1
Imai, K. et al. :Chem Pharm Bull.1971;19(2):439-440
2
立沢晴男 他:Clinical Report.1970;4(13):2892-2906
3
Pletscher, A. :Schweiz Med Wschr.1970;100(19):797-804
4
安藤一也 他:医学のあゆみ.1970;75(2):95-105
5
平山恵造 他:神経研究の進歩.1971;15(1):267-285
パーキンソニズム治療剤
1錠 13.5円
有効成分 | 1錠中レボドパ(日局) 200mg |
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添加剤 | 結晶セルロース、メチルセルロース、無水クエン酸、ポリビニルアルコール(部分けん化物)、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、マクロゴール6000、ジメチルポリシロキサン、二酸化ケイ素、カルナウバロウ、黄色5号 |
外形 | |
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大きさ | 大きさ(直径) 9.2mm 大きさ(厚さ) 4.9mm |
質量 | 276mg |
識別コード | NF 604 |
色・剤形 | 黄橙色・フィルムコーティング錠 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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レセルピン製剤 テトラベナジン | 脳内ドパミンが減少し、本剤の作用が減弱するおそれがある。 | 脳内のドパミンを減少させてパーキンソン症状を悪化させる。 |
降圧薬 メチルドパ水和物、 レセルピン、 交感神経節遮断薬 (プロプラノロール塩酸塩等) | 降圧薬の作用を増強することがある。 | 相互に作用を増強すると考えられている。 |
抗精神病薬 フェノチアジン系薬剤 (クロルプロマジン等) ブチロフェノン系薬剤 (ハロペリドール等) その他 (ペロスピロン等) | 本剤の作用が減弱することがある。 | これらの薬剤により、ドパミン受容体が遮断される。 |
全身麻酔薬 ハロタン等 | 不整脈があらわれるおそれがある。 | 末梢でドパミンはβ1アドレナリン受容体を刺激し強心作用を示す。またハロタンは心筋の被刺激性亢進作用を示すので、本剤による心臓への影響が増強されると考えられている。 |
ピリドキシン | 本剤の作用が減弱することがある。 | 末梢での本剤の脱炭酸化を促進すると考えられている。 |
他の抗パーキンソン剤 抗コリン作動薬 (ビペリデン塩酸塩等)、 アマンタジン、 ブロモクリプチン等 | 精神神経系及び循環器系の副作用が増強することがある。 | 長期投与により、大脳皮質におけるコリン作動性神経系感受性が亢進すると考えられている。 |
NMDA受容体拮抗剤 メマンチン塩酸塩等 | 本剤の作用を増強するおそれがある。 | これらの薬剤により、ドパミン遊離が促進する可能性がある。 |
パパベリン塩酸塩 | 本剤の作用が減弱するおそれがある。 | 機序は明らかではないが、パパベリン塩酸塩が線条体でのドパミン受容体を遮断する、又はパパベリン塩酸塩がアドレナリン作動性神経小胞でレセルピン様作用を示すと考えられている。 |
鉄剤 スクロオキシ水酸化鉄等 | 本剤の作用が減弱するおそれがある。 | キレートを形成し、本剤の吸収が減少するとの報告がある。 |
イソニアジド | 本剤の作用が減弱するおそれがある。 | 機序は明らかではないが、イソニアジドによりドパ脱炭酸酵素が阻害されると考えられている。 |
10%以上 | 5〜10%未満 | 0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
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精神神経系 | - | 不随意運動 | 妄想、興奮、傾眠、めまい、頭痛、倦怠感、不眠、味覚異常 | - | 多弁、見当識障害、病的賭博、病的性欲亢進、ドパミン調節障害症候群 |
消化器 | 嘔気・嘔吐(31.2%)、食欲不振(14.7%) | - | 口渇、便秘、胸やけ、下痢、唾液分泌過多、腹痛、腹部膨満感 | - | - |
泌尿器 | - | - | 排尿異常 | - | - |
血液 | - | - | - | 貧血等 | 白血球減少等 |
過敏症 | - | - | 発疹等 | - | - |
循環器 | - | 起立性低血圧 | 血圧低下、血圧上昇、心悸亢進、不整脈 | - | - |
眼 | - | - | 視覚異常 | - | - |
肝臓注2) | - | - | AST上昇、ALT上昇等 | - | - |
腎臓 | - | - | 浮腫 | - | - |
その他 | - | - | 発汗、筋肉痛、耳鳴、熱感、体重減少 | 脱毛、唾液・汗・尿の変色(黒色等) | 嗄声、痰・口腔内粘膜・便等の変色(黒色等) |