添付文書番号
2344008F1057_1_05
企業コード
830039
作成又は改訂年月
日本標準商品分類番号
872344
薬効分類名
制酸剤
承認等
販売名
炭カル錠「ヨシダ」250㎎
販売名コード
販売名英字表記
Tankaru Tablets「Yoshida」250mg
販売名ひらがな
たんかるじょう「よしだ」にひゃくごじゅうみりぐらむ
承認番号等
販売開始年月
貯法、有効期間
基準名
販売名
炭カル錠「ヨシダ」500㎎
販売名コード
販売名英字表記
Tankaru Tablets「Yoshida」500mg
販売名ひらがな
たんかるじょう「よしだ」ごひゃくみりぐらむ
承認番号等
販売開始年月
貯法、有効期間
基準名
一般的名称
沈降炭酸カルシウム錠
禁忌(次の患者には投与しないこと)
甲状腺機能低下症又は副甲状腺機能亢進症の患者[血中カルシウム濃度の上昇により病態に悪影響を及ぼすおそれがある。]
組成・性状
組成
炭カル錠「ヨシダ」250㎎
有効成分(1 錠中) | 日局沈降炭酸カルシウム 250mg |
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添加剤 | ヒドロキシプロピルセルロース、 クロスカルメロース ナトリウム、 ステアリン酸マグネシウム |
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炭カル錠「ヨシダ」500㎎
有効成分(1 錠中) | 日局沈降炭酸カルシウム 500mg |
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添加剤 | ヒドロキシプロピルセルロース、 クロスカルメロース ナトリウム、 ステアリン酸マグネシウム |
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製剤の性状
炭カル錠「ヨシダ」250㎎
性状 | 白色の素錠 |
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外形 | 表面 裏面 側面 |
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直径(mm) | 7.5 |
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厚さ(mm) | 3.6 |
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重さ(mg) | 265 |
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識別コード | YO CC2 |
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炭カル錠「ヨシダ」500㎎
性状 | 白色の素錠 |
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外形 | 表面 裏面 側面 |
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直径(mm) | 9 |
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厚さ(mm) | 4.8 |
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重さ(mg) | 530 |
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識別コード | YO CC1 |
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効能又は効果
下記疾患における制酸作用と症状の改善:
胃・十二指腸潰瘍、胃炎(急・慢性胃炎、薬剤性胃炎を含む)、上部消化管機能異常(神経性食思不振、いわゆる胃下垂症、胃酸過多症を含む)
用法及び用量
沈降炭酸カルシウムとして、通常成人 1 日 1 ~ 3g を 3 ~ 4 回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
特定の背景を有する患者に関する注意
合併症・既往歴等のある患者
心機能障害、肺機能障害のある患者
心機能障害、肺機能障害を悪化させるおそれがある。
便秘のある患者
便秘を悪化させるおそれがある。
高カルシウム血症の患者
高カルシウム血症を更に悪化させるおそれがある。
腎機能障害患者
妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
高齢者
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
相互作用
併用注意(併用に注意すること)
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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テトラサイクリン系抗生物質 ニューキノロン系抗菌剤 エチドロン酸二ナトリウム 鉄剤 | これらの薬剤の吸収を阻害し、効果を減弱させることがある。両剤の服用間隔を 2 時間以上あけるなど注意すること。 | これらの薬剤はカルシウムイオンと消化管内で難溶性のキレートを形成し、吸収が阻害されることがある。 |
高カリウム血症改善イオン交換樹脂製剤 ポリスチレンスルホン酸カルシウム ポリスチレンスルホン酸ナトリウム
| これらの作用を減弱させるおそれがある。また、併用により全身性アルカローシスがあらわれたとの報告がある。 | カルシウムイオンがこれらの薬剤の陽イオンと交換するためと考えられる。 |
ジギタリス製剤 | ジギタリス製剤の作用を増強し、ジギタリス中毒を起こすおそれがある。ジギトキシン血中濃度の測定や電解質測定を行うなど、観察を十分に行い、慎重に投与すること。 | カルシウムは強心配糖体の心筋収縮力を増強する。本剤の投与により血中カルシウム濃度が上昇するとジギタリス中毒が発現しやすくなる可能性がある。 |
大量の牛乳 | milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれるおそれがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。 | 機序不明 |
活性型ビタミン D 製剤 ・ アルファカルシドール ・ カルシトリオール ビタミン D | 高カルシウム血症があらわれるおそれがある。 | 腸管からのカルシウム吸収が増大するため。 |
ロキサデュスタット | ロキサデュスタットと併用した場合、ロキサデュスタットの作用が減弱するおそれがあるため、併用する場合は、前後 1 時間以上あけて本剤を服用すること。 | ロキサデュスタットを酢酸カルシウムと同時投与したところ、ロキサデュスタットの AUCinf が低下した。 |
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
その他の副作用
| 頻度不明 |
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代謝異常 | 高カルシウム血症、アルカローシス等 の電解質失調 |
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長期・大量投与 | 腎結石、尿路結石 |
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消化器 | 悪心、嘔吐、便秘、下痢、胃酸の反動性分泌等 |
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過敏症 | そう痒感 |
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適用上の注意
薬剤交付時の注意
PTP 包装の薬剤は PTP シートから取り出して服用するよう指導すること。PTP シートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
薬効薬理
作用機序
沈降炭酸カルシウムは不溶性カルシウム剤の 1 種で制酸作用を呈し、また吸着作用も現すので胃潰瘍及び胃酸過多症に制酸薬として用いる。
炭カル錠「ヨシダ」500mg 2 錠は 0.1mol/L 塩酸約 200mLを中和する能力がある。
有効成分に関する理化学的知見
一般的名称
沈降炭酸カルシウム(Precipitated Calcium Carbonate)
分子式
CaCO3
分子量
100.09
性状
白色の微細な結晶性の粉末で、におい及び味はない。
水にほとんど溶けないが、二酸化炭素が存在すると溶解性を増す。
エタノール(95) 又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
希酢酸、希塩酸又は希硝酸に泡立って溶ける。
包装
〈 炭カル錠「ヨシダ」250mg 〉
PTP 包装:100 錠(10 錠×10)
〈 炭カル錠「ヨシダ」500mg 〉
PTP 包装:100 錠(10 錠×10)
主要文献
1
第十八改正日本薬局方解説書. 廣川書店.2021.C-3124-C-3125
2
吉田製薬株式会社 社内資料:制酸力試験
文献請求先及び問い合わせ先
製造販売業者等