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閲覧履歴

太虎堂の乙字湯エキス顆粒

漢方製剤

1g 9.2円

作成又は改訂年月

**
2011年5月改訂
(第5版)
*
2007年8月改訂

日本標準商品分類番号

875200

薬効分類名

漢方製剤

承認等

太虎堂の乙字湯エキス顆粒

販売名コード

5200012D1072

承認・許可番号

(61AM)3910

薬価基準収載年月

1986年10月

販売開始年月

1986年11月

貯法・使用期限等

貯法
できるだけ湿気を避け、直射日光のあたらない涼しい場所に保管のこと。開封後は特に湿気を避け、フタをよく閉める等取扱いに注意のこと。
使用期限
外箱・容器に表示

組成

本品7.5g中
日局トウキ        6.0g
日局サイコ        5.0g
日局オウゴン      3.0g
日局カンゾウ       2.0g
日局ショウマ       1.5g
日局ダイオウ       1.0g
上記生薬より抽出した水製乾燥エキス4150mgを含有する。
*添加物として日局乳糖水和物、日局ステアリン酸マグネシウムを含有する。

性状

本品は灰〜灰かっ色の顆粒剤で、特異なにおいがあり、味は甘苦い。
識別コード:
TM-3

一般的名称

乙字湯

効能又は効果

大便がかたくて便秘傾向のあるものの次の諸症:痔核(いぼ痔)、きれ痔、便秘

用法及び用量

通常成人1日7.5gを3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。

使用上の注意

慎重投与

下痢、軟便のある患者[これらの症状が悪化するおそれがある。]
著しく胃腸の虚弱な患者[食欲不振、胃部不快感、悪心、腹痛、下痢等があらわれることがある。]
食欲不振、悪心、嘔吐のある患者[これらの症状が悪化するおそれがある。]
著しく体力の衰えている患者[副作用があらわれやすくなり、その症状が増強されるおそれがある。]

重要な基本的注意

本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避けること。
本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値等に十分留意し、異常が認められた場合には投与を中止すること。
他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。ダイオウを含む製剤との併用には、特に注意すること。
ダイオウの瀉下作用には個人差が認められるので、用法・用量に注意すること。

相互作用

併用注意

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
(1)カンゾウ含有製剤
(2)グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤
偽アルドステロン症があらわれやすくなる。また、低カリウム血症の結果として、ミオパシーがあらわれやすくなる。(「重大な副作用」の項参照)グリチルリチン酸は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が促進されることが考えられる。

副作用

副作用等発現状況の概要

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、発現頻度は不明である。

重大な副作用

間質性肺炎
発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音の異常(捻髪音)等があらわれた場合には、本剤の投与を中止し、速やかに胸部X線等の検査を実施するとともに副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。また、発熱、咳嗽、呼吸困難等があらわれた場合には、本剤の服用を中止し、ただちに連絡するよう患者に対し注意を行うこと。
偽アルドステロン症
低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症があらわれることがあるので、観察(血清カリウム値の測定等)を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
ミオパシー
低カリウム血症の結果としてミオパシーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、脱力感、四肢痙攣・麻痺等の異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
肝機能障害、黄疸
AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、γ−GTPの著しい上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

その他の副作用

頻度不明
過敏症 注1)発疹、発赤、そう痒等
消化器食欲不振、胃部不快感、悪心、腹痛、下痢等
注1)このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。

高齢者への投与

一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい。[本剤に含まれるダイオウの子宮収縮作用及び骨盤内臓器の充血作用により流早産の危険性がある。]
授乳中の婦人には慎重に投与すること。[本剤に含まれるダイオウ中のアントラキノン誘導体が母乳中に移行し、乳児の下痢を起こすことがある。]

小児等への投与

小児等に対する安全性は確立していない。[使用経験が少ない]

包装

*500g、2.5g×84包、2.5g×252包

主要文献及び文献請求先

**文献請求先

太虎精堂製薬株式会社 薬事情報部
〒651-0076 神戸市中央区吾妻通2丁目1番27号
TEL (078)232-1015
FAX (078)232-1077

製造販売業者の氏名又は名称及び住所

製造販売元
太虎精堂製薬株式会社
神戸市中央区吾妻通2丁目1の27

先発薬

後発薬

                                                                                                                                                                                                       

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