副腎皮質ホルモン・抗ヒスタミン配合剤
1錠 8.1円
性状 | 白色の裸錠 |
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外形 表面 直径 | ![]() |
裏面 重さ | ![]() |
側面 厚さ | ![]() |
識別コード | TTS-311 |
性状 | だいだい色のほとんど澄明の液で、特異なにおいがあり、味は甘くわずかに酸味がある。 |
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薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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*デスモプレシン酢酸塩水和物(ミニリンメルト(男性における夜間多尿による夜間頻尿)) | 低ナトリウム血症が発現するおそれがある。 | 機序不明。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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中枢神経抑制剤、アルコール、MAO阻害剤、抗コリン作用を有する薬剤 | 相互に作用を増強することがあるので、併用する場合は、減量するなど慎重に投与すること。 | 中枢神経抑制剤、アルコール:d-クロルフェニラミンマレイン酸塩の中枢抑制作用により、作用が増強される。 MAO阻害剤:d-クロルフェニラミンマレイン酸塩の解毒機構に干渉し、作用を遷延化(増強)する。 |
ドロキシドパ、ノルアドレナリン | 併用により血圧の異常上昇を来すおそれがある。 | d-クロルフェニラミンマレイン酸塩がヒスタミンによる毛細血管拡張を抑制する。 |
バルビツール酸誘導体(フェノバルビタール) フェニトイン、リファンピシン、エフェドリン | 副腎皮質ホルモン剤の作用が減弱することが報告されているので、併用する場合には、用量について注意すること。 | バルビツール酸誘導体、フェニトイン、リファンピシンはP-450を誘導し、副腎皮質ホルモン剤の代謝が促進される。 |
サリチル酸誘導体(アスピリン、アスピリンダイアルミネート、サザピリン) | 併用時に副腎皮質ホルモン剤を減量すると、血清中のサリチル酸濃度が上昇し、サリチル酸中毒を起こすことが報告されているので、併用する場合には、用量について注意すること。 | 副腎皮質ホルモン剤は、サリチル酸誘導体の腎排泄と肝代謝を促進し、血清中のサリチル酸誘導体の濃度を低下させる作用を持っているので減量するとその血中濃度が上昇する。 |
抗凝血剤(ワルファリンカリウム) | 副腎皮質ホルモン剤が、抗凝血剤の作用を減弱させることが報告されているので、併用する場合には、用量について注意すること。 | 副腎皮質ホルモン剤は血液凝固促進作用がある。 |
経口糖尿病用剤(アセトヘキサミド) インスリン製剤 | 副腎皮質ホルモン剤が経口糖尿病用剤、インスリン製剤の作用を減弱させることが報告されているので、併用する場合には、用量について注意するとともに、血糖値その他患者の状況を十分観察しながら投与すること。 | 副腎皮質ホルモン剤は、肝臓での糖新生を促進し、末梢組織での糖利用を阻害することによる血糖上昇作用がある。 |
利尿剤(カリウム保持性利尿剤を除く)(トリクロルメチアジド、アセタゾラミド、フロセミド) | 副腎皮質ホルモン剤との併用により低カリウム血症があらわれる場合があるので、併用する場合には、用量について注意すること。カリウム排泄型利尿剤との併用時には、血清カリウム濃度と心機能のモニタリングが推奨される。 | 副腎皮質ホルモン剤は、尿細管でのカリウム排泄促進作用がある。 |
ソマトロピン | 併用により、ソマトロピンの効果が減弱することがある。 | 副腎皮質ホルモン剤がソマトロピンの効果を減弱させる。機序不明。 |
シクロスポリン | シクロスポリンの血中濃度が上昇するとの報告があるので、併用する場合には、用量について注意すること。 | 本剤はシクロスポリンの代謝を阻害する。 |
非脱分極性筋弛緩剤(パンクロニウム臭化物、ベクロニウム臭化物) | 筋弛緩作用が減弱又は増強するとの報告があるので、併用する場合には、用量について注意すること。 | 機序不明。 |
リトドリン塩酸塩 | ベタメタゾンの注射剤との併用により肺水腫があらわれたとの報告がある。 | 体内の水分貯留傾向が促進される。 |
エリスロマイシン | ベタメタゾンの作用が増強されるとの報告があるので、併用する場合には本剤の用量に注意すること。 | エリスロマイシンのCYP3A4に対する阻害作用により、ベタメタゾンの代謝が抑制される。 |