添付文書番号
2339161P1042_2_02
企業コード
580825
作成又は改訂年月
日本標準商品分類番号
872339
薬効分類名
消化酵素製剤
承認等
販売名
フェンラーゼ配合カプセル
販売名コード
販売名英字表記
Phenlase Combination Capsules
販売名ひらがな
ふぇんらーぜはいごうかぷせる
承認番号等
販売開始年月
貯法、有効期間
一般的名称
ビオヂアスターゼ1000配合剤
禁忌(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
ウシ又はブタ蛋白質に対し過敏症の既往歴のある患者
組成・性状
組成
フェンラーゼ配合カプセル
有効成分 (胃溶性) | | 1カプセル中 ビオヂアスターゼ1000 25mg ニューラーゼ 20mg セルラーゼAP3 10mg |
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有効成分 (腸溶性) | | 1カプセル中 プロザイム6 5mg リパーゼAP6 5mg 膵臓性消化酵素TA 45mg |
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添加剤 | 乳糖水和物、結晶セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、グリセリン、ヒプロメロースフタル酸エステル、精製セラック、グリセリン脂肪酸エステル、タルク カプセル本体:ゼラチン、黄色5号、青色1号、タルク、ラウリル硫酸ナトリウム |
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製剤の性状
フェンラーゼ配合カプセル
剤形 | 硬カプセル剤 |
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色調 | キャップ:淡緑色不透明 ボディ:白色不透明 |
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外形 | |
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大きさ | 3号カプセル |
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本体コード | 650 |
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包装コード | 650 |
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効能又は効果
用法及び用量
通常成人1回2カプセルを1日3回食後に経口投与する。
なお、年齢・症状により適宜増減する。
特定の背景を有する患者に関する注意
妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
その他の副作用
適用上の注意
薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
薬効薬理
作用機序
フェンラーゼ配合カプセルはα‐アミラーゼ、β‐アミラーゼ、リパーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼ等多数の酵素群を含有し、でんぷん、タンパク、せんい素、脂肪のいずれに対しても消化作用を有する。
| 酵素 | 消化対象 |
胃溶性顆粒 | ビオヂアスターゼ1000 | でんぷん タンパク せんい素 |
ニューラーゼ | タンパク 脂肪 |
セルラーゼAP3 | せんい素 |
腸溶性顆粒 | プロザイム6 | タンパク |
リパーゼAP6 | 脂肪 |
膵臓性消化酵素TA | でんぷん タンパク 脂肪 |
有効成分に関する理化学的知見
19.1 ビオヂアスターゼ1000
性状
淡黄色~淡黄褐色の粉末である。
水にわずかに混濁して溶け、エタノール(95)にほとんど溶けない。
基原
アスペルギルス属糸状菌(Aspergillus oryzae)
19.2 ニューラーゼ
性状
淡黄色の粉末である。
水にわずかに混濁して溶け、エタノール(95)にほとんど溶けない。
基原
リゾープス属糸状菌(Rhizopus niveus)
19.3 セルラーゼAP3
性状
淡黄色~淡黄褐色の粉末である。
水にわずかに混濁して溶け、エタノール(95)にほとんど溶けない。
基原
アスペルギルス属糸状菌(Aspergillus niger)
19.4 プロザイム6
性状
淡黄褐色~黄褐色の粉末である。
水にわずかに混濁して溶け、エタノール(95)にほとんど溶けない。
基原
アスペルギルス属糸状菌(Aspergillus melleus)
19.5 リパーゼAP6
性状
淡黄褐色の粉末である。
水にわずかに混濁して溶け、エタノール(95)にほとんど溶けない。
基原
アスペルギルス属糸状菌(Aspergillus niger)
19.6 膵臓性消化酵素TA
性状
淡黄色~淡黄褐色の粉末である。
水にわずかに混濁して溶け、エタノール(95)にほとんど溶けない。
基原
健康なブタの膵臓
取扱い上の注意
アルミピロー又はアルミ袋を開封後は湿気を避けて保存すること。
包装
100カプセル[10カプセル×10;PTP]
1000カプセル[10カプセル×100;PTP]
1000カプセル[アルミ袋;バラ]
文献請求先及び問い合わせ先
製造販売業者等