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ペントキシベリンクエン酸塩錠15mg「ツルハラ」

非麻薬性鎮咳剤

1錠 5.5円

添付文書番号

2224001F3122_1_07

企業コード

460028

作成又は改訂年月

2023年2月改訂
(第1版)

日本標準商品分類番号

872224

薬効分類名

非麻薬性鎮咳剤

承認等

販売名

ペントキシベリンクエン酸塩錠15mg「ツルハラ」

販売名コード

2224001F3122

販売名英字表記

Pentoxyverine Citrate Tablets 15mg「TSURUHARA」

販売名ひらがな

ぺんときしべりんくえんさんえんじょう15みりぐらむつるはら

承認番号等

承認番号
22700AMX00288000

販売開始年月

1972年2月

貯法、有効期間

貯法
室温保存
有効期間
3年

一般的名称

ペントキシベリンクエン酸塩

禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 閉塞隅角緑内障の患者〔抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。〕

組成・性状

組成

ペントキシベリンクエン酸塩錠15mg「ツルハラ」
有効成分
1錠中ペントキシベリンクエン酸塩15mg
添加剤
乳糖水和物、結晶セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、クロスカルメロースナトリウム、軽質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、マクロゴール6000、アラビアゴム末、白糖、タルク、酸化チタン、沈降炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、ポリオキシエチレン(105)ポリオキシプロピレン(5)グリコール、カルナウバロウ

製剤の性状

ペントキシベリンクエン酸塩錠15mg「ツルハラ」
剤形糖衣錠
色調白色
外形
表面
裏面
側面
大きさ
大きさ(直径)
約8.7mm
大きさ(厚さ)
約5.2mm
質量約300mg

効能又は効果

下記疾患に伴う咳嗽感冒、喘息性(様)気管支炎、気管支喘息、急性気管支炎、慢性気管支炎、肺結核、上気道炎(咽喉頭炎、鼻カタル)

用法及び用量

ペントキシベリンクエン酸塩として、通常成人1日15~120mgを2~3回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

特定の背景を有する患者に関する注意

合併症・既往歴等のある患者

  1. 開放隅角緑内障の患者
    抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。

妊婦

治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。母乳中へ移行することが報告されている。

高齢者

抗コリン作用による便秘、口渇、瞳孔調節障害等があらわれやすい。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

その他の副作用

頻度不明
精神神経系
眠気、不快、頭痛、頭重、昏迷
消化器
食欲不振、便秘、口渇
過敏症
発疹
その他
尿量減少、喀出困難、瞳孔調節障害

適用上の注意

薬剤交付時の注意
PTP 包装の薬剤はPTP シートから取り出して服用するよう指導すること。PTP シートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

薬効薬理

作用機序
延髄にある咳中枢に直接作用し,咳反射を抑制することにより鎮咳作用を示す。
咳嗽反射抑制作用
咳嗽中枢抑制作用を有し、無麻酔モルモットでSO2混合気体吸入による咳反射を抑制する。
平滑筋弛緩作用
モルモット摘出回腸を用いた実験でアセチルコリンによる収縮に対して競合的拮抗を示し、高濃度でBa2+による収縮も抑制する。

有効成分に関する理化学的知見

一般的名称
ペントキシベリンクエン酸塩(Pentoxyverine Citrate)(別名:クエン酸カルベタペンテン)
化学名
2-[2-(Diethylamino)ethoxy]ethyl 1-phenylcyclopentanecarboxylate monocitrate
分子式
C20H31NO3・C6H8O7
分子量
525.59
性状
白色の結晶性の粉末である。酢酸(100)に極めて溶けやすく、水又はエタノール(95)に溶けやすく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
化学構造式
融点
92~95℃

包装

PTP:100錠(10錠×10)、1,000錠(10錠×100、乾燥剤入り)バラ[缶]:1,200錠

主要文献

1
第十八改正日本薬局方解説書 廣川書店 2021:C5362-5364
2
Friebel H,et al.:Naunyn‐Schmiedeberg's Arch. exp.Pharmak.1962;243:162-173
3
Wellens ,D.:Arzneim.‐Forsch. 1967;17(4):495-497

文献請求先及び問い合わせ先

鶴原製薬株式会社 医薬情報部
〒563-0036 大阪府池田市豊島北1丁目16番1号
TEL:072-761-1456(代表) FAX:072-760-5252

製造販売業者等

製造販売元
鶴原製薬株式会社
大阪府池田市豊島北1丁目16番1号

先発薬

後発薬

                                                                                                                                                                                                       

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