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閲覧履歴

ペロール注

糖質・電解質補給輸液剤

1袋 197円

添付文書番号

3319551A1059_4_02

企業コード

730869

作成又は改訂年月

2023年11月改訂
(第1版)

日本標準商品分類番号

873319

薬効分類名

糖質・電解質補給輸液剤

承認等

販売名

ペロール注(300mLボトル)

販売名コード

3319551A1059

販売名英字表記

PELOL Injection

販売名ひらがな

ぺろーるちゅう(300mLぼとる)

承認番号等

承認番号
20300AMZ00892

販売開始年月

1992年7月

貯法、有効期間

貯法
室温保存
有効期間
3年

規制区分

処方箋医薬品 注1)
注1)注意―医師等の処方箋により使用すること

販売名

ペロール注(300mLバッグ)

販売名コード

3319551A7049

販売名英字表記

PELOL Injection

販売名ひらがな

ぺろーるちゅう(300mLばっぐ)

承認番号等

承認番号
20300AMZ00892

販売開始年月

2007年9月

貯法、有効期間

貯法
室温保存
有効期間
3年

規制区分

処方箋医薬品 注2)
注2)注意―医師等の処方箋により使用すること

販売名

ペロール注(500mLボトル)

販売名コード

3319551A2055

販売名英字表記

PELOL Injection

販売名ひらがな

ぺろーるちゅう(500mLぼとる)

承認番号等

承認番号
20300AMZ00892

販売開始年月

1992年7月

貯法、有効期間

貯法
室温保存
有効期間
3年

規制区分

処方箋医薬品 注3)
注3)注意―医師等の処方箋により使用すること

販売名

ペロール注(500mLバッグ)

販売名コード

3319551A4066

販売名英字表記

PELOL Injection

販売名ひらがな

ぺろーるちゅう(500mLばっぐ)

承認番号等

承認番号
20300AMZ00892

販売開始年月

2007年9月

貯法、有効期間

貯法
室温保存
有効期間
3年

規制区分

処方箋医薬品 注4)
注4)注意―医師等の処方箋により使用すること

一般的名称

5%ブドウ糖加酢酸リンゲル液

組成・性状

組成

ペロール注(300mLボトル)
添加剤
pH調節剤  適量
容量
300mL
有効成分
(1容器中)
日局 塩化ナトリウム 1.8g
日局 塩化カリウム 0.09g
日局 塩化カルシウム水和物 0.06g
日局 酢酸ナトリウム水和物 1.14g
日局 ブドウ糖 15.0g
電解質組成(mEq/L)
Na+
130
K+
4
Ca2+
3
Cl
109
CH3COO
28
ブドウ糖
(g/L)
50
熱量
(kcal/L)
200
ペロール注(300mLバッグ)
添加剤
pH調節剤  適量
容量
300mL
有効成分
(1容器中)
日局 塩化ナトリウム 1.8g
日局 塩化カリウム 0.09g
日局 塩化カルシウム水和物 0.06g
日局 酢酸ナトリウム水和物 1.14g
日局 ブドウ糖 15.0g
電解質組成(mEq/L)
Na+
130
K+
4
Ca2+
3
Cl
109
CH3COO
28
ブドウ糖
(g/L)
50
熱量
(kcal/L)
200
ペロール注(500mLボトル)
添加剤
pH調節剤  適量
容量
500mL
有効成分
(1容器中)
日局 塩化ナトリウム 3.0g
日局 塩化カリウム 0.15g
日局 塩化カルシウム水和物 0.10g
日局 酢酸ナトリウム水和物 1.90g
日局 ブドウ糖 25.0g
電解質組成(mEq/L)
Na+
130
K+
4
Ca2+
3
Cl
109
CH3COO
28
ブドウ糖
(g/L)
50
熱量
(kcal/L)
200
ペロール注(500mLバッグ)
添加剤
pH調節剤  適量
容量
500mL
有効成分
(1容器中)
日局 塩化ナトリウム 3.0g
日局 塩化カリウム 0.15g
日局 塩化カルシウム水和物 0.10g
日局 酢酸ナトリウム水和物 1.90g
日局 ブドウ糖 25.0g
電解質組成(mEq/L)
Na+
130
K+
4
Ca2+
3
Cl
109
CH3COO
28
ブドウ糖
(g/L)
50
熱量
(kcal/L)
200

製剤の性状

ペロール注(300mLボトル)
pH4.0~6.5
浸透圧比1.8~2.1(生理食塩液に対する比)
性状
無色~微黄色の澄明の液
ペロール注(300mLバッグ)
pH4.0~6.5
浸透圧比1.8~2.1(生理食塩液に対する比)
性状
無色~微黄色の澄明の液
ペロール注(500mLボトル)
pH4.0~6.5
浸透圧比1.8~2.1(生理食塩液に対する比)
性状
無色~微黄色の澄明の液
ペロール注(500mLバッグ)
pH4.0~6.5
浸透圧比1.8~2.1(生理食塩液に対する比)
性状
無色~微黄色の澄明の液

効能又は効果

循環血液量及び組織間液の減少時における細胞外液の補給・補正、代謝性アシドーシスの補正、エネルギーの補給

用法及び用量

通常成人、1回500mL~1000mLを点滴静注する。
投与速度は通常成人ブドウ糖として1時間あたり0.5g/kg体重以下とする。
なお、年齢、症状、体重により適宜増減する。

特定の背景を有する患者に関する注意

合併症・既往歴等のある患者

  1. 糖尿病の患者
    血糖値が上昇することにより、症状が悪化するおそれがある。
  2. 心不全の患者
    循環血液量の増加により、症状が悪化するおそれがある。
  3. 高張性脱水症の患者
    水分補給が必要であり、電解質を含む本剤の投与により症状が悪化するおそれがある。
  4. 閉塞性尿路疾患により尿量が減少している患者
    水分、電解質等の排泄が障害されているため、症状が悪化するおそれがある。

腎機能障害患者

水分、電解質の過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。

妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

小児等

低出生体重児、新生児、乳児を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。

高齢者

投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

その他の副作用

頻度不明
大量・急速投与
脳浮腫、肺水腫、末梢の浮腫
代謝異常
高血糖、尿糖
肝臓
肝機能障害

適用上の注意

全般的な注意
  1. 使用時には、感染に対する配慮をすること。
  2. 注射針や輸液セットのびん針は、ゴム栓の刻印部(〇印)に垂直にゆっくりと刺すこと。斜めに刺した場合、削り片の混入及び液漏れの原因となるおそれがある。また、針は同一箇所に繰り返し刺さないこと。
薬剤調製時の注意
薬剤を配合する場合には、配合変化に注意すること。
薬剤投与時の注意
〈製剤共通〉
  1. 原則として、連結管を用いたタンデム方式による投与は行わないこと。輸液セット内に空気が流入するおそれがある。
  2. 容器の目盛りは目安として使用すること。
  3. 残液は使用しないこと。
〈プラスチックボトル製剤〉
  1. 通気針は不要であるが、薬液量が少なくなると排出速度が低下してくるので、滴下速度に十分注意すること。

臨床成績

有効性及び安全性に関する試験

  1. 国内臨床試験
    主として全身麻酔下の手術症例、熱傷及び肝障害を含むその他の症例(小児含む)計366例(ブドウ糖加酢酸リンゲル液190例)を対象として、ブドウ糖加酢酸リンゲル液と対照薬(ブドウ糖加乳酸リンゲル液、マルトース加乳酸リンゲル液、ソルビトール加乳酸リンゲル液、乳酸リンゲル液、酢酸リンゲル液)との比較試験を行った。その結果、細胞外液の減少に対する電解質の補給・補正、エネルギー補給による異化亢進の抑制及び外科的侵襲に伴う代謝性アシドーシスの補正がなされ、ブドウ糖加酢酸リンゲル液の有用性が認められ、肝・腎機能、血行動態その他の観察項目は良好に推移し、副作用の報告もなく、ブドウ糖加酢酸リンゲル液の安全性が確認された,,,,,,,,,,,,,,,,
  2. 国内臨床試験
    継続投与(2~3日)あるいは投与後継続観察(1~4日)を行った症例の臨床所見及び臨床検査より、細胞外液補充液として、水・電解質の補給・維持、代謝性アシドーシスの補正、エネルギーの補給が認められ、その他は副作用もなく、順調な経過を示したことが確認された,,,,

薬効薬理

作用機序
本剤は水分、電解質及びエネルギーの補給効果を示す。
循環動態に及ぼす作用
ブドウ糖加酢酸リンゲル液投与によりイヌ(雑種成犬)の実験的出血性ショックモデルにおける循環動態(血圧、心拍数及び血流量)の異常が改善した。また、ブドウ糖加酢酸リンゲル液はショック犬の腎機能及び肝機能に対して影響を与えなかった。

取扱い上の注意

  1. 液漏れの原因となるので、強い衝撃や鋭利なものとの接触等を避けること。
  2. 以下の場合には使用しないこと。
    • 外袋内や容器表面に水滴や結晶が認められる場合
    • 容器から薬液が漏れている場合
    • 性状その他薬液に異状が認められる場合
    • ゴム栓部のシールがはがれている場合

包装

300mL×20瓶(プラスチックボトル)
300mL×20袋(ソフトバッグ)
500mL×20瓶(プラスチックボトル)
500mL×20袋(ソフトバッグ)

主要文献

1
香川豊明ほか:臨床麻酔. 1981;5:139-143
2
花岡一雄ほか:診療と新薬. 1981;18:645-654
3
井上哲夫ほか:診療と新薬. 1981;18:237-240
4
有馬端ほか:麻酔. 1982;31:159-165
5
野見山延ほか:診療と新薬. 1982;19:2175-2178
6
平出薫ほか:診療と新薬. 1982;19:1140-1148
7
宮崎東洋ほか:診療と新薬. 1981;18:1987-1992
8
高野義人ほか:診療と新薬. 1981;18:1981-1986
9
東郷ひろみほか:診療と新薬. 1981;18:1973-1979
10
武井弘子ほか:診療と新薬. 1982;19:1129-1132
11
森義人ほか:麻酔と蘇生. 1981;17:145-150
12
岡田和夫ほか:診療と新薬. 1982;19:1123-1128
13
溝手博義ほか:医学と薬学. 1984;12:607-611
14
松田俊樹ほか:医学と薬学. 1986;16:204-210
15
大橋勉ほか:診療と新薬. 1982;19:1133-1139
16
三川宏ほか:診療と新薬. 1982;19:2131-2137
17
岡田和夫ほか:診療と新薬. 1985;22:424-433
18
小林勝ほか:医学と薬学. 1984;11:789-799

文献請求先及び問い合わせ先

ヴィアトリス製薬株式会社 メディカルインフォメーション部
〒105-0001 東京都港区虎ノ門5丁目11番2号
フリーダイヤル 0120-419-043

製造販売業者等

製造販売元
ヴィアトリス・ヘルスケア合同会社
東京都港区虎ノ門5丁目11番2号
販売元
ヴィアトリス製薬株式会社
東京都港区虎ノ門5丁目11番2号

(参考情報)

〈参考〉
プラスチックボトル開栓時の注意
(1)プルオフリングの支柱部が向こう側になるようにボトルを保持する。
(2)プルオフリングの上から人差し指を入れ、リングに指をかける。
(3)親指で支え、手前方向へ約45度にゆっくり引くと開栓できる。

先発薬

後発薬

                                                                                                                                                                                                       

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