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閲覧履歴

炭酸マグネシウム「ニッコー」

制酸剤

1g 1.19円

作成又は改訂年月

2012年10月作成
(第1版)

日本標準商品分類番号

872344

日本標準商品分類番号等

1980年3月

薬効分類名

制酸剤

承認等

販売名

炭酸マグネシウム「ニッコー」

販売名コード

2344006X1169

承認・許可番号

16000AMZ04158
MAGNESIUM CARBONATE 「NIKKO」

薬価基準収載年月

1979年1月

販売開始年月

1979年1月

貯法・使用期限等

貯法:
室温保存
使用期限:
3年(表示の使用期限を参照すること。)

基準名

日本薬局方
炭酸マグネシウム

組成

本品1g中 日局炭酸マグネシウム1g 含有。
本品は定量するとき、酸化マグネシウム(MgO:40.30)40.0〜44.0%を含む。

性状

本品は白色のもろい塊又は粉末で、においはない。
本品は水、エタノール(95)、1-プロパノール又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
本品は希塩酸に泡立って溶ける。
本品の飽和水溶液はアルカリ性である。

効能又は効果

効能又は効果/用法及び用量

効能・効果用法・用量
下記疾患における制酸作用と症状の改善
胃・十二指腸潰瘍、胃炎(急・慢性胃炎、薬剤性胃炎を含む)、上部消化管機能異常(神経性食思不振、いわゆる胃下垂症、胃酸過多症を含む)
炭酸マグネシウムとして、通常成人1日2gを数回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
便秘症炭酸マグネシウムとして、通常成人1日3〜8gを頓用又は数回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

使用上の注意

慎重投与

1
腎障害のある患者[血中マグネシウム濃度が上昇するおそれがある。]
2
心機能障害、肺機能障害のある患者[心機能障害及び肺機能障害を増悪させるおそれがある。]
3
下痢のある患者[マグネシウムが下痢を促進するおそれがある。]
4
高マグネシウム血症の患者[症状を悪化させるおそれがある。]

相互作用

併用注意

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
テトラサイクリン系抗生物質
(ミノサイクリン、ドキシサイクリン、テトラサイクリン等)
ニューキノロン系抗菌剤
(ノルフロキサシン、シプロフロキサシン、トスフロキサシン等)
エチドロン酸二ナトリウム
セフジニル
これらの薬剤の効果が減弱するおそれがあるので、投与間隔をできるだけあけるなど注意すること。マグネシウムがこれらの薬剤と難溶性のキレートを形成し、これらの薬剤の吸収を阻害すると考えられる。
他の併用薬剤併用薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがあるので、慎重に投与すること。本剤の吸着作用又は消化管内・体液のpH上昇による。
大量の牛乳、カルシウム製剤milk−alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれるおそれがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。腸管からのカルシウム吸収が増大する。

副作用

副作用等発現状況の概要

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

重大な副作用

その他の副作用

その他の副作用の表
─────頻度不明
代謝異常注)高マグネシウム血症
消化器下痢等
注)長期・大量投与により発現することがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、減量又は休薬等の適切な処置を行うこと。

高齢者への投与

一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること。

薬効薬理

本剤は制酸作用を有しているが、その効力は酸化マグネシウムの約1/2である。胃酸を中和して炭酸ガスを発生すると共に塩化物を形成し、これが腸に移行して炭酸水素塩となり、塩類下剤として瀉下作用を呈する。この作用は硫酸マグネシウムより弱く、緩和な便通を望むときの制酸剤に適している。

包装

500g

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

製造販売元
日興製薬株式会社
岐阜県羽島市江吉良町1593

先発薬

後発薬

                                                                                                                                                                                                       

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