作成又は改訂年月
日本標準商品分類番号
日本標準商品分類番号等
1982年8月
薬効分類名
承認等
無水エタノール「ヤマゼン」
販売名コード
承認・許可番号
薬価基準収載年月
販売開始年月
貯法・使用期限等
貯法等:
遮光して火気を避けて保存
気密容器
アルコール類*危険等級2*水溶性*火気厳禁
組成
性状
無色澄明の液である。水と混和する。燃えやすく、点火するとき、淡青色の炎をあげて燃える。揮発性である。 |
禁忌(次の部位には使用しないこと)
効能又は効果
効能又は効果/用法及び用量
手指・皮膚の消毒
手術部位(手術野)の皮膚の消毒
医療機器の消毒
本品を精製水でうすめて、エタノールとして76.9〜81.4vol%とし、これを消毒部位に塗布する。
使用上の注意
重要な基本的注意
本剤を含浸させた消毒綿は、気密容器に入れて保存すること。[アルコールが蒸発して殺菌力が減退する]
眼に入らないよう注意すること。入った場合には直ちに水でよく洗い流すこと
広範囲又は長期間使用する場合には、蒸気の吸入に注意すること。[エタノール蒸気に大量又は繰り返しさらされた場合、粘膜への刺激、頭痛などを起こすことがある。]
副作用
副作用等発現状況の概要
その他の副作用
本剤は、副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
適用上の注意
使用時
同一部位に反復使用した場合には、脱脂等による皮膚荒れを起こすことがあるので、注意すること。
本剤は血清、膿汁等の蛋白質を凝固させ、内部にまで浸透しないことがあるので、これらが付着している医療器具等に用いる場合には、十分に洗い落としてから使用すること。
合成ゴム製品、合成樹脂製品、光学器具等には変質するものがあるので、このような器具は長期間浸漬しないこと。
本剤は引火性・爆発性があるため、火気(電気メス使用時も含む)には十分注意すること。
金属器具類を長時間浸漬する必要がある場合は、腐食を防止するために0.2〜1.0%の亜硝酸ナトリウムを添加すること。
その他の注意
承認外の経皮的エタノール注入療法(PEIT)使用例で、注入時の疼痛、酩酊感、発熱、本剤の局所外流出による重篤な胆道・腹くう内等での出血、肝梗塞、肝不全等が報告されている。
薬効薬理
本剤は使用濃度において栄養型細菌(グラム陽性菌、グラム陰性菌)、酵母菌、ウイルス等には有効であるが、芽胞(炭疽菌、破傷風菌等)及び一部のウイルスに対する殺菌効果は期待できない。
包装
主要文献及び文献請求先
文献請求先
山善製薬株式会社 学術室
〒541-0045 大阪市中央区道修町2丁目2番4号
電話 06-6231-1821
FAX 06-6231-1824
製造販売業者の氏名又は名称及び住所
製造販売元
山善製薬株式会社
〒541-0045 大阪市中央区道修町2丁目2番4号
電話 06-6231-1821
FAX 06-6231-1824