添付文書番号
2612700X1315_1_07
企業コード
530090
作成又は改訂年月
日本標準商品分類番号
872612
薬効分類名
外用殺菌消毒剤
承認等
販売名
希ヨードチンキ「ニッコー」
販売名コード
販売名英字表記
DILUTE IODINE TINCTURE 「NIKKO」
販売名ひらがな
きよーどちんき「にっこー」
承認番号等
販売開始年月
貯法、有効期間
基準名
一般的名称
希ヨードチンキ
禁忌(次の患者には投与しないこと)
組成・性状
組成
希ヨードチンキ「ニッコー」
有効成分 | 100mL中 日局ヨウ素 3g |
---|
添加剤 | ヨウ化カリウム、エタノール |
---|
製剤の性状
効能又は効果
○皮膚表面の一般消毒
○創傷・潰瘍の殺菌・消毒
○歯肉及び口腔粘膜の消毒、根管の消毒
用法及び用量
本剤をそのまま又は2〜5倍に希釈し、1日2〜3回患部及び皮膚に適量塗布する。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。
その他の副作用
臨床検査結果に及ぼす影響
血漿蛋白結合ヨード(PBI)及び甲状腺放射性ヨード摂取率の検査値に影響を及ぼすことがある。
適用上の注意
薬剤調製時の注意
深い創傷に使用する場合の希釈液としては注射用水か滅菌精製水を用い、水道水や精製水を用いないこと。
薬剤使用時の注意
外用にのみ使用し、内服しないこと。
眼に入らないように注意すること。入った場合には水でよく洗い流すこと。
粘膜、創傷面又は炎症部位に長期間又は広範囲に使用しないこと。
同一部位に反復使用した場合には、表皮の剝離を伴う急性の皮膚炎を起こすことがあるので注意すること。
口腔内に使用するときは、患部を乾燥させて塗布すること。
引火性があり、爆発の危険性もあるため、火気には十分注意すること。
薬効薬理
作用機序
ヨウ素及びエタノールの揮散性、殺菌作用、局所刺激作用により、主として外用殺菌、刺激剤としての薬効を有する。本剤の局所刺激作用は強力で、作用は速やかに発揮され持続性を有する。皮膚に塗布すると表皮細胞を壊死させ、皮膚から徐々に吸収されて内部組織にまで及ぶと考えられる。本剤はヨードチンキを同量の70vol%エタノールで薄めたものであるから、皮膚、粘膜に対する作用はより緩和である 。
有効成分に関する理化学的知見
一般的名称
ヨウ素(Iodine)
化学名
Iodine
性状
本品は灰黒色の板状又は粒状の重い結晶で、金属性の光沢があり、特異なにおいがある。
本品はジエチルエーテルに溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けやすく、クロロホルムにやや溶けにくく、水に極めて溶けにくい。
本品はヨウ化カリウム試液に溶ける。
本品は常温で揮散する。
化学式
I
原子量
126.90
取扱い上の注意
包装
主要文献
1
第十八改正日本薬局方解説書 C-5931-5935,廣川書店,2021
文献請求先及び問い合わせ先
〒501-6312 岐阜県羽島市上中町一色467-1
製造販売業者等