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第十八改正 日本薬局方解説書. 廣川書店. 2021:C-214-219
抗コリン剤
1g 2452.2円
有効成分 | 1g中 日局 アトロピン硫酸塩水和物 1g |
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性状 | 無色の結晶又は白色の結晶性の粉末で、においはない。 |
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薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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抗コリン作用を有する製剤 三環系抗うつ剤 アミトリプチリン イミプラミン等 フェノチアジン系薬剤 クロルプロマジン フルフェナジン等 イソニアジド 抗ヒスタミン剤等 | 相加的に抗コリン作用が増強するおそれがあるので、減量するなど慎重に投与すること。 | ともに抗コリン作用を有するため。 |
MAO阻害剤 セレギリン塩酸塩 ラサギリンメシル酸塩等 | 抗コリン作用が増強するおそれがある。 | MAO阻害剤には肝薬物代謝酵素を阻害する作用がある。 |
強心配糖体製剤 ジゴキシン等 | 強心配糖体製剤の毒性を増強するおそれがあるので、併用する場合には慎重に投与すること。 | 本剤の腸管運動抑制作用により、強心配糖体製剤の消化管通過が遅延し、吸収が促進されると考えられる。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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三環系抗うつ剤 アミトリプチリン イミプラミン等 フェノチアジン系薬剤 クロルプロマジン フルフェナジン等 抗ヒスタミン剤等 | 本剤の作用が増強されることがあるので、減量するなど慎重に投与すること。 | ともに抗コリン作用を有するため。 |
頻度不明 | |
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眼 | 散瞳、視調節障害、緑内障 |
呼吸・循環器系 | 心悸亢進、呼吸障害 |
精神神経系 | 頭痛、頭重感、記銘障害 |
消化器 | 口渇、悪心・嘔吐、嚥下障害、便秘 |
泌尿器 | 排尿障害 |
過敏症 | 発疹等 |
その他 | 顔面潮紅 |
頻度不明 | |
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眼 | アレルギー性結膜炎、眼瞼結膜炎、続発性緑内障、眼圧上昇 |
循環器系 | 血圧上昇、心悸亢進 |
精神神経系 | 幻覚、痙攣、興奮 |
消化器 | 悪心・嘔吐、口渇、便秘 |
その他 | 顔面潮紅、頭痛、発熱 |