作成又は改訂年月
**
2014年4月改訂
第11版
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2014年3月改訂
日本標準商品分類番号
**日本標準商品分類番号等
2014年4月
薬効分類名
承認等
〔東洋〕小柴胡湯エキス細粒
販売名コード
承認・許可番号
薬価基準収載年月
販売開始年月
組成
本剤は、小柴胡湯の水製エキスに賦形剤(トウモロコシデンプン)を加えて製したものである。
本剤 7.5g 中
日局サイコ 6.0g
日局ハンゲ 5.0g
日局オウゴン 3.0g
日局タイソウ 3.0g
日局ニンジン 3.0g
日局カンゾウ 2.0g
生ショウキョウ 4.0g
上記の混合生薬より抽出した小柴胡湯の水製エキス5.0gを含有する。
性状
性状 | 本品は、褐色の細粒で特異なにおいと味を有する。(天然原料を使用するため、色調、味、においがロットにより若干異なることがあります。) |
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医薬品識別コード | TY-064 |
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一般的名称
警告
本剤の投与により、間質性肺炎が起こり、早期に適切な処置を行わない場合、死亡等の重篤な転帰に至ることがあるので、患者の状態を十分観察し、発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音の異常(捻髪音)、胸部X線異常等があらわれた場合には、ただちに本剤の投与を中止すること。
発熱、咳嗽、呼吸困難等があらわれた場合には、本剤の服用を中止し、ただちに連絡するよう患者に対し注意を行うこと。(「重大な副作用」の項参照)
禁忌
インターフェロン製剤を投与中の患者(「相互作用」の項参照)
肝硬変、肝癌の患者(間質性肺炎が起こり、死亡等の重篤な転帰に至ることがある)
慢性肝炎における肝機能障害で血小板数10万/mm3以下の患者(肝硬変が疑われる。)
*効能又は効果
効能又は効果/用法及び用量
1.体力中等度で上腹部がはって苦しく、舌苔を生じ、口中不快、食欲不振、時により微熱、 悪心などのあるものの次の諸症:
諸種の急性熱性病、肺炎、気管支炎、気管支喘息、感冒、リンパ腺炎、慢性胃腸障害、産 後回復不全
2.慢性肝炎における肝機能障害の改善
用法及び用量
通常 大人 1日 3回 1回 2.5g(1包)を空腹時経口投与 年齢症状により適宜増減する。
使用上の注意
慎重投与
著しく体力の衰えている患者[副作用があらわれやすくなり、その症状が増強されるおそれがある。]
慢性肝炎における肝機能障害で血小板数15万/mm3以下の患者[肝硬変に移行している可能性がある。]
重要な基本的注意
慢性肝炎における肝機能障害で本剤を投与中は、血小板数の変化に注意し、血小板数の減少が認められた場合には、投与を中止すること。
本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避けること。
本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値等に十分留意し、異常が認められた場合には投与を中止すること。
他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。
相互作用
併用禁忌
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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インターフェロン製剤, インターフェロン−α,インターフェロン−β | 間質性肺炎があらわれることがある。(「重大な副作用」の項参照」) | 機序は不明 |
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併用注意
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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1.カンゾウ含有製剤 2.グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤 3.ループ系利尿剤 フロセミド エタクリン酸 4.チアジド系利尿剤 トリクロルメチアジド | 偽アルドステロン症があらわれやすくなる。また、低カリウム血症の結果として、ミオパチーがあらわれやすくなる。(「重大な副作用」の項参照) | グリチルリチン酸及び利尿剤は、尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が促進されることが考えられる。 |
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副作用
副作用等発現状況の概要
副作用の発現状況
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、発現頻度は不明である。
重大な副作用
間質性肺炎
発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音の異常(捻髪音)等があらわれた場合には、本剤の投与を中止し、速やかに胸部X線等の検査を実施するとともに副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。また、発熱、咳嗽、呼吸困難等があらわれた場合には、本剤の服用を中止し、ただちに連絡するよう患者に対し注意を行うこと。
偽アルドステロン症
低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症があらわれることがあるので、観察(血清カリウム値の測定など)を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
ミオパチー
低カリウム血症の結果としてミオパチーがあらわれることがある。また、脱力感、筋力低下、筋肉痛、四肢痙攣・麻痺等の横紋筋融解症の症状があらわれることがあるので、CK(CPK)上昇、血中及び尿中のミオグロビン上昇が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
肝機能障害、黄疸
AST(GOT)、ALT(GPT)、Al−P、γ−GTPの著しい上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
その他の副作用
過敏症
発疹、そう痒、蕁麻疹等があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
消化器
食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、腹痛、下痢、便秘等があらわれることがある。
泌尿器
頻尿、排尿痛、血尿、残尿感、膀胱炎等があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
高齢者への投与
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること。
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
小児等への投与
小児等に対する安全性は確立していない。[使用経験が少ない]
取扱い上の注意
薬の品質を保つため、直射日光を避け、できるだけ湿気の少ない涼しいところに保管してください。
包装
主要文献及び文献請求先
文献請求先
製造販売元 株式会社 東洋薬行
東京都文京区本郷6−19−7
03−3813−2263
03−3813−0202
製造販売業者等の氏名又は名称及び住所
製造販売元
株式会社 東洋薬行
東京都文京区本郷6−19−7
03−3813−2263
03−3813−0202