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第十八改正日本薬局方解説書. 廣川書店. 2021;C-2135-C-2140
マイナートランキライザー
1錠 5.7円
有効成分 | 1錠中、日局ジアゼパム2mgを含有する。 |
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添加剤 | バレイショデンプン、カルメロースカルシウム、トウモロコシデンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、乳糖水和物 |
有効成分 | 1錠中、日局ジアゼパム5mgを含有する。 |
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添加剤 | バレイショデンプン、カルメロースカルシウム、トウモロコシデンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、黄色4号(タートラジン)アルミニウムレーキ、黄色5号アルミニウムレーキ、乳糖水和物 |
有効成分 | 1g中、日局ジアゼパム10mgを含有する。 |
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添加剤 | 乳糖水和物、バレイショデンプン |
剤形 | 片面割線入り素錠 |
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色調 | 白色 |
外形 | 表面 裏面 側面 |
大きさ | 大きさ(直径) 約7.0mm 大きさ(厚さ) 約1.95mm |
質量 | 約100mg |
識別コード | 2/KW231 |
剤形 | 片面割線入り素錠 |
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色調 | 黄色 |
外形 | 表面 裏面 側面 |
大きさ | 大きさ(直径) 約7.0mm 大きさ(厚さ) 約1.95mm |
質量 | 約100mg |
識別コード | 5/KW232 |
剤形 | 散剤 |
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色調 | 白色 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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リトナビル ノービアⓇ ニルマトレルビル・リトナビル パキロビッドⓇ | 過度の鎮静や呼吸抑制等が起こる可能性がある。 | チトクロームP450に対する競合的阻害により、本剤の血中濃度が大幅に上昇することが予測されている。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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中枢神経抑制剤 フェノチアジン誘導体 バルビツール酸誘導体等 モノアミン酸化酵素阻害剤 オピオイド鎮痛剤 | 眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が増強することがある。 | 相互に中枢神経抑制作用を増強することが考えられている。 |
アルコール(飲酒) | 眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が増強することがある。 | 相互に中枢神経抑制作用を増強することが考えられている。 |
シメチジン オメプラゾール エソメプラゾール ランソプラゾール | 眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が増強することがある。 | 本剤のクリアランスがシメチジンとの併用により27~51%、オメプラゾールとの併用により27~55%減少することが報告されている。 本剤の代謝、排泄を遅延させるおそれがある。 |
シプロフロキサシン | 眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が増強することがある。 | 本剤のクリアランスが37%減少することが報告されている。 |
フルボキサミンマレイン酸塩 | 眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が増強することがある。 | 本剤のクリアランスが65%減少することが報告されている。 |
強いCYP3Aを阻害する薬剤 コビシスタットを含有する製剤 ボリコナゾール等 | 本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 | これら薬剤のCYP3A阻害作用により、本剤の代謝が阻害されるため。 |
CYP3A4で代謝される薬剤 アゼルニジピン ホスアンプレナビル等 | 本剤又はこれらの薬剤の作用が増強されるおそれがある。 | 本剤とこれらの薬剤がCYP3A4を競合的に阻害することにより、相互のクリアランスが低下すると考えられる。 |
エトラビリン | 本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 | エトラビリンのCYP2C9、CYP2C19阻害作用により、本剤の代謝が阻害される。 |
マプロチリン塩酸塩 | 1)眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が増強することがある。 2)併用中の本剤を急速に減量又は中止すると痙攣発作がおこる可能性がある。 | 1)相互に中枢神経抑制作用を増強することが考えられている。 2)本剤の抗痙攣作用により抑制されていたマプロチリン塩酸塩の痙攣誘発作用が本剤の減量・中止によりあらわれることが考えられている。 |
ミルタザピン | 鎮静作用が増強されるおそれがある。 また、ミルタザピンとの併用により精神運動機能及び学習獲得能力が減退するとの報告がある。 | 相加的な鎮静作用を示すことが考えられる。 |
バルプロ酸ナトリウム | 本剤の作用が増強することがある。 | 本剤の非結合型の血中濃度を上昇させる。 |
ダントロレンナトリウム水和物 ボツリヌス毒素製剤 | 筋弛緩作用が増強する可能性がある。 | 相互に筋弛緩作用を増強することが考えられている。 |
リファンピシン | 本剤の血中濃度が低下し、作用が減弱するおそれがある。 | リファンピシンのCYP3A4誘導作用により、本剤の代謝が誘導され、血中濃度が低下する可能性がある。 |
アパルタミド | 本剤の血中濃度が低下し、作用が減弱するおそれがある。 | アパルタミドのCYP2C19誘導作用により、本剤の代謝が誘導され、血中濃度が低下する可能性がある。 |
シナカルセト エボカルセト | これら薬剤の血中濃度に影響を与えるおそれがある。 | 血漿蛋白結合率が高いことによる。 |
無水カフェイン | 本剤の血中濃度が減少することがある。 | 不明 |
頻度不明 | |
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精神神経系 | 眠気、ふらつき、眩暈、歩行失調、頭痛、失禁、言語障害、振戦、霧視、複視、多幸症 |
肝臓 | 黄疸 |
血液 | 顆粒球減少、白血球減少 |
循環器 | 頻脈、血圧低下 |
消化器 | 悪心、嘔吐、食欲不振、便秘、口渇 |
過敏症 | 発疹 |
その他 | 倦怠感、脱力感、浮腫 |