添付文書番号
2614700X1441_1_09
企業コード
730119
作成又は改訂年月
日本標準商品分類番号
872614
薬効分類名
外用殺菌消毒剤
承認等
販売名
オキシドール消毒用液「マルイシ」
販売名コード
販売名英字表記
Oxydol Disinfectant Solution「Maruishi」
販売名ひらがな
おきしどーるしょうどくようえき まるいし
承認番号等
販売開始年月
貯法、有効期間
基準名
一般的名称
過酸化水素
禁忌(次の患者には投与しないこと)
瘻孔、挫創等本剤を使用した際に体腔にしみ込むおそれのある部位には使用しないこと[空気塞栓を起こしたとの報告がある。]
組成・性状
組成
オキシドール消毒用液「マルイシ」
有効成分 | 過酸化水素(H2O2:34.01)3w/v% |
---|
添加剤 | 氷酢酸、アセトアニリド、エデト酸ナトリウム水和物、エタノール |
---|
製剤の性状
オキシドール消毒用液「マルイシ」
性状 | 無色澄明の液で、においはないか、又はオゾンようのにおいがある。 放置するか、又は強く振り動かすとき、徐々に分解する。 酸化剤又は還元剤と接触するとき、速やかに分解する。 アルカリ性にするとき、激しく泡だって分解する。光によって変化する。 pH:3.0~5.0 比重d 2020:約1.01 |
---|
効能又は効果
用法及び用量
〈創傷・潰瘍〉
原液のままあるいは2〜3倍希釈して塗布、洗浄する。
〈耳鼻咽喉〉
原液のまま塗布、滴下あるいは2〜10倍(耳科の場合、時にグリセリン、アルコールで希釈する)希釈して洗浄、噴霧、含嗽に用いる。
〈口腔〉
口腔粘膜の消毒、齲窩及び根管の清掃・消毒、歯の清浄には原液又は2倍希釈して洗浄・拭掃する。
口内炎の洗口には10倍希釈して洗口する。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。
重大な副作用
空気塞栓(頻度不明)
循環動態に異常を認めた場合など空気塞栓が疑われる症状がみられた場合は、速やかに本剤の使用を中止し、適切な処置を行うこと。
その他の副作用
適用上の注意
薬剤使用時の注意
外用にのみ使用し、内服しないこと。
眼に入らないように注意すること。入った場合には水でよく洗い流すこと。
易刺激性の部位に使用する場合には、正常の部位に使用する場合よりも低濃度とすることが望ましい。
深い創傷に使用する場合の希釈液としては注射用水か滅菌精製水を用い、水道水や精製水を用いないこと。
長期間又は広範囲に使用しないこと。
その他の注意
非臨床試験に基づく情報
長期大量経口投与によりマウスの十二指腸に腫瘍の発生が認められたとの報告がある。
薬効薬理
作用機序
過酸化水素から生じるヒドロキシラジカルにより細胞膜、DNAなどが損傷を受ける。発泡による機械的清浄化作用がある 。
抗菌作用
使用濃度において、グラム陽性菌、グラム陰性菌、酵母、ウイルスに有効であるが、その作用は緩和で持続性がない 。
有効成分に関する理化学的知見
一般的名称
過酸化水素(Hydrogen Peroxide)
化学名
Hydrogen Peroxide
分子式
H2O2
分子量
34.01
性状
無色澄明な液体であり、においがないか、又はわずかににおいがある。
取扱い上の注意
本剤は光によって変化するので、遮光した容器に入れ密栓してなるべく冷所に保存すること。
包装
主要文献
1
第十八改正日本薬局方解説書:廣川書店,2021;C-1215-C-1219
文献請求先及び問い合わせ先
製造販売業者等