1
熊谷 洋(監修):臨床薬理学大系 第5巻(中山書店)1964;28-46
2
島本暉朗ほか:薬理学(医学書院)1964:306-332
3
Yasue H, et al.:Circulation. 1986;74:955-963
自律神経剤循環機能検査用試薬
1管 371円
有効成分 | 1アンプル中 アセチルコリン塩化物 0.1g |
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pH | 4.0~5.7注1) |
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浸透圧比 | 約2注2)(生理食塩液対比) |
性状 | 白色の結晶又は結晶性の粉末 |
希釈液 | 操作 | アセチルコリン塩化物濃度 |
A | 本剤0.1g(1アンプル)に日局生理食塩液1mLを加え、溶解する。アンプル中の溶解液をとり、日局生理食塩液100mLに希釈する。 | 1000μg/mL |
B | 希釈液A 2mLをとり、日局生理食塩液100mLに希釈する。 | 20μg/mL |
投与液 | 操作 | アセチルコリン塩化物濃度 |
1 | 注射器で日局生理食塩液4mLをとり、希釈液B 1mLを加え、20μg投与用として用いる。 | 20μg/5mL |
2 | 注射器で日局生理食塩液2.5mLをとり、希釈液B 2.5mLを加え、50μg投与用として用いる。 | 50μg/5mL |
3 | 注射器で希釈液B 5mLをとり、100μg投与用として用いる。 | 100μg/5mL |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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コリン作動薬 ベタネコール塩化物等 | アセチルコリンの作用が増強されることがある。 | 併用によりムスカリン様作用及びニコチン様作用が増強されると考えられている。 |
コリンエステラーゼ阻害薬 ネオスチグミンメチル硫酸塩等 | アセチルコリンの作用が増強されることがある。 | アセチルコリンの分解を抑制し、シナプス間隙でのアセチルコリン濃度を間接的に高めると考えられている。 |
アドレナリン作動薬 アドレナリン、イソプレナリン塩酸塩等 | アセチルコリンの作用が減弱されることがある。 | アドレナリン作動薬は、自律神経系の支配臓器においてアセチルコリンと拮抗的に作用すると考えられている。 |
抗コリン作動薬 アトロピン等 | アセチルコリンの作用が減弱されることがある。 | ムスカリン受容体で競合的に拮抗すると考えられている。 |
亜硝酸・硝酸塩系の血管拡張薬 ニトログリセリン等 | アセチルコリンの作用が減弱されることがある。 | 平滑筋において拮抗的に作用すると考えられている。 |
プロカインアミド塩酸塩 | アセチルコリンの作用が減弱されることがある。 | Na+チャンネルを抑制し、アセチルコリンの脱分極作用に拮抗すると考えられている。 |
頻度不明 | |
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消化器 | 悪心、嘔吐、唾液分泌過多、便失禁、腸痙攣 |
過敏症 | 蕁麻疹 |
その他 | 痙攣、流涙、尿失禁 |