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〔東洋〕芍薬甘草湯エキス細粒

漢方製剤

1g 9.1円

作成又は改訂年月

**
2014年4月改訂
第12版
*
2014年3月改訂

日本標準商品分類番号

875200

**日本標準商品分類番号等

2014年4月

薬効分類名

漢方製剤

承認等

〔東洋〕芍薬甘草湯エキス細粒

販売名コード

5200067C1051

承認・許可番号

61AMY0388

薬価基準収載年月

1986年10月

販売開始年月

1986年12月

組成

本剤は、芍薬甘草湯の水製エキスに賦形剤(トウモロコシデンプン)を加えて製したものである。
 本剤 4.5g 中
  日局シャクヤク  6.0g
  日局カンゾウ   6.0g
 上記の混合生薬より抽出した芍薬甘草湯の水製エキス2.4gを含有する。

性状

性状本品は、褐色の細粒で特異なにおいと味を有する。(天然原料を使用するため、色調、味、においがロットにより若干異なることがあります。)
医薬品識別コードTY-059

一般的名称

芍薬甘草湯

禁忌

1)アルドステロン症の患者
2)ミオパチーのある患者
3)低カリウム血症のある患者
[1)〜3):これらの疾患及び症状が悪化するおそれがある。]

*効能又は効果

効能又は効果/用法及び用量

急激におこる筋肉のけいれんを伴う疼痛、筋肉・関節痛、胃痛、腹痛

用法及び用量

通常 大人 1日 3回 1回 1.5g(1包)を空腹時経口投与 年齢症状により適宜増減する。

用法及び用量に関連する使用上の注意

本剤の使用にあたっては、治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。

使用上の注意

慎重投与

高齢者(5.高齢者への投与」の項参照)

重要な基本的注意

本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避けること。
本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値等に十分留意し、異常が認められた場合には投与を中止すること。
他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。

相互作用

併用注意

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
1.カンゾウ含有製剤
2.グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤
3.ループ系利尿剤
 フロセミド
 エタクリン酸
4.チアジド系利尿剤
 トリクロルメチアジド
偽アルドステロン症があらわれやすくなる。また、低カリウム血症の結果として、ミオパチーがあらわれやすくなる。(「重大な副作用」の項参照)グリチルリチン酸及び利尿剤は、尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が促進されることが考えられる。

副作用

副作用等発現状況の概要

副作用の発現状況
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、発現頻度は不明である。

重大な副作用

間質性肺炎
咳嗽、呼吸困難、発熱、肺音の異常等があらわれた場合には、本剤の投与を中止し、速やかに胸部X線、胸部CT等の検査を実施するとともに副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
偽アルドステロン症
低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症があらわれることがあるので、観察(血清カリウム値の測定など)を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
うっ血性心不全、心室細動、心室頻拍(Torsades de Pointes を含む)
うっ血性心不全、心室細動、心室頻拍(Torsades de Pointes を含む)があらわれることがあるので、観察(血清カリウム値の測定など)を十分に行い、動悸、息切れ、倦怠感、めまい、失神等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
ミオパチー
低カリウム血症の結果としてミオパチー、横紋筋融解症があらわれることがあるので、脱力感、筋力低下、筋肉痛、四肢痙攣・麻痺、CK(CPK)上昇、血中及び尿中のミオグロビン上昇が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
肝機能障害、黄疸
AST(GOT)、ALT(GPT)、Al−P、γ−GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

*その他の副作用

過敏症
発疹、発赤、そう痒等があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
消化器
悪心、嘔吐、下痢等があらわれることがある。

高齢者への投与

一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

小児等への投与

小児等に対する安全性は確立していない。[使用経験が少ない]

取扱い上の注意

薬の品質を保つため、直射日光を避け、できるだけ湿気の少ない涼しいところに保管してください。

包装

500g
1.5g×336包

主要文献及び文献請求先

文献請求先

製造販売元 株式会社 東洋薬行
東京都文京区本郷6−19−7
03−3813−2263
03−3813−0202

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

製造販売元
株式会社 東洋薬行
東京都文京区本郷6−19−7
03−3813−2263
03−3813−0202

先発薬

後発薬

                                                                                                                                                                                                       

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