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閲覧履歴

ユベラ錠50mg

ビタミンE剤

1錠 5.7円

添付文書番号

3150002F1239_2_02

企業コード

530258

作成又は改訂年月

2023年9月改訂
(第1版)

日本標準商品分類番号

87315

薬効分類名

ビタミンE剤

承認等

販売名

ユベラ錠50mg

販売名コード

3150002F1239

販売名英字表記

Juvela Tablets

販売名ひらがな

ゆべらじょう50mg

承認番号等

承認番号
21700AMX00136000

販売開始年月

1951年9月

貯法、有効期間

貯法
室温保存
有効期間
3年

一般的名称

トコフェロール酢酸エステル

組成・性状

組成

ユベラ錠50mg
有効成分
1錠中
トコフェロール酢酸エステル  50mg
添加剤
アラビアゴム末、黄色5号、カルナウバロウ、カルメロースカルシウム、含水二酸化ケイ素、軽質無水ケイ酸、酸化チタン、ステアリン酸、精製白糖、タルク、沈降炭酸カルシウム、トウモロコシデンプン、乳糖水和物、白色セラック、ヒドロキシプロピルセルロース、ポビドン、マクロゴール6000、D-マンニトール

製剤の性状

ユベラ錠50mg
剤形糖衣錠
色調橙色
外形
表面
裏面
側面
大きさ
大きさ(直径)
10.2mm
大きさ(厚さ)
5.6mm
質量430mg
識別コード
302

効能又は効果

(1)ビタミンE欠乏症の予防及び治療
(2)末梢循環障害(間歇性跛行症、動脈硬化症、静脈血栓症、血栓性静脈炎、糖尿病性網膜症、凍瘡、四肢冷感症)
(3)過酸化脂質の増加防止
(1)以外の効能については、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきではない。

用法及び用量

通常、成人にはトコフェロール酢酸エステルとして1回50~100mgを、1日2~3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

特定の背景を有する患者に関する注意

授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

その他の副作用

0.1~5%未満
0.1%未満
消化器
便秘、胃部不快感
下痢
過敏症
発疹

適用上の注意

薬剤交付時の注意
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

薬物動態

血中濃度

健康成人男性12名に本薬200mg注) を経口投与したとき、投与後19.2±7.1hrで最高血漿中濃度(Cmax=1412.0±98.7μg/dL)を示した 。
注)本剤の承認された用量は、1回50~100mgである。

臨床成績

有効性及び安全性に関する試験

  1. 臨床効果
    1. ビタミンE欠乏症
      ビタミンE欠乏症は低出生体重児、新生児、無β-リポタンパク血症、肝・胆・膵疾患に伴う脂肪吸収障害患者において認められ、眼や肺の障害、赤血球溶血亢進と寿命低下、筋萎縮、神経機能の異常などが発現し、本剤の投与により改善することが認められている。
    2. 末梢循環障害
      間歇性跛行症(閉塞性末梢動脈硬化症)については二重盲検試験で有用性が認められている。凍瘡、四肢冷感などの末梢循環障害に対しても一般臨床試験で有用であることが認められている。

薬効薬理

作用機序
作用機序は明確でない。
微小循環系の賦活作用
末梢循環不全に対し、末梢血行を促すとともに、血小板粘着・凝集能の抑制により微小循環系の動態を改善する,
膜安定化作用
毛細血管壁内皮細胞や中膜筋細胞の原形質膜、ミトコンドリア、小胞体、ライソソームなどの生体膜を安定化させることにより、血管壁の透過性や血管抵抗性を改善する,
抗酸化作用
異常酸化(過酸化)を抑制し、過酸化脂質の生成を抑制する 。
内分泌系の賦活作用
下垂体−副腎系に作用して、E欠乏ラットの内分泌系を賦活・調整し、内分泌の失調を是正する 。

有効成分に関する理化学的知見

一般的名称
トコフェロール酢酸エステル
(Tocopherol Acetate)
化学名
2,5,7,8-Tetramethyl-2-(4,8,12-trimethyltridecyl)chroman-6-yl acetate
分子式
C31H52O3
分子量
472.74
性状
トコフェロール酢酸エステルは無色~黄色澄明の粘性の液で、においはない。本品はエタノール(99.5)、アセトン、クロロホルム、ジエチルエーテル、ヘキサン又は植物油と混和する。
本品はエタノール(95)に溶けやすく、水にほとんど溶けない。
本品は旋光性を示さない。
本品は空気及び光によって変化する。
化学構造式

取扱い上の注意

バラ包装は開栓後、湿気を避けて保存すること(変色することがある)。

包装

100錠[10錠(PTP)×10]・210錠[21錠(PTP)×10]・500錠[ボトル、バラ]・1000錠[10錠(PTP)×100]

主要文献

1
美濃 真ら:現代医療. 1988;20:3353-3359[E-1363]
2
Kamimura M.:Am. J. Clin. Nutr. 1974;27:1110-1116[EN-0158]
3
Steiner M. et al.:J. Clin. Invest. 1976;57:732-737[E-0649]
4
Tappel A. L.:Fed. Proc. 1973;32(8):1870-1874[E-1008]
5
杉山 尚ら:新薬と臨床. 1967;16(12):1497-1499[E-0076]
6
武内 望ら:脂質生化学研究. 1976;18:259-264[E-0548]
7
Kitabchi A. E. et al.:J. Biol. Chem. 1973;248(3):835-840[E-1009]

文献請求先及び問い合わせ先

エーザイ株式会社 hhcホットライン
〒112-8088 東京都文京区小石川4-6-10
フリーダイヤル 0120-419-497

製造販売業者等

製造販売元
アルフレッサ ファーマ株式会社
大阪市中央区石町二丁目2番9号
販売元
エーザイ株式会社
東京都文京区小石川4-6-10

先発薬

後発薬

                                                                                                                                                                                                       

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