使用前に本剤を温湯 (約40℃) で体温近くまで加温する。
チューブ (注入管) を精製水等で洗浄する。
キャップをまわすように取りはずし、内容液を少量出してノズルの先端を潤すか、あるいはワセリン等を塗布して滑りやすくした後、チューブをゆっくりと肛門内に挿入する (小児の場合は3〜7cm、成人の場合は6〜10cm)。
チューブを片方の手で支え、徐々に内容液を直腸内に注入する。注入後、チューブを静かに抜きとり、肛門部を脱脂綿等で押さえ、3〜10分後便意が強くなってから排便させる。
挿入時の体位は左側臥位をとるほうが挿入しやすい。
チューブを無理に挿入すると、直腸粘膜を損傷することがあるので、注意してゆっくり挿入する。
浣腸液の注入時に、不快感・抵抗感を感じたときはさらにゆっくり注入するか、又は注入を中止する。
連続の使用を避けて、1個を1回で使用し、残液は容器ごと廃棄する。