制酸剤
1g 1.19円
本品は白色のもろい塊又は粉末で、においはない。 本品は水、エタノール(95)、1-プロパノール又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。 本品は希塩酸に泡立って溶ける。 本品の飽和水溶液はアルカリ性である。 |
効能・効果 | 用法・用量 |
下記疾患における制酸作用と症状の改善 胃・十二指腸潰瘍、胃炎(急・慢性胃炎、薬剤性胃炎を含む)、上部消化管機能異常(神経性食思不振、いわゆる胃下垂症、胃酸過多症を含む) | 炭酸マグネシウムとして、通常成人1日2gを数回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。 |
便秘症 | 炭酸マグネシウムとして、通常成人1日3〜8gを頓用又は数回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
テトラサイクリン系抗生物質 (ミノサイクリン、ドキシサイクリン、テトラサイクリン等) ニューキノロン系抗菌剤 (ノルフロキサシン、シプロフロキサシン、トスフロキサシン等) エチドロン酸二ナトリウム セフジニル | これらの薬剤の効果が減弱するおそれがあるので、投与間隔をできるだけあけるなど注意すること。 | マグネシウムがこれらの薬剤と難溶性のキレートを形成し、これらの薬剤の吸収を阻害すると考えられる。 |
他の併用薬剤 | 併用薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがあるので、慎重に投与すること。 | 本剤の吸着作用又は消化管内・体液のpH上昇による。 |
大量の牛乳、カルシウム製剤 | milk−alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれるおそれがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。 | 腸管からのカルシウム吸収が増大する。 |
───── | 頻度不明 |
代謝異常注) | 高マグネシウム血症 |
消化器 | 下痢等 |