添付文書番号
2615704X1234_4_02
企業コード
730119
作成又は改訂年月
日本標準商品分類番号
872615
薬効分類名
殺菌消毒剤
承認等
販売名
無水エタノール「マルイシ」
販売名コード
販売名英字表記
Anhydrous Ethanol「Maruishi」
販売名ひらがな
むすいえたのーる まるいし
承認番号等
販売開始年月
貯法、有効期間
基準名
一般的名称
無水エタノール
禁忌(次の患者には投与しないこと)
損傷皮膚及び粘膜には使用しないこと[刺激作用を有する]
組成・性状
組成
製剤の性状
無水エタノール「マルイシ」
性状 | 無色澄明の液で、水と混和する。燃えやすく、点火するとき、淡青色の炎をあげて燃える。揮発性である。 |
---|
効能又は効果
手指・皮膚の消毒、手術部位(手術野)の皮膚の消毒、医療機器の消毒
用法及び用量
本品を精製水でうすめて、エタノールとして76.9~81.4vol%とし、これを消毒部位に塗布する。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。
その他の副作用
適用上の注意
薬剤使用時の注意
外用にのみ使用すること。
眼に入らないように注意すること。入った場合には水でよく洗い流すこと。
エタノール蒸気に大量に又は繰り返しさらされた場合、粘膜への刺激、頭痛等を起こすことがあるので、広範囲又は長期間使用する場合には、蒸気の吸入に注意すること。
同一部位に反復使用した場合には、脱脂等による皮膚荒れを起こすことがあるので注意すること。
本剤は血清、膿汁等のタンパク質を凝固させ、内部にまで浸透しないことがあるので、これらが付着している医療機器等に用いる場合には、十分に洗い落としてから使用すること。
合成ゴム製品、合成樹脂製品、光学器具、鏡器具、塗装カテーテル等には、変質するものがあるので、このような器具は長時間浸漬しないこと。
引火性があり、爆発の危険性もあるため、火気(電気メス使用等も含む)には十分注意すること。
電気メス等を使用する場合には本剤を乾燥させ、アルコール蒸気の拡散を確認してから使用すること。電気メスによる発火事故が報告されている。
その他の注意
臨床使用に基づく情報
承認外の経皮的エタノール注入療法(PEIT)使用例で、注入時の疼痛、酩酊感、発熱、本剤の局所外流出による重篤な胆道・腹腔内等での出血、肝梗塞、肝不全等が報告されている。
薬効薬理
作用機序
菌体膜を透過し溶菌、タンパクの変性、原形質阻害、代謝機能障害を起こす。
抗菌作用
本剤は、使用濃度において栄養型細菌(グラム陽性菌、グラム陰性菌)、酵母菌、ウイルス等には有効であるが、芽胞(炭疽菌、破傷風菌等)及び一部のウイルスに対する効果は期待できない。
有効成分に関する理化学的知見
一般的名称
エタノール(Ethanol)
化学名
Ethanol
分子式
C2H6O
分子量
46.07
性状
無色澄明の液である。水と混和する。燃えやすく、点火するとき、淡青色の炎をあげて燃える。揮発性である。
化学構造式
比重
d 1515:0.79425(100%)
取扱い上の注意
包装
文献請求先及び問い合わせ先
〒541-0044 大阪市中央区伏見町2丁目5番8号
製造販売業者等