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斎藤章二 他:基礎と臨床.1970;4:1115-1125
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第十八改正日本薬局方解説書,廣川書店,2021;C-644-C-648
抗炎症・鎮痛・解熱剤
1g 6.3円
有効成分 | 1g 中イブプロフェン 200mg |
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添加剤 | バニリン、乳糖水和物、トウモロコシデンプン、結晶セルロース、カルメロースカルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、タルク |
剤形 | 顆粒剤 |
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色調 | 白色 |
におい | わずかに香りがある |
効能又は効果 | 用法及び用量 |
下記疾患並びに症状の消炎・鎮痛関節リウマチ、関節痛及び関節炎、神経痛及び神経炎、背腰痛、頸腕症候群、子宮付属器炎、月経困難症、紅斑(結節性紅斑、多形滲出性紅斑、遠心性環状紅斑) | イブプロフェンとして、通常、成人は1日量600mgを3回に分けて経口投与する。小児は、5~7歳 1日量 200~300mg8~10歳 1日量 300~400mg11~15歳 1日量 400~600mgを3回に分けて経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。また、空腹時の投与は避けさせることが望ましい。 |
手術並びに外傷後の消炎・鎮痛 | |
下記疾患の解熱・鎮痛急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む) | 通常、成人にはイブプロフェンとして、1回量200mgを頓用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。ただし、原則として1日2回までとし、1日最大600mgを限度とする。また、空腹時の投与は避けさせることが望ましい。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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ジドブジン (レトロビル) | 血友病患者において出血傾向が増強したとの報告がある。 | 機序は不明である。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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クマリン系抗凝血剤 ワルファリン | クマリン系抗凝血剤(ワルファリン)の作用を増強するおそれがあるので、用量を調節するなど注意すること。 | ワルファリンの血漿蛋白結合と競合し、遊離型ワルファリンが増加するためと考えられる。 |
アスピリン製剤 (抗血小板剤として投与している場合) | アスピリンの血小板凝集抑制作用を減弱するとの報告がある。 | 血小板シクロオキシゲナーゼ-1(COX-1)とアスピリンの結合を阻害するためと考えられる。 |
抗凝血剤 ワルファリン等 抗血小板剤 クロピドグレル等 選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI) フルボキサミン、パロキセチン等 | 消化管出血が増強されるおそれがある。 | 相互に作用を増強すると考えられる。 |
リチウム製剤 炭酸リチウム | リチウムの血中濃度が上昇し、リチウム中毒を呈したとの報告があるので、併用する場合にはリチウムの血中濃度をモニターするなど観察を十分に行い、慎重に投与すること。 | プロスタグランジン合成阻害作用により、腎でのナトリウム排泄が減少してリチウムクリアランスを低下させ、リチウムの血中濃度が上昇すると考えられる。 |
チアジド系利尿薬 ヒドロクロロチアジド ループ利尿薬 フロセミド | これら利尿薬の作用を減弱するとの報告がある。 | プロスタグランジン合成阻害作用により、水・ナトリウムの体内貯留が生じるためと考えられる。 |
ACE阻害剤 エナラプリル等 β遮断剤 プロプラノロール等 | 降圧作用が減弱するおそれがある。 | プロスタグランジン合成阻害作用により、血管拡張作用及び水・ナトリウムの排泄が抑制されるためと考えられる。 |
タクロリムス水和物 | 急性腎障害があらわれたとの報告がある。 | プロスタグランジン合成阻害作用による腎障害がタクロリムス水和物の腎障害を助長するためと考えられる。 |
ニューキノロン系抗菌剤 エノキサシン水和物等 | 他の非ステロイド性消炎鎮痛剤で併用により痙攣があらわれたとの報告がある。 | ニューキノロン系抗菌剤のGABA阻害作用が併用により増強されるためと考えられる。 |
メトトレキサート | メトトレキサートの作用を増強するおそれがあるので、用量を調節するなど注意すること。 | プロスタグランジン合成阻害作用により腎血流が減少し、メトトレキサートの腎排泄が抑制されることにより、メトトレキサートの血中濃度が上昇すると考えられる。 |
コレスチラミン | 本剤の血中濃度が低下するおそれがある。 | コレスチラミンは陰イオン交換樹脂であり、消化管内で本剤と結合して本剤の吸収が遅延・抑制されると考えられる。 |
スルホニル尿素系血糖降下剤 クロルプロパミド、グリベンクラミド等 | 血糖降下作用を増強(低血糖)することがあるので、用量を調節するなど注意すること。 | これらの薬剤の血漿蛋白結合と競合し、遊離型薬剤が増加するためと考えられる。 |
CYP2C9阻害作用を有する薬剤 ボリコナゾール、フルコナゾール | 本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 | これらの薬剤は本剤の代謝酵素(CYP2C9)を阻害するためと考えられる。 |
0.1~5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
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血液 | 血小板機能低下(出血時間の延長) | ||
消化器 | 胃部不快感、腹痛、食欲不振、消化不良、嘔気・嘔吐、下痢 | 便秘 | 口渇、口内炎、腹部膨満感 |
肝臓 | ALT上昇 | Al-P上昇 | AST上昇、黄疸等 |
過敏症 | 発疹、蕁麻疹 | そう痒感、湿疹 | 紫斑 |
感覚器 | 霧視等の視覚異常、難聴、耳鳴、味覚異常 | ||
精神神経系 | 頭痛、眠気 | めまい | 不眠、抑うつ |
循環器 | 動悸、血圧上昇、血圧低下 | ||
その他 | 浮腫 | 倦怠感、発熱、鼻出血 |