添付文書番号
3922400D3136_1_02
企業コード
581120
作成又は改訂年月
日本標準商品分類番号
873922
薬効分類名
グルタチオン製剤
承認等
販売名
グルタチオン注射用200mg「NIG」
販売名コード
販売名英字表記
Glutathione for Injection
販売名ひらがな
ぐるたちおんちゅうしゃよう200mg「NIG」
承認番号等
販売開始年月
貯法、有効期間
規制区分
一般的名称
注射用グルタチオン
組成・性状
組成
グルタチオン注射用200mg「NIG」
有効成分 | 1アンプル中:グルタチオン 200mg |
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添加剤 | pH調節剤 |
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製剤の性状
グルタチオン注射用200mg「NIG」
pH | 4.0~6.0※ |
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浸透圧比 | 1.1~1.5※(生理食塩液に対する比) |
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色・性状 | 白色の凍結乾燥品 |
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※本品1アンプルを注射用水(3mL)に溶かした液
効能又は効果
薬物中毒、アセトン血性嘔吐症(自家中毒、周期性嘔吐症)
慢性肝疾患における肝機能の改善
急性湿疹、慢性湿疹、皮膚炎、じんま疹、リール黒皮症、肝斑、炎症後の色素沈着
妊娠悪阻、妊娠高血圧症候群
角膜損傷の治癒促進
放射線療法による白血球減少症、放射線宿酔、放射線による口腔粘膜の炎症
用法及び用量
通常成人には、グルタチオンとして1回100~200mgを溶解液にて溶解し1日1回筋肉内又は静脈内に注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
特定の背景を有する患者に関する注意
授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
重大な副作用
アナフィラキシー(0.1%未満)
顔面蒼白、血圧低下、脈拍の異常等の症状があらわれることがある。
その他の副作用
| 0.1%未満 |
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過敏症 | 発疹等 |
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消化器 | 食欲不振、悪心・嘔吐等 |
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適用上の注意
薬剤調製時の注意
溶解後直ちに使用すること。
薬剤投与時の注意
筋肉内注射時
筋肉内注射にあたっては、組織・神経等への影響を避けるため、下記の点に注意すること。
薬効薬理
作用機序
グルタチオンの生物学的な活性は、作用機構の面からSH基の酸化還元反応が関与する反応と、酸化還元反応とは無関係に関与する反応とに大別され、後者は、助酵素的な役割を果たす反応、メルカプツール酸の生成及びその他の解毒機構への関与、SH酵素又はその他の細胞成分の保護あるいは活性化、細胞分裂・細胞の増殖等における何らかの役割を果たすとされている。
有効成分に関する理化学的知見
一般的名称
グルタチオン(Glutathione)
化学名
(2S)-2-Amino-4-[1-(carboxymethyl)carbamoyl-(2R)-2-sulfanylethylcarbamoyl]butanoic acid
分子式
C10H17N3O6S
分子量
307.32
性状
白色の結晶性の粉末である。水に溶けやすく、エタノール(99.5)にほとんど溶けない。
化学構造式
融点
約185℃(分解)
包装
主要文献
1
早石 修 他:診断と治療社. 1969:1-37
文献請求先及び問い合わせ先
TEL(0120)517-215
FAX(076)442-8948
製造販売業者等
武田薬品工業株式会社
大阪市中央区道修町四丁目1番1号