1
Deringer, P. M., et al.:Lancet. 1976;I:432
2
Kanoh, T., et al.:Lancet. 1977;I:546-547
3
日本薬局方解説書編集委員会編:第十八改正 日本薬局方解説書 2021:C-5181-5188
4
日本薬局方解説書編集委員会編:第十八改正 日本薬局方解説書 2021:C-1832-1838
5
日本薬局方解説書編集委員会編:第十八改正 日本薬局方解説書 2021:C-1846-1849
副腎皮質ホルモン・抗ヒスタミン配合剤
1錠 8.1円
有効成分 | 1錠中 日局ベタメタゾン 0.25mg 日局d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 2mg |
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添加剤 | ゼラチン、トウモロコシデンプン、乳糖水和物、ステアリン酸マグネシウム |
有効成分 | 1mL中 日局ベタメタゾン 0.05mg 日局d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 0.4mg |
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添加剤 | プロピレングリコール、白糖、安息香酸ナトリウム、クエン酸水和物、塩化ナトリウム、D-ソルビトール液、香料、黄色5号 |
性状 | 白色の円形の素錠 |
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外形 | 表面 直径 約8.0mm 裏面 重さ 約0.19g 側面 厚さ 約3.65mm |
識別コード | TTS-311 |
性状 | だいだい色のほとんど澄明の液で,特異のにおいがある。味は甘くわずかに酸味がある。 |
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薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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デスモプレシン酢酸塩水和物 ミニリンメルト(男性における夜間多尿による夜間頻尿) | 低ナトリウム血症が発現するおそれがある。 | 機序不明。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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中枢神経抑制剤、 アルコール、 MAO阻害剤、 抗コリン作用を有する薬剤 | 相互に作用を増強することがあるので、併用する場合は、減量するなど慎重に投与すること。 | 中枢神経抑制剤、アルコール:d-クロルフェニラミンマレイン酸塩の中枢抑制作用により、作用が増強される。 MAO阻害剤:d-クロルフェニラミンマレイン酸塩の解毒機構に干渉し、作用を遷延化(増強)する。 |
ドロキシドパ、 ノルアドレナリン | 併用により血圧の異常上昇を来すおそれがある。 | d-クロルフェニラミンマレイン酸塩がヒスタミンによる毛細血管拡張を抑制する。 |
バルビツール酸誘導体 フェノバルビタール フェニトイン、 リファンピシン、 エフェドリン | 副腎皮質ホルモン剤の作用が減弱することが報告されているので、併用する場合には、用量について注意すること。 | バルビツール酸誘導体、フェニトイン、リファンピシンはP-450を誘導し、副腎皮質ホルモン剤の代謝が促進される。 |
サリチル酸誘導体 アスピリン、 アスピリンダイアルミネート、 サザピリン | 併用時に副腎皮質ホルモン剤を減量すると、血清中のサリチル酸濃度が上昇し、サリチル酸中毒を起こすことが報告されているので、併用する場合には、用量について注意すること。 | 副腎皮質ホルモン剤は、サリチル酸誘導体の腎排泄と肝代謝を促進し、血清中のサリチル酸誘導体の濃度を低下させる作用を持っているので減量するとその血中濃度が上昇する。 |
抗凝血剤 ワルファリンカリウム | 副腎皮質ホルモン剤が、抗凝血剤の作用を減弱させることが報告されているので、併用する場合には、用量について注意すること。 | 副腎皮質ホルモン剤は血液凝固促進作用がある。 |
糖尿病用薬 ビグアナイド系薬剤 スルホニルウレア剤 速効型インスリン分泌促進剤 α-グルコシダーゼ阻害剤 チアゾリジン系薬剤 DPP-4阻害剤 GLP-1受容体作動薬 SGLT2阻害剤 インスリン製剤等 | 副腎皮質ホルモン剤が糖尿病用薬の作用を減弱させることが報告されているので、併用する場合には、用量について注意するとともに、血糖値その他患者の状況を十分観察しながら投与すること。 | 副腎皮質ホルモン剤は、肝臓での糖新生を促進し、末梢組織での糖利用を阻害することによる血糖上昇作用がある。 |
利尿剤(カリウム保持性利尿剤を除く) トリクロルメチアジド、 アセタゾラミド、 フロセミド | 副腎皮質ホルモン剤との併用により低カリウム血症があらわれる場合があるので、併用する場合には、用量について注意すること。カリウム排泄型利尿剤との併用時には、血清カリウム濃度と心機能のモニタリングが推奨される。 | 副腎皮質ホルモン剤は、尿細管でのカリウム排泄促進作用がある。 |
ソマトロピン | 併用により、ソマトロピンの効果が減弱することがある。 | 副腎皮質ホルモン剤がソマトロピンの効果を減弱させる。機序不明。 |
シクロスポリン | シクロスポリンの血中濃度が上昇するとの報告があるので、併用する場合には、用量について注意すること。 | 本剤はシクロスポリンの代謝を阻害する。 |
非脱分極性筋弛緩剤 パンクロニウム臭化物、 ベクロニウム臭化物 | 筋弛緩作用が減弱又は増強するとの報告があるので、併用する場合には、用量について注意すること。 | 機序不明。 |
リトドリン塩酸塩 | ベタメタゾンの注射剤との併用により肺水腫があらわれたとの報告がある。 | 体内の水分貯留傾向が促進される。 |
エリスロマイシン | ベタメタゾンの作用が増強されるとの報告があるので、併用する場合には本剤の用量に注意すること。 | エリスロマイシンのCYP3A4に対する阻害作用により、ベタメタゾンの代謝が抑制される。 |
5%以上又は頻度不明 | 0.1~5%未満 | 0.1%未満 | |
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過敏症 | 発疹、光線過敏症等 | ||
精神神経系 | 鎮静、神経過敏、焦燥感、多幸症、複視、頭痛、めまい、耳鳴、前庭障害、情緒不安、振戦、感覚異常、ヒステリー、神経炎、協調異常 | 不眠、眠気、頭重感 | |
消化器 | 口渇、胸やけ、腹部膨満感、食欲不振、便秘 | 腹痛、悪心・嘔吐、食欲亢進、下痢等 | |
泌尿器 | 頻尿、排尿困難、尿閉、ステロイド腎症等 | ||
循環器 | 低血圧、心悸亢進、頻脈、期外収縮 | ||
呼吸器 | 鼻及び気道の乾燥、気管分泌液の粘性化、喘鳴、鼻閉 | ||
血液 | 溶血性貧血、白血球増多 | 血小板減少 | |
肝臓 | 肝機能障害(ASTの上昇、ALTの上昇、ALPの上昇等) | ||
内分泌 | 月経異常、糖尿等 | ||
筋・骨格 | 筋肉痛、関節痛等 | ||
脂質・蛋白質代謝 | 満月様顔貌、野牛肩、窒素負平衡、脂肪肝等 | ||
体液・電解質 | 浮腫、低カリウム性アルカローシス | 血圧上昇等 | |
眼 | 中心性漿液性網脈絡膜症等による網膜障害、眼球突出等 | ||
皮膚 | 多毛、脱毛、ざ瘡、色素沈着、皮下溢血、紫斑、線条、瘙痒感、発汗異常、顔面紅斑、創傷治癒障害、皮膚菲薄化・脆弱化、脂肪織炎 | ||
その他 | 発熱、疲労感、精子数及びその運動性の増減、胸痛 | 倦怠感、体重増加 |