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厚生労働省健康局結核感染症課編:抗微生物薬適正使用の手引き
2
Matsuda, S., et al.:Biol. Res. Pregnancy. 1984;5(2):57
3
芝木秀俊, 他:J. Antibiot. 1960;13(4):207-211
4
Weisblum, B., et al.:Bact.Rev. 1968;32:493-528
1カプセル 10.7円
有効成分 | 1カプセル中 日局 テトラサイクリン塩酸塩 50mg(力価) |
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添加剤 | 乳糖水和物、ステアリン酸マグネシウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ゼラチン |
有効成分 | 1カプセル中 日局 テトラサイクリン塩酸塩 250mg(力価) |
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添加剤 | 乳糖水和物、ステアリン酸マグネシウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ゼラチン |
識別コード | KY10 |
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色・剤形 | 白色~淡黄白色のハードカプセル剤 |
外形・大きさ |
識別コード | KY11 |
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色・剤形 | 白色~淡黄白色のハードカプセル剤 |
外形・大きさ |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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カルシウム、マグネシウム、アルミニウム又は鉄剤 | 本剤の吸収が低下し、効果が減弱されるおそれがある。 両剤の服用間隔を2~4時間とすること。 | 本剤と二価又は三価の金属イオンが消化管内で難溶性のキレートを形成して、本剤の吸収を阻害する。 |
ランタン | 本剤の吸収が低下し、効果が減弱されるおそれがあるので、左記薬剤服用後、2時間以上あけて投与すること。 | 本剤とランタンが難溶性の複合体を形成し、本剤の腸管からの吸収を妨げることが考えられる。 |
抗凝血剤 ワルファリンカリウム等 | 血漿プロトロンビン活性を抑制することがある。 | 本剤による腸内細菌の減少が、ビタミンK合成を阻害し、抗凝血剤の作用を増強するほか、本剤がカルシウムイオンとキレート結合し、血漿プロトロンビン活性を抑制すると考えられている。 |
スルホニル尿素系血糖降下薬 | 血糖降下作用が増強することがある。 | 機序は不明であるが、スルホニル尿素系薬剤の血糖降下作用がオキシテトラサイクリン及びドキシサイクリンによって増強されるという報告がある。 |
メトトレキサート | メトトレキサートの作用が増強されることがある。 | 本剤は血漿蛋白と結合しているメトトレキサートを競合的に置換遊離し、メトトレキサートの作用を増強させることが考えられる。 |
ポルフィマーナトリウム | 光線過敏症を起こすおそれがある。 直射日光、集中光等を避けること。 | 皮膚の光感受性を高める薬剤との併用により、本剤による光線過敏症が増強されることが考えられる。 |
ジゴキシン | 本剤がジゴキシンの作用を増強し、中毒症状が発現することがある。 併用時はジゴキシンの中毒症状に注意すること。 | 本剤による腸内細菌の減少のため、腸内細菌によるジゴキシンの代謝が不活性化され、ジゴキシンの血中濃度が上昇すると考えられる。 |
黄体・卵胞ホルモン配合剤 経口避妊剤 | 黄体・卵胞ホルモン配合剤の効果の減弱化及び不正性器出血の発現率が増大するおそれがある。 | 本剤による腸内細菌の減少のため、黄体・卵胞ホルモン配合剤の腸肝循環による再吸収が抑制されると考えられる。 |
ボツリヌス毒素製剤 | 過剰な筋弛緩があらわれる恐れがあり、閉瞼不全、頸部筋脱力、呼吸困難、嚥下障害等のリスクが高まるおそれがある。 | 本剤およびボツリヌス毒素製剤はともに筋弛緩作用を有するため、作用が増強されるおそれがある。 |
アトバコン | 本剤との併用によりアトバコンの血漿中濃度が約40%低下した。 | 機序は不明である。 |
頻度不明 | |
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過敏症 | 発熱、発疹、蕁麻疹 |
皮膚 | 光線過敏症 |
肝臓 | AST、ALTの上昇等肝機能検査値異常 |
消化器 | 食欲不振、悪心、嘔吐、腹痛、下痢、口内炎、舌炎、肛門周囲炎、膵炎 |
血液 | 顆粒球減少、好酸球増多、血小板減少 |
菌交代症 | 菌交代症に基づく新しい感染症 |
ビタミン欠乏症 | ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症、出血傾向等)、ビタミンB群欠乏症状(舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎等) |
頭蓋内圧上昇 | 頭蓋内圧上昇に伴う症状(嘔吐、頭痛、複視、うっ血乳頭、大泉門膨隆等) |