
副作用等発現状況の概要
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
過敏症:
発疹、そう痒感等の過敏症状(頻度不明)があらわれることがあるので、このような場合には使用を中止し、適切な処置を行うこと。
適用上の注意
1人体
1投与経路:
経口投与しないこと。
2使用時:
1原液が眼に入らないように注意すること。
眼に入った場合には水でよく洗い流すこと。
2皮膚・粘膜の刺激症状があらわれることがあるので、注意すること。
3粘膜、創傷面又は炎症部位に長期間又は広範囲に使用しないこと(全身吸収による筋脱力を起こすおそれがある)。
4密封包帯、ギプス包帯、パックに使用すると刺激症状があらわれることがあるので、使用しないことが望ましい。
2その他
1*調製方法:
繊維、布(綿、ガーゼ、ウール、レーヨン等)は本剤の成分であるベンゼトニウム塩化物を吸着するので、これらを溶液に浸漬して用いる場合には、有効濃度以下とならないように注意すること。
2使用時:
1血清、膿汁等の有機性物質は殺菌作用を減弱させるので、これらが付着している場合は、十分に洗い落してから使用すること。
2石けん類は本剤の殺菌作用を減弱させるので、石けん分を洗い落してから使用すること。
3皮膚消毒に使用する綿球、ガーゼ等は滅菌保存し、使用時に溶液に浸すこと。
3器具等材質:
1合成ゴム製品、合成樹脂製品、光学器具、鏡器具、塗装カテーテル等への使用は避けることが望ましい。
2皮革製品の消毒に使用すると、変質させることがあるので、使用しないこと。
薬効薬理
芽胞のない細菌、一部の真菌類に広く抗菌力を有し、グラム陽性菌には陰性菌より低濃度で効果を示す。
一方、結核菌及び大部分のウイルスに対する効果は期待できない。
取扱い上の注意
<注意>
1開封時及び開封後は、微生物による汚染に注意すること。
2本剤は滅菌製剤のため、開封後は速やかに使用すること。
包装
主要文献及び文献請求先
文献請求先
健栄製薬株式会社
大阪市中央区伏見町2丁目5番8号
TEL 06(6231)5626
FAX 06(6204)0750
製造業者又は輸入販売業者の氏名又は名称及び住所
製造販売元
健栄製薬株式会社
大阪市中央区伏見町2丁目5番8号
TEL 06(6231)5626
FAX 06(6204)0750