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コタロー竜胆瀉肝湯エキス細粒

漢方製剤

1g 7.3円

作成又は改訂年月

**
2018年 2月改訂
(第8版)
*
2013年 1月改訂

日本標準商品分類番号

875200

薬効分類名

漢方製剤

承認等

販売名

コタロー竜胆瀉肝湯エキス細粒

販売名コード

5200142C1025

承認・許可番号

(61AM)3963

薬価基準収載年月

1986年10月

販売開始年月

1986年10月

貯法・使用期限等

貯法:
室温保存
使用期限:
容器・外箱に記載の使用期限内に使用してください。

組成

本剤9.0g中
日局トウキ    1.5g
日局シャクヤク  1.5g
日局センキュウ  1.5g
日局ジオウ    1.5g
日局オウレン   1.5g
日局オウゴン   1.5g
日局オウバク   1.5g
日局サンシシ   1.5g
日局レンギョウ  1.5g
日局ハッカ    1.5g
日局モクツウ   1.5g
日局ハマボウフウ 1.5g
日局シャゼンシ  1.5g
日局カンゾウ   1.5g
日局リュウタン  2.0g
日局タクシャ   2.0g
上記の混合生薬より抽出した竜胆瀉肝湯の水製乾燥エキス6.0gを含有する。
添加物としてステアリン酸マグネシウム、トウモロコシデンプン、乳糖水和物、プルラン、メタケイ酸アルミン酸マグネシウムを含有する。

性状

製剤の性状本剤は黄褐色〜褐色の細粒で、特異なにおいがあり、味は苦い。
識別コード:N76

一般的名称

竜胆瀉肝湯

効能又は効果

用法及び用量

比較的体力のあるものの次の諸症:
尿道炎、膀胱カタル、膣炎、陰部湿疹、こしけ、陰部痒痛、子宮内膜炎。
通常、成人1日9.0gを2〜3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。
なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。

使用上の注意

慎重投与

著しく胃腸の虚弱な患者[食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、下痢等があらわれるおそれがある。]
食欲不振、悪心、嘔吐のある患者[これらの症状が悪化するおそれがある。]

重要な基本的注意

本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避けること。
本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値等に十分留意し、異常が認められた場合には投与を中止すること。
**サンシシ含有製剤の長期投与(多くは5年以上)により、大腸の色調異常、浮腫、びらん、潰瘍、狭窄を伴う腸間膜静脈硬化症があらわれるおそれがある。長期投与する場合にあっては、定期的にCT、大腸内視鏡等の検査を行うことが望ましい。
他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。

相互作用

併用注意

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
(1)カンゾウ含有製剤
(2)グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤
偽アルドステロン症があらわれやすくなる。また、低カリウム血症の結果として、ミオパチーがあらわれやすくなる。(「重大な副作用」の項参照)グリチルリチン酸は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が促進されることが考えられる。

副作用

副作用等発現状況の概要

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、発現頻度は不明である。

重大な副作用

*間質性肺炎:
咳嗽、呼吸困難、発熱、肺音の異常等があらわれた場合には、本剤の投与を中止し、速やかに胸部X線、胸部CT等の検査を実施するとともに副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
偽アルドステロン症:
低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症があらわれることがあるので、観察(血清カリウム値の測定等)を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
ミオパチー:
低カリウム血症の結果としてミオパチーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、脱力感、四肢痙攣・麻痺等の異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
肝機能障害、黄疸:
AST(GOT)、ALT(GPT)、Al−P、γ−GTP等の著しい上昇を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
**腸間膜静脈硬化症:
長期投与により、腸間膜静脈硬化症があらわれることがある。腹痛、下痢、便秘、腹部膨満等が繰り返しあらわれた場合、又は便潜血陽性になった場合には投与を中止し、CT、大腸内視鏡等の検査を実施するとともに、適切な処置を行うこと。なお、腸管切除術に至った症例も報告されている。

その他の副作用

頻度不明
消化器食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、下痢等

高齢者への投与

一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること。

小児等への投与

小児等に対する安全性は確立していない。[使用経験が少ない。]

取扱い上の注意

漢方製剤は吸湿しやすいので、湿気を避け、直射日光の当らない涼しい場所に保管してください。
特に、ポリ瓶の場合はキャップを堅く締めて保管してください。
本剤は天然の生薬を原料としていますので、ロットにより色調等に異同がありますが、効能その他に変わりはありません。

包装

コタロー竜胆瀉肝湯エキス細粒
ポリ瓶 500g
分包 3.0g×168包(504g)、3.0g×42包(126g)

主要文献及び文献請求先

問い合わせ先

小太郎漢方製薬株式会社 医薬事業部
〒531−0071
大阪市北区中津2丁目5番23号
電話 06−6371−9106
受付時間 9:00〜17:30(土、日、祝日、弊社休日を除く)
FAX 06−6377−4140

製造業者又は輸入販売業者の氏名又は名称及び住所

製造販売元
小太郎漢方製薬株式会社
大阪市北区中津2丁目5番23号

先発薬

後発薬

                                                                                                                                                                                                       

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