医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

閲覧履歴

アドソルビン原末

消化管用吸着剤

1g 0.79円

添付文書番号

2343002X1058_2_02

企業コード

530258

作成又は改訂年月

2022年3月改訂
(第1版)

日本標準商品分類番号

872343

薬効分類名

消化管用吸着剤

承認等

販売名

アドソルビン原末

販売名コード

2343002X1058

販売名英字表記

ADSORBIN Powder

販売名ひらがな

あどそるびんげんまつ

承認番号等

承認番号
22000AMX00263

販売開始年月

1984年4月

貯法、有効期間

貯法
室温保存
有効期間
5年

基準名

日本薬局方
天然ケイ酸アルミニウム

一般的名称

天然ケイ酸アルミニウム

禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 腸閉塞のある患者[症状を悪化させるおそれがある。]
  2. 透析療法を受けている患者
  3. 出血性大腸炎の患者[腸管出血性大腸菌(O157等)や赤痢菌等の重篤な細菌性下痢のある患者では、症状の悪化、治療期間の延長をきたすおそれがある。]

組成・性状

組成

アドソルビン原末
有効成分
1g中
天然ケイ酸アルミニウム(日局)  1g

製剤の性状

アドソルビン原末
色・剤形
白色又は僅かに着色した粉末

効能又は効果

下痢症

用法及び用量

天然ケイ酸アルミニウムとして、通常、成人1日3~10gを3~4回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

特定の背景を有する患者に関する注意

合併症・既往歴等のある患者

  1. 細菌性下痢のある患者
    治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。治療期間の延長をきたすおそれがある。
  2. 便秘のある患者
    症状を悪化させるおそれがある。
  3. リン酸塩低下のある患者
    アルミニウムにより無機リンの吸収が阻害される。

腎機能障害患者

  1. 透析療法を受けている患者
    投与しないこと。長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症があらわれることがある。
  2. 腎障害のある患者
    定期的に血中アルミニウム、リン、カルシウム、アルカリフォスファターゼ等の測定を行うこと。長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症があらわれるおそれがある。

妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

相互作用

併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
テトラサイクリン系抗生物質
テトラサイクリン塩酸塩、
ミノサイクリン塩酸塩等
本剤との併用により、これらの薬剤の効果が減弱することがあるので、同時に服用させないなど注意すること。
この作用は薬剤の服用時間をずらすことにより弱まるとの報告がある。
本剤に含まれるアルミニウムとキレートを生成し、吸収が低下することにより、これらの薬剤の血中濃度が低下する。
ニューキノロン系抗菌剤
エノキサシン水和物、
ノルフロキサシン、
オフロキサシン等
本剤との併用により、これらの薬剤の効果が減弱することがあるので、同時に服用させないなど注意すること。
この作用は薬剤の服用時間をずらすことにより弱まるとの報告がある。
本剤に含まれるアルミニウムとキレートを生成し、吸収が低下することにより、これらの薬剤の血中濃度が低下する。
その他の併用薬剤
併用薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがある。
この作用は薬剤の服用時間をずらすことにより弱まるとの報告がある。
本剤の吸着作用又は消化管内・体液のpH上昇による作用と考えられている。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

その他の副作用

頻度不明
消化器
嘔吐、胃部膨満

薬効薬理

作用機序
本剤は吸着作用を有し、胃及び腸管内における異常有害物質、過剰の水分又は粘液等を吸着し、除去させる。この吸着作用は腸管内では結果的に収斂作用、ひいては止瀉作用をあらわす。

有効成分に関する理化学的知見

一般的名称
天然ケイ酸アルミニウム(Natural Aluminum Silicate)
分子式
Al2O3・xSiO2・yH2O(主成分)
性状
白色又は僅かに着色した粉末で、におい及び味はない。
水、エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
1gに水酸化ナトリウム溶液(1→5)20mLを加えて加熱するとき、一部分は分解して溶けるが、大部分は不溶である。

包装

500g[ポリエチレン袋、バラ]

主要文献

1
第十八改正 日本薬局方解説書 廣川書店.2021;C1898-1902
2
熊谷 洋(監修):臨床薬理学大系 第8巻 中山書店.1966;212-215

文献請求先及び問い合わせ先

アルフレッサ ファーマ株式会社 製品情報部
〒540-8575 大阪市中央区石町二丁目2番9号
TEL 06-6941-0306 FAX 06-6943-8212

製造販売業者等

製造販売元
アルフレッサ ファーマ株式会社
大阪市中央区石町二丁目2番9号

先発薬

後発薬

                                                                                                                                                                                                       

MESSAGE

MESSAGE

LABEL