1
厚生労働省健康局結核感染症課編:抗微生物薬適正使用の手引き
2
石神襄次ほか:Chemotherapy. 1963;11(Suppl.):43-48
3
真柄正直ほか:Chemotherapy. 1962;10(6):448-449
4
吉田眞一ほか:戸田新細菌学.2010;33 版:165-167、㈱南山堂
5
野宮文三ほか:Clinical Report. 1970;4(10):2125-2133
アミノグリコシド系抗生物質製剤
1管 320円
有効成分 | 1アンプル(4mL)中 日局カナマイシン硫酸塩1g(力価) | |
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添加剤 | 1アンプル(4mL)中 亜硫酸水素ナトリウム2mg パラオキシ安息香酸メチル1.8mg パラオキシ安息香酸プロピル0.2mg | クエン酸ナトリウム水和物 |
形状 | 注射液 |
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色 | 無色澄明 |
pH | 5.0~8.0 |
浸透圧比 (日局生理食塩液対比) | 約2 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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腎障害を起こすおそれのある血液代用剤 デキストラン ヒドロキシエチルデンプン等 | 腎障害が発現、悪化することがあるので、併用は避けることが望ましい。 腎障害が発生した場合には、投与を中止し、透析療法等適切な処置を行うこと。 | 機序は明確ではないが、併用によりアミノグリコシド系抗生物質の血中への蓄積、近位尿細管上皮の空胞変性が生じるという報告がある。 |
ループ利尿剤 フロセミド アゾセミド等 | 腎障害及び聴器障害が発現、悪化するおそれがあるので、併用は避けることが望ましい。 | 機序は明確ではないが、併用によりアミノグリコシド系抗生物質の血中濃度の上昇、腎への蓄積が起こるという報告がある。 |
腎毒性及び聴器毒性を有する薬剤 バンコマイシン塩酸塩 エンビオマイシン硫酸塩 白金含有抗悪性腫瘍剤(シスプラチン、カルボプラチン、ネダプラチン)等 | 腎障害及び聴器障害が発現、悪化するおそれがあるので、併用は避けることが望ましい。 | 両薬剤ともに腎毒性、聴器毒性を有するが相互作用の機序は不明。 |
麻酔剤 筋弛緩剤 ベクロニウム臭化物 A型ボツリヌス毒素等 | 呼吸抑制があらわれるおそれがある。 呼吸抑制があらわれた場合には、必要に応じ、コリンエステラーゼ阻害剤、カルシウム製剤の投与等の適切な処置を行うこと。 | 両薬剤ともに神経筋遮断作用を有しており、併用によりその作用が増強される。 |
腎毒性を有する薬剤 シクロスポリン アムホテリシンB等 | 腎障害が発現、悪化するおそれがある。 | 両薬剤ともに腎毒性を有するが、相互作用の機序は不明。 |
5%以上又は頻度不明 | 0.1~5%未満 | 0.1%未満 | |
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腎臓 | BUN、クレアチニンの上昇、浮腫、蛋白尿、血尿、カリウム等電解質の異常 | ||
過敏症注) | 発疹 | ||
ビタミン欠乏症 | ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症、出血傾向等)、ビタミンB群欠乏症状(舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎等) | ||
注射部位 | 注射局所の疼痛又は硬結 | ||
その他 | 一過性の頭痛、口唇部のしびれ感 |
投与量 (g(力価)) | Tmax (hr) | Cmax (μg/mL) | T1/2※ (hr) | AUC0-∞※ (μg・hr/mL) |
0.5 | 1 | 28.0±2.7 | 3.31±0.63 | 190±22 |
1.0 | 1 | 43.1±4.3 | 3.85±0.14 | 295±28 |