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ヘパリン類似物質外用スプレー0.3%「テイコク」

血行促進・皮膚保湿剤

1g 9.7円

添付文書番号

3339950R1134_1_03

企業コード

470006

作成又は改訂年月

2024年3月改訂
(第1版)

日本標準商品分類番号

873339

薬効分類名

血行促進・皮膚保湿剤

承認等

販売名

ヘパリン類似物質外用スプレー0.3%「テイコク」

販売名コード

3339950R1134

販売名英字表記

HEPARINOID SPRAY 0.3%

販売名ひらがな

へぱりんるいじぶっしつがいようすぷれー0.3%「ていこく」

承認番号等

承認番号
22800AMX00544000

販売開始年月

2017年1月

貯法、有効期間

貯法
室温保存
有効期間
3年

一般的名称

ヘパリン類似物質スプレー

禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 出血性血液疾患(血友病、血小板減少症、紫斑病等)の患者[血液凝固抑制作用を有し、出血を助長するおそれがある]
  2. 僅少な出血でも重大な結果を来すことが予想される患者[血液凝固抑制作用を有し、出血を助長するおそれがある]

組成・性状

組成

ヘパリン類似物質外用スプレー0.3%「テイコク」
有効成分
1g中 ヘパリン類似物質  3.0mg
添加剤
カルボキシビニルポリマー、ヒプロメロース、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、1, 3-ブチレングリコール、グリセリン、トリエタノールアミン、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル

製剤の性状

ヘパリン類似物質外用スプレー0.3%「テイコク」
外観・性状
無色〜微黄色の澄明なローション剤である。

効能又は効果

血栓性静脈炎(痔核を含む)、血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患(注射後の硬結並びに疼痛)、凍瘡、肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防、進行性指掌角皮症、皮脂欠乏症、外傷(打撲、捻挫、挫傷)後の腫脹・血腫・腱鞘炎・筋肉痛・関節炎、筋性斜頸(乳児期)

用法及び用量

通常、1日1〜数回適量を患部に噴霧する。

特定の背景を有する患者に関する注意

妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。

その他の副作用

0.1~5%未満
頻度不明
過敏症
皮膚炎、そう痒、発赤、発疹、潮紅等
皮膚刺激感
皮膚
(投与部位)
紫斑

適用上の注意

薬剤使用時の注意
  1. 潰瘍、びらん面への直接噴霧を避けること。
  2. 点鼻用として鼻腔内に使用しないこと。
  3. 顔面、頭部等、吸入する可能性のある患部には注意して使用すること。

薬効薬理

作用機序
作用機序は明確ではない。
血液凝固抑制作用
血液凝固時間を延長し、血液凝固抑制作用を示す(ヒト, 、イヌ 、ウサギ )。
血流量増加作用
水素クリアランス法による実験で、皮膚組織血流量の増加を認めた, (ウサギ)。
血腫消退促進作用
実験的血腫の消退促進を認めた (ウサギ)。
角質水分保持増強作用
皮膚に対する保湿効果を有し (ヒト)、実験的乾燥性皮膚において角質水分保持増強作用を認めた, (モルモット)。
線維芽細胞増殖抑制作用
組織癒着防止に関する実験で、線維芽細胞増殖の抑制を認めた, (ウサギ)。
抗炎症作用
紫外線紅斑抑制作用を有する (モルモット)。
生物学的同等性
本剤はヘパリン類似物質ローション0.3%「日医工」と同一処方のため、生物学的同等性試験を実施していない。
  1. ウサギにヘパリン類似物質ローション0.3%「日医工」とヒルドイドクリーム0.3%をクロスオーバー法により背部に塗布し、血液凝固時間の延長率を比較検討した結果、両剤の生物学的同等性が確認された 。
  2. ヘパリン類似物質ローション0.3%「日医工」の「皮膚血流量増加作用(ウサギ)」、「角質水分保持増強作用及び皮脂分泌促進作用(モルモット)」及び「炎症足圧痛抑制試験法による鎮痛作用(ラット)」についてヒルドイドクリーム0.3%と薬効薬理試験により比較検討した結果、各試験において両剤とも統計学的に有意な効果が認められ、また両剤間には統計学的有意差は認められず、両剤の生物学的同等性が確認された 。

有効成分に関する理化学的知見

一般的名称
ヘパリン類似物質(Heparinoid)
性状
帯黄白色の無晶性の粉末で、においはなく、味はわずかに苦い。水に溶けやすく、メタノール、エタノール(95)、アセトン又は1-ブタノールにほとんど溶けない。水溶液(1→20)のpHは5.3〜7.6である。

包装

100g×10本

主要文献

1
中安国裕:東京慈恵会医科大学雑誌.1961;76(2):494-518
2
石川浩一ほか:外科.1955;17(12):849-854
3
木戸裕子ほか:基礎と臨床.1996;30(3):463-469
4
土肥孝彰ほか:薬理と治療.2001;29(2):127-134
5
安藤隆夫ほか:日本香粧品科学会誌.1984;8(3):246-250
6
難波和彦ほか:久留米医学会雑誌.1988;51(6):407-415
7
間狩孝ほか:日本外科宝函.1959;28(9):3757-3776
8
Raake W:Arzneim.-Forsch./Drug Res.1984;34(4):449-451
9
帝國製薬株式会社 社内資料(生物学的同等性:ヘパリン類似物質ローション)

文献請求先及び問い合わせ先

帝國製薬株式会社 医薬営業部 製品情報室
〒103-0024 東京都中央区日本橋小舟町6番6号
TEL:0120-189-567

製造販売業者等

製造販売元
帝國製薬株式会社
香川県東かがわ市三本松567番地

先発薬

後発薬

                                                                                                                                                                                                       

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