ニューキノロン系経口抗菌製剤
1g 129.8円
色及び剤形等 | 淡赤色の細粒 |
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薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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テオフィリン、アミノフィリン水和物 | 健康成人にテオフィリン1日400mgとトスフロキサシントシル酸塩水和物(錠剤)1日450mgを併用したところ、テオフィリンの最高血中濃度は、併用3日目で1.13倍、5日目では1.23倍の上昇を示したとの報告がある。 テオフィリンの中毒症状(消化器障害、頭痛、不整脈、痙攣等)があらわれるおそれがあるため、観察を十分に行い、血中濃度モニタリングを行うなど注意すること。 | <機序> テオフィリンの肝での代謝を抑制し、血中濃度を上昇させることが報告されている。 <危険因子> 高齢者 高度の腎障害患者 |
フェニル酢酸系、プロピオン酸系非ステロイド性消炎鎮痛剤 | 痙攣があらわれることがある。 観察を十分に行い、症状があらわれた場合には両剤の投与を中止し、気道確保と抗痙攣薬の使用など痙攣に対する治療を実施すること。 | <機序> 中枢神経におけるGABAA受容体への結合阻害作用が非ステロイド性消炎鎮痛剤により増強されることが主な機序と考えられている。 <危険因子> 高齢者 てんかん等痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者 高度の腎障害患者 |
アルミニウム又はマグネシウム含有の制酸剤、鉄剤、カルシウム含有製剤 | 本剤の効果が減弱されるおそれがある。 同時投与を避けるなど注意すること。 | <機序> 金属カチオンと難溶性の錯塩を形成し、本剤の消化管からの吸収が低下することが報告されている。 |
*副腎皮質ホルモン剤(経口剤及び注射剤)(プレドニゾロン、ヒドロコルチゾン等) | *腱障害のリスクが増大するとの報告がある。これらの薬剤との併用は、治療上の有益性が危険性を上回る場合のみとすること。 | *機序不明 |
判定パラメータ | 判定パラメータ | 参考パラメータ | 参考パラメータ | |
AUC0→24hr(μg・hr/mL) | Cmax(μg/mL) | Tmax(hr) | T1/2(hr) | |
トスフロキサシントシル酸塩細粒小児用15%「TCK」 | 4.86±1.07 | 0.71±0.21 | 1.22±0.52 | 7.26±1.20 |
標準製剤(細粒剤、15%) | 4.68±0.97 | 0.65±0.15 | 1.38±0.72 | 7.38±0.66 |