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閲覧履歴

ツムラ釣藤散エキス顆粒(医療用)

漢方製剤

1g 23.1円

作成又は改訂年月

**
2007年5月改訂
(第4版)
*
2005年4月改訂
(第3版)

日本標準商品分類番号

875200

薬効分類名

漢方製剤

承認等

ツムラ釣藤散エキス顆粒(医療用)

販売名コード

5200101D1030

承認・許可番号

(61AM)1137

薬価基準収載年月

1986年10月

販売開始年月

1986年10月

貯法・使用期限等

貯法
しゃ光・気密容器
使用期限
容器、外箱に表示

組成

本品7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス4.5gを含有する。
日局セッコウ    5.0g
日局チョウトウコウ 3.0g
日局チンピ     3.0g
日局バクモンドウ  3.0g
日局ハンゲ     3.0g
日局ブクリョウ   3.0g
日局キクカ     2.0g
日局ニンジン    2.0g
日局ボウフウ    2.0g
日局カンゾウ    1.0g
日局ショウキョウ  1.0g
添加物
日局ステアリン酸マグネシウム、日局乳糖水和物

性状

剤形 顆粒剤
淡灰褐色
におい 特異なにおい
わずかに辛くて酸味がある
識別コード ツムラ/47

一般的名称

釣藤散(ちょうとうさん)

効能又は効果

慢性に続く頭痛で中年以降、または高血圧の傾向のあるもの

用法及び用量

通常、成人1日7.5gを2〜3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。

使用上の注意

重要な基本的注意

本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避けること。
本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値等に十分留意し、異常が認められた場合には投与を中止すること。
他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。

相互作用

併用注意

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
(1)カンゾウ含有製剤
(2)グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤
偽アルドステロン症があらわれやすくなる。また、低カリウム血症の結果として、ミオパチーがあらわれやすくなる。
(「重大な副作用」の項参照)
グリチルリチン酸は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が促進されることが考えられる。

副作用

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、発現頻度は不明である。

重大な副作用

偽アルドステロン症
低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症があらわれることがあるので、観察(血清カリウム値の測定等)を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
ミオパチー
低カリウム血症の結果としてミオパチーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、脱力感、四肢痙攣・麻痺等の異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。

その他の副作用

  頻度不明
過敏症注1) 発疹、蕁麻疹等
消化器 食欲不振、胃部不快感、軟便、下痢、便秘等
注1)このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。

高齢者への投与

一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

小児等への投与

小児等に対する安全性は確立していない。[使用経験が少ない]

薬効薬理

血圧上昇抑制作用
高血圧自然発症ラット(SHR)に経口投与したところ、血圧上昇が抑制された1)
脳血流保持作用
SHRに経口投与したところ、脱血による脳血流量の減少が抑制された2)
作用機序
本剤は、以下の作用により薬理効果を示すことが示唆されている。
血圧降下作用
SHRの摘出腸間膜血管において、ノルアドレナリン、カリウム及びカルシウムによる収縮を抑制した(in vitro1)
脳血流保持作用
SHRにおいて、NO合成酵素阻害剤であるN G-nitro-L-arginine methyl ester(L-NAME)を処置したところ、経口投与で認められる脳血流保持作用が消失した2)

包装

500g、5kg(500g×10)、2.5g×42包、2.5g×189包

主要文献及び文献請求先

主要文献

1
Ishii, K. et al. 和漢医薬学会誌. 1987, 4(2), p.107.
2
Sugimoto, A. et al. Jpn. J. Pharmacol. 2000, 83(2), p.135.

**文献請求先

株式会社ツムラ お客様相談窓口
東京都港区赤坂2-17-11 〒107-8521
TEL:0120-329970
FAX:03-5574-6610

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

製造販売元
株式会社ツムラ
**東京都港区赤坂2-17-11

先発薬

後発薬

                                                                                                                                                                                                       

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