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閲覧履歴

スミフェロン注バイアル300万IU

天然型 インターフェロン-α製剤

1瓶 6549円

作成又は改訂年月

**
2016年12月改訂
(第29版、日本薬局方収載による改訂)
*
2015年11月改訂

日本標準商品分類番号

876399

日本標準商品分類番号等

*2015年6月
2008年10月

薬効分類名

天然型 インターフェロン-α製剤

承認等

販売名

スミフェロン注バイアル300万IU

販売名コード

6399404A3037

承認・許可番号

22100AMX01813
Sumiferon

薬価基準収載年月

2009年9月

販売開始年月

1987年4月

貯法・使用期限等

**貯法
遮光し、凍結を避け、10℃以下に保存する。
使用期限
外箱等に記載

基準名

**日本薬局方
インターフェロン アルファ(NAMALWA)注射液

規制区分

生物由来製品
劇薬
処方箋医薬品注)
注)注意−医師等の処方箋により使用すること

組成

**有効成分・1バイアル(1mL)中
インターフェロン アルファ(NAMALWA) 300万単位
添加物・1バイアル(1mL)中
ポリソルベート80 0.1mg、トロメタモール 1.22mg、塩化ナトリウム 8.8mg、グリシン 0.76mg、pH調節剤 適量
本剤は、製造工程でヒトリンパ芽球細胞樹立株ナマルバ細胞、鶏卵由来成分、マウスハイブリドーマ由来のモノクローナル抗体を、また、セルバンクにウシ乳由来成分、ウシ血清由来成分を使用している。

性状

**性状無色澄明の液
pH6.0〜7.1
浸透圧比1.0〜1.4(生理食塩液に対する比)

販売名

スミフェロン注DS300万IU

販売名コード

6399404A5030

承認・許可番号

22100AMX01814
Sumiferon

薬価基準収載年月

2009年9月

販売開始年月

1997年9月

貯法・使用期限等

**貯法
遮光し、凍結を避け、10℃以下に保存する。
使用期限
外箱等に記載
注意
スミフェロン注DSは取り扱い説明書を参照

基準名

**日本薬局方
インターフェロン アルファ(NAMALWA)注射液

規制区分

生物由来製品
劇薬
処方箋医薬品注)
注)注意−医師等の処方箋により使用すること

組成

**有効成分・1シリンジ(1mL)中
インターフェロン アルファ(NAMALWA) 300万単位
添加物・1シリンジ(1mL)中
ポリソルベート80 0.1mg、トロメタモール 1.22mg、塩化ナトリウム 8.8mg、グリシン 0.76mg、pH調節剤 適量
本剤は、製造工程でヒトリンパ芽球細胞樹立株ナマルバ細胞、鶏卵由来成分、マウスハイブリドーマ由来のモノクローナル抗体を、また、セルバンクにウシ乳由来成分、ウシ血清由来成分を使用している。

性状

**性状無色澄明の液
pH6.0〜7.1
浸透圧比1.0〜1.4(生理食塩液に対する比)

販売名

スミフェロン注DS600万IU

販売名コード

6399404A6036

承認・許可番号

22100AMX01815
Sumiferon

薬価基準収載年月

2009年9月

販売開始年月

1997年9月

貯法・使用期限等

**貯法
遮光し、凍結を避け、10℃以下に保存する。
使用期限
外箱等に記載
注意
スミフェロン注DSは取り扱い説明書を参照

基準名

**日本薬局方
インターフェロン アルファ(NAMALWA)注射液

規制区分

生物由来製品
劇薬
処方箋医薬品注)
注)注意−医師等の処方箋により使用すること

組成

**有効成分・1シリンジ(1mL)中
インターフェロン アルファ(NAMALWA) 600万単位
添加物・1シリンジ(1mL)中
ポリソルベート80 0.1mg、トロメタモール 1.22mg、塩化ナトリウム 8.8mg、グリシン 0.76mg、pH調節剤 適量
本剤は、製造工程でヒトリンパ芽球細胞樹立株ナマルバ細胞、鶏卵由来成分、マウスハイブリドーマ由来のモノクローナル抗体を、また、セルバンクにウシ乳由来成分、ウシ血清由来成分を使用している。

性状

**性状無色澄明の液
pH6.0〜7.1
浸透圧比1.0〜1.4(生理食塩液に対する比)

一般的名称

インターフェロン アルファ(NAMALWA)注射液

警告

本剤の投与により間質性肺炎、自殺企図があらわれることがあるので、「使用上の注意」に十分留意し、患者に対し副作用発現の可能性について十分説明すること。

禁忌

本剤の成分又は他のインターフェロン製剤に対し、過敏症の既往歴のある患者
ワクチン等生物学的製剤に対し、過敏症の既往歴のある患者
小柴胡湯を投与中の患者〔「相互作用」の項参照〕
自己免疫性肝炎の患者〔自己免疫性肝炎が増悪することがある。〕

効能又は効果

効能・効果に関連する使用上の注意

C型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善(セログループ1の血中HCV RNA量が高い場合を除く)への本剤の使用にあたっては、以下を確認すること。
セログループ1の場合には、血中HCV RNA量がアンプリコアモニター法では500KIU/mL以上でないこと、又はDNAプローブ法では4Meq/mL以上でないこと。〔臨床試験において、セログループ1で血中HCV RNA量がアンプリコアモニター法で500KIU/mL以上の患者のウイルス陰性化(投与終了24週後)は認められていない。「臨床成績」の項参照〕
〔全製剤共通〕
〔スミフェロン注バイアル300万IUの場合〕
腎癌、多発性骨髄腫、ヘアリー細胞白血病
慢性骨髄性白血病
HBe抗原陽性でかつDNAポリメラーゼ陽性のB型慢性活動性肝炎のウイルス血症の改善
C型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善(血中HCV RNA量が高い場合を除く)
C型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善(セログループ1の血中HCV RNA量が高い場合を除く)
亜急性硬化性全脳炎におけるイノシン プラノベクスとの併用による臨床症状の進展抑制
HTLV-I脊髄症(HAM)
〔スミフェロン注DS300万IUの場合〕
腎癌、多発性骨髄腫、ヘアリー細胞白血病
慢性骨髄性白血病
HBe抗原陽性でかつDNAポリメラーゼ陽性のB型慢性活動性肝炎のウイルス血症の改善
C型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善(血中HCV RNA量が高い場合を除く)
C型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善(セログループ1の血中HCV RNA量が高い場合を除く)
HTLV-I脊髄症(HAM)
〔スミフェロン注DS600万IUの場合〕
腎癌、多発性骨髄腫、ヘアリー細胞白血病
慢性骨髄性白血病
HBe抗原陽性でかつDNAポリメラーゼ陽性のB型慢性活動性肝炎のウイルス血症の改善
C型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善(血中HCV RNA量が高い場合を除く)
C型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善(セログループ1の血中HCV RNA量が高い場合を除く)

**用法及び用量

腎癌、多発性骨髄腫、ヘアリー細胞白血病、慢性骨髄性白血病
通常、成人には1日1回300万〜600万単位を皮下又は筋肉内に投与する。なお、年齢、症状により適宜増減又は隔日投与する。
〔全製剤共通〕
HBe抗原陽性でかつDNAポリメラーゼ陽性のB型慢性活動性肝炎のウイルス血症の改善
通常、成人には1日1回300万〜600万単位を皮下又は筋肉内に投与する。
〔全製剤共通〕
C型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善(血中HCV RNA量が高い場合を除く)
使用にあたっては、HCV RNAが陽性であることを確認したうえで行う。通常、成人には1日1回300万〜900万単位を連日又は週3回皮下又は筋肉内に投与する。
〔全製剤共通〕
C型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善(セログループ1の血中HCV RNA量が高い場合を除く)
使用にあたっては、HCV RNAが陽性であることを確認したうえで行う。
通常、成人は1日1回600万単位で投与を開始し、投与後2週間までは連日、その後1日1回300万〜600万単位を週3回皮下又は筋肉内に投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
〔全製剤共通〕
亜急性硬化性全脳炎におけるイノシン プラノベクスとの併用による臨床症状の進展抑制
イノシン プラノベクスと併用し、通常、1日1回100万〜300万単位を週1〜3回髄腔内(脳室内を含む)に投与する。なお、年齢、症状により適宜減量する。
〔スミフェロン注バイアル300万IU〕
HTLV-I脊髄症(HAM)
通常、成人には1日1回300万単位を皮下又は筋肉内に投与する。
〔スミフェロン注バイアル300万IU・注DS300万IU〕

用法及び用量に関連する使用上の注意

HBe抗原陽性でかつDNAポリメラーゼ陽性のB型慢性活動性肝炎のウイルス血症の改善への使用にあたっては、4週間投与を目安とし、その後の継続投与については、臨床効果及び副作用の程度を考慮し、慎重に行うこと。
〔全製剤共通〕
C型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善への本剤の投与期間は、臨床効果及び副作用の程度を考慮しながら慎重に決定するが、投与12週で効果が認められない場合には投与を中止すること。
〔全製剤共通〕
**C型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善への900万単位の投与にあたっては、臨床効果及び患者の状態を考慮し、慎重に行うこと。(「臨床成績」の項参照)
〔全製剤共通〕
C型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善への本剤の投与期間は、臨床効果及び副作用の程度を考慮しながら慎重に決定すること。(「重要な基本的注意」の項参照)
〔全製剤共通〕
**亜急性硬化性全脳炎におけるイノシン プラノベクスとの併用による臨床症状の進展抑制への使用にあたっては、患者の状態を十分に勘案し、初回投与は100万単位から開始する等十分考慮すること。また、6ヵ月投与を目安とし、その後の継続投与については、臨床症状及び副作用の程度を考慮し、慎重に行うこと。
〔スミフェロン注バイアル300万IU〕

使用上の注意

慎重投与

アレルギー素因のある患者
心疾患又はその既往歴のある患者〔心疾患が増悪することがある。〕
重篤な肝障害又は腎障害のある患者〔肝障害又は腎障害を起こすことがあり、より重篤な障害に至ることがある。〕
高血圧症を有する患者〔脳出血がみられたとの報告がある。〕
高度の白血球減少又は血小板減少のある患者〔白血球減少又は血小板減少がさらに増悪することがあり、感染症又は出血傾向をきたしやすい。〕
中枢・精神神経障害又はその既往歴のある患者〔中枢・精神神経症状が増悪することがある。〕
糖尿病又はその既往歴、家族歴のある患者、耐糖能障害のある患者〔糖尿病が増悪又は発症しやすい。〕
自己免疫疾患又はその素因のある患者〔疾患が増悪又は発症することがある。〕
喘息又はその既往歴のある患者〔喘息が増悪又は再発することがある。〕
間質性肺炎の既往歴のある患者〔間質性肺炎が増悪又は再発することがある。「重要な基本的注意」、「重大な副作用」の項参照〕

重要な基本的注意

C型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善への本剤の使用にあたっては、HCV RNAが陽性であること、及び組織像又は肝予備能、血小板数等により、慢性肝炎又は代償性肝硬変であることを確認すること。また、ウイルス量、セログループ、ジェノタイプ等により有効性が異なるので、適切な症例及び用法・用量を選ぶこと。なお、HCV RNA量が高い場合は効果が低い。(「臨床成績」の項参照)
**本剤を長期投与する場合には、臨床効果及び副作用の程度を考慮し、投与を行うこと。なお、効果が認められない場合には投与を中止すること。
C型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善への本剤の使用にあたっては、300万単位を48週を超えて投与した場合、及び600万単位を25週を超えて投与した場合の有効性及び安全性は確立していない。
C型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善への本剤の使用にあたっては、投与初期から白血球減少、血小板減少等があらわれるおそれがあるので、投与開始から2週間は入院により管理することが望ましい。
骨髄機能抑制、肝機能障害等があらわれることがあるので、定期的に臨床検査を行うなど患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には減量、休薬等の適切な処置を行うこと。
白血球数2000/mm3未満、血小板数50000/mm3未満、ALT(GPT)値500U以上等の著しい異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
ただし、 C型代償性肝硬変では、一般的にC型慢性肝炎患者に比べて白血球数及び血小板数が少なく、また、本剤の投与により白血球減少、血小板減少等があらわれるおそれがあるため、血液学的検査は投与開始後2週間の連日投与期間は少なくとも2〜4日に1回、以後連日投与終了2週間後に1回、その後は4週間ごとに1回を目安として実施し、減量又は投与間隔の延長及び投与の中止について下記を参考にして考慮すること。
白血球数1500/mm3未満、血小板数30000/mm3未満、ALT(GPT)値500U以上等の著しい異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
血小板数30000/mm3以上50000/mm3未満等の異常が認められた場合には減量又は投与間隔を延長すること。
間質性肺炎があらわれることがあるので、発熱、咳嗽、呼吸困難等の呼吸器症状に十分に注意し、異常が認められた場合には、速やかに胸部X線等の検査を実施すること。特に、間質性肺炎の既往歴のある患者に使用するにあたっては、定期的に聴診、胸部X線等の検査を行うなど、十分に注意すること。
抑うつ、自殺企図があらわれることがある。また、躁状態、攻撃的行動があらわれ、他害行為に至ることがある。患者の精神状態に十分注意し、不眠、不安、焦燥、興奮、攻撃性、易刺激性等があらわれた場合には投与を中止するなど、投与継続の可否について慎重に検討すること。また、これらの症状が認められた場合には、投与終了後も観察を継続することが望ましい。
本剤の投与にあたっては、抑うつ、自殺企図をはじめ、躁状態、攻撃的行動、不眠、不安、焦燥、興奮、攻撃性、易刺激性等の精神神経症状発現の可能性について患者及びその家族に十分理解させ、これらの症状があらわれた場合には直ちに連絡するよう注意を与えること。
本剤の投与初期において、一般に発熱がみられる。その程度は個人差が著しいが高熱を呈する場合もあるので、電解質を含む水分補給等発熱に対してあらかじめ十分配慮すること。
過敏症等の反応を予測するため、使用に際しては十分な問診を行うとともに、あらかじめ本剤によるプリック試験を行うことが望ましい。
本剤を自己投与させる場合、患者に投与法及び安全な廃棄方法の指導を行うこと。
自己投与の適用については、医師がその妥当性を慎重に検討し、十分な教育訓練を実施したのち、患者自ら確実に投与できることを確認した上で、医師の管理指導のもとで実施すること。また、適用後、本剤による副作用が疑われる場合や自己投与の継続が困難な場合には、直ちに連絡するよう注意を与えること。
使用済みの注射針あるいは注射器を再使用しないように患者に注意を促し、安全な廃棄方法について指導を徹底すること。全ての器具の安全な廃棄方法に関する指導を行うと同時に、使用済みの針及び注射器を廃棄する容器を提供することが望ましい。
亜急性硬化性全脳炎におけるイノシン プラノベクスとの併用による臨床症状の進展抑制への本剤の使用にあたっては、患者又はそれに代わる適切な者に対し、本剤の効果は必ずしも十分な検証がなされていないことを含め、有効性及び安全性について十分なインフォームド・コンセントを行い、文書による同意を得ること。
亜急性硬化性全脳炎におけるイノシン プラノベクスとの併用による臨床症状の進展抑制への本剤の使用にあたっては、著しい筋緊張亢進があらわれる場合もあるので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には投与継続の可否を検討すること。また、うつ様症状があらわれた場合には、病態の進行によるものか本剤の副作用によるものかを確認し、本剤の副作用が疑われた場合には、投与を中止するなど、投与継続の可否について慎重に検討すること。

相互作用

併用禁忌

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
小柴胡湯間質性肺炎があらわれることがある。機序不明であるが、間質性肺炎の発現例には小柴胡湯との併用例が多い。

併用注意

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
テオフィリン、アンチピリンテオフィリン、アンチピリンの血中濃度を高めることが報告されている。肝臓で各種医薬品の代謝を抑制する。
ワルファリンワルファリンの血中濃度を高めるおそれがあるので、用量を調節するなど注意すること。肝臓で各種医薬品の代謝を抑制する。

副作用

副作用等発現状況の概要

*○筋肉内投与及び皮下投与
腎癌、多発性骨髄腫、ヘアリー細胞白血病、慢性骨髄性白血病、B型慢性活動性肝炎、C型慢性肝炎、C型代償性肝硬変、HTLV-I脊髄症(HAM)の場合、承認までの臨床試験における調査症例1531例中1275例(83.3%)に臨床検査値異常を含む副作用が認められた。主な副作用は、発熱1022件(66.8%)、全身倦怠感341件(22.3%)等のインフルエンザ様症状、白血球減少581件(37.9%)、血小板減少455件(29.7%)であった。(承認時)
腎癌、多発性骨髄腫、ヘアリー細胞白血病、慢性骨髄性白血病、B型慢性活動性肝炎、C型慢性肝炎、HTLV-I脊髄症(HAM)の市販後の調査症例7098例中4195例(59.1%)に臨床検査値異常を含む副作用が認められた。主な副作用は、発熱2895件(40.8%)、全身倦怠感536件(7.6%)等のインフルエンザ様症状、白血球減少1215件(17.1%)、血小板減少1116件(15.7%)であった。(再審査終了時)
C型代償性肝硬変の特定使用成績調査87例中37例(42.5%)に臨床検査値の異常変動を含む副作用が認められた。主な副作用は血小板数減少15件(17.2%)、白血球数減少12件(13.8%)、発熱7件(8.0%)であった。(再審査終了時)
髄腔内(脳室内を含む)投与
亜急性硬化性全脳炎におけるイノシン プラノベクスとの併用による臨床症状の進展抑制の場合、承認までの臨床試験における調査症例40例中38例(95.0%)に臨床検査値異常を含む副作用が認められた。主な副作用は、発熱37例(92.5%)、嘔吐5例(12.5%)、髄液細胞増多4例(10.0%)、白血球減少4例(10.0%)、ALT(GPT)上昇4例(10.0%)であった。また、臨床試験から移行した症例を含む市販後の調査症例55例中49例(89.1%)に、臨床検査値異常を含む副作用が認められた。主な副作用は、発熱39例(70.9%)、髄液細胞増多12例(21.8%)であった。(再審査終了時)
以下の副作用には頻度が算出できない自発報告等を含む。

重大な副作用

間質性肺炎(0.1〜5%未満)
患者の状態に十分注意し、発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常等の呼吸器症状があらわれた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。また、咳嗽、呼吸困難等があらわれた場合には直ちに連絡するよう患者に対し注意を与えること。
抑うつ(0.1〜5%未満);自殺企図、躁状態(0.1%未満);攻撃的行動(頻度不明)
観察を十分に行い、不眠、不安、焦燥、興奮、攻撃性、易刺激性等があらわれた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。(「重要な基本的注意」の項参照)
*糖尿病1型及び2型(0.1〜5%未満)]
糖尿病が増悪又は発症することがあり、昏睡に至ることがあるので、定期的に検査(血糖値、尿糖等)を行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
*自己免疫現象によると思われる症状・徴候甲状腺機能異常(0.1〜5%未満);潰瘍性大腸炎、関節リウマチ、1型糖尿病、多発性筋炎、溶血性貧血、肝炎、SLE(0.1%未満);重症筋無力症(頻度不明)の増悪又は発症等
定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
重篤な肝障害(0.1〜5%未満)
定期的に肝機能検査を行うなど観察を十分に行い、黄疸や著しいトランスアミナーゼの上昇を伴う肝障害があらわれた場合には速やかに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
急性腎不全、ネフローゼ症候群等の重篤な腎障害(0.1%未満)
定期的に腎機能検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
溶血性尿毒症症候群(頻度不明)
血小板減少、溶血性貧血、腎不全を主徴とする溶血性尿毒症症候群があらわれることがあるので、定期的に血液検査(血小板数、赤血球数等)及び腎機能検査(クレアチニン等)を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
汎血球減少、無顆粒球症(0.1%未満);白血球減少(2000/mm3未満)、血小板減少(50000/mm3未満)(5%以上);貧血(0.1〜5%未満);赤芽球癆(頻度不明)
定期的に血液検査を行うなど観察を十分に行い、異常の程度が著しい場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
敗血症、肺炎等の重篤な感染症(0.1〜5%未満)
易感染性となり、敗血症、肺炎等の重篤な感染症があらわれることがあるので、患者の全身状態を十分に観察し、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
ショック(0.1%未満)
観察を十分に行い血圧低下、胸部圧迫感、吐気、チアノーゼ等の症状があらわれた場合には投与を直ちに中止すること。
狭心症、心筋梗塞、心筋症、心不全(0.1%未満);完全房室ブロック、心室頻拍(頻度不明)
定期的に心電図検査を行うなど観察を十分に行い、これら疾患等の心筋障害があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
消化管出血(下血、血便等)(0.1〜5%未満);消化性潰瘍(0.1%未満);虚血性大腸炎(頻度不明)
観察を十分に行い、異常があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
脳出血(0.1%未満)
観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
脳梗塞(0.1%未満)
観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
錯乱、痙攣、幻覚・妄想(0.1〜5%未満);意識障害、興奮、見当識障害、失神、せん妄、認知症様症状(特に高齢者) (0.1%未満)
観察を十分に行い、異常があらわれた場合には投与継続の可否について検討すること。症状の激しい場合及び減量しても消失しない場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
四肢の筋力低下、顔面神経麻痺、末梢神経障害(0.1%未満)
観察を十分に行い、異常があらわれた場合には投与継続の可否について検討すること。症状の激しい場合及び減量しても消失しない場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
網膜症(0.1〜5%未満)
網膜症があらわれることがあるので、網膜出血や糖尿病網膜症の増悪に注意し、定期的に眼底検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。また、視力低下、視野中の暗点が出現した場合は速やかに医師の診察を受けるよう患者を指導すること。
難聴(0.1%未満)
観察を十分に行い、異常があらわれた場合には投与継続の可否について検討すること。症状の激しい場合及び減量しても消失しない場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
皮膚潰瘍(0.1%未満);皮膚壊死(頻度不明)
皮膚潰瘍、皮膚壊死があらわれることがあるので(主に投与部位)、観察を十分に行い、異常があらわれた場合には適切な処置を行うこと。なお、筋肉内・皮下への投与にあたっては同一部位に短期間に繰り返し注射しないこと。
無菌性髄膜炎[亜急性硬化性全脳炎患者に対して髄腔内(脳室内を含む)投与した場合](5〜10%未満)
発熱、頭痛、悪心・嘔吐、意識混濁、髄液細胞増多、髄液蛋白量増加等が重度で遷延することがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には減量又は休薬するなど適切な処置を行うこと。

その他の副作用

次のような副作用が認められた場合には、必要に応じ、減量、投与中止等の適切な処置を行うこと。
全身症状
5%以上
発熱※1)、全身倦怠感※1)、インフルエンザ様症状※1)
全身症状
0.1〜5%未満
悪寒・戦慄
精神神経系※2)
5%以上
頭痛
精神神経系※2)
0.1〜5%未満
不眠、眠気、焦燥、めまい、知覚異常、冷感
精神神経系※2)
0.1%未満
集中力障害、健忘、錐体外路症状(振戦、歩行障害等)、不安、神経症、脳波異常、構語障害
過敏症
0.1〜5%未満
発疹、蕁麻疹、そう痒
血液
5%以上
顆粒球減少※1)、血小板減少※1)
血液
0.1〜5%未満
赤血球減少、ヘモグロビン減少、貧血、好酸球増多、白血球増多
血液
0.1%未満
リンパ節症、リンパ球減少、白血球分画異常
血液
頻度不明
出血傾向
肝臓※3)
0.1〜5%未満
AST(GOT)、ALT(GPT)、ALP、γ-GTP、LDHの上昇
肝臓※3)
0.1%未満
黄疸、ビリルビンの上昇
腎臓
0.1〜5%未満
蛋白尿、BUN・クレアチニン上昇、血尿、排尿困難
腎臓
0.1%未満
尿量減少、多尿、頻尿
循環器
0.1〜5%未満
胸痛、顔面潮紅、心電図異常(洞性頻脈、期外収縮、心房細動等の不整脈、STの低下等)等の心筋障害、四肢・顔面浮腫、動悸
循環器
0.1%未満
頻脈、血圧上昇、血圧下降
循環器
頻度不明
徐脈、末梢性虚血
呼吸器
0.1〜5%未満
咳嗽、呼吸困難
呼吸器
0.1%未満
喀痰増多、喘息
呼吸器
頻度不明
血痰
消化器
5%以上
食欲不振
消化器
0.1〜5%未満
悪心・嘔吐、下痢、腹痛、口内炎、味覚異常、便秘、口渇、舌炎
消化器
0.1%未満
消化不良、腹部膨満感、イレウス、口唇炎、味覚低下、胃炎
膵臓
頻度不明
急性膵炎※4)
皮膚
5%以上
脱毛
皮膚
0.1〜5%未満
湿疹、紅斑、皮膚炎、ヘルペス
皮膚
0.1%未満
乾癬、爪疾患、紫斑、ざ瘡
皮膚
頻度不明
光線過敏症
神経・筋
0.1〜5%未満
四肢のしびれ、筋肉痛、背部痛、関節痛、腰痛、脱力感、肩こり、こわばり感、CK(CPK)の上昇
神経・筋
0.1%未満
神経痛
5%以上
網膜出血、軟性白斑等の網膜の微小循環障害※1),※5)
0.1〜5%未満
眼痛、充血
0.1%未満
視神経炎、眼球乾燥、視野狭窄、複視
頻度不明
網膜静脈血栓症※6)
投与部位(1)
 筋肉内・皮下
0.1〜5%未満
疼痛
投与部位(1)
 筋肉内・皮下
0.1%未満
発赤、硬結、皮膚潰瘍
投与部位(1)
 筋肉内・皮下
頻度不明
蜂窩織炎
投与部位(2)
 髄腔内・脳室内
5%以上
髄液細胞増多※1)、髄液蛋白量の増加又は減少※1)
投与部位(2)
 髄腔内・脳室内
0.1〜5%未満
髄液中組織球の出現
その他
0.1〜5%未満
体重減少、疲労、血清総蛋白量の増加又は減少、鼻出血、歯肉出血、アフタ性口内炎、咽頭炎、疼痛、尿糖陽性、耳鳴、感染症、カリウム・カルシウム・ナトリウム等の電解質異常、コレステロール値の異常、尿酸値上昇、血糖値上昇
その他
0.1%未満
嗄声、多汗、口腔内出血、不正出血、月経異常、腹水、インポテンス、トリグリセライド値の上昇、血清アミラーゼ上昇、各種自己抗体の陽性化、グロブリン上昇、CRP上昇
その他
頻度不明
サルコイドーシス、移植後の拒絶反応又は移植片対宿主反応
発現頻度は承認時までの臨床試験及び市販後の調査の結果に基づく。
※1) 発現頻度10%以上(網膜出血、軟性白斑等の網膜の微小循環障害の正確な発現頻度は不明)
※2) 症状の激しい場合及び減量しても消失しない場合には投与を中止すること。
※3) 観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
※4) 観察を十分に行い、腹痛、血清アミラーゼ値の上昇等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
※5) 飛蚊視、視力低下感等を伴うことがあるので、このような症状があらわれた場合には適切な処置を行うこと。
※6) 視力低下等を伴う場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

高齢者への投与

高齢者では認知症様症状があらわれるおそれがあるので、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。
一般に高齢者では生理機能が低下しているので、患者の状態を観察しながら慎重に投与し、必要に応じて減量、休薬、投与中止等の適切な処置を行うこと。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること。〔妊娠中の投与に関する安全性は確立されていない。〕
投与中は授乳を避けさせること。〔動物実験で母乳中へ移行することが認められている。〕

小児等への投与

小児(亜急性硬化性全脳炎患者を除く)に対する安全性は確立されていない(使用経験が少ない)。
低出生体重児、新生児、乳児、幼児に対する安全性は確立されていない(使用経験が少ない)。

適用上の注意

調製時
混濁しているものは投与しないこと。
筋肉内注射時
筋肉内注射にあたっては、組織・神経等への影響を避けるため、下記の点に注意すること。
同一部位への反復注射は行わないこと。また、低出生体重児、新生児、乳児、幼児、小児には特に注意すること。
神経走行部位を避けること。
注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合は直ちに針を抜き、部位をかえて注射すること。
皮下注射時
皮下注射する場合には、注射部位を上腕、大腿、腹部、臀部等広範に求め、順序よく移動し、同一部位に短期間に繰り返し注射しないこと。
髄腔内(脳室内を含む)注射時
髄腔内(脳室内を含む)注射にあたっては、投与部位からの感染に十分注意し、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
スミフェロン注DS300万IU、注DS600万IUを使用の際は、ゴムキャップを外し、適当な注射針を取り付け投与すること。
使用後の残液は確実に廃棄すること。

その他の注意

ときに本剤に対する中和抗体が出現するとの報告がある。

**薬物動態

血中濃度の推移
筋肉内投与(癌患者において)1)
1回投与したとき
表1参照
4週以上連続投与したとき
表2参照
皮下投与(慢性骨髄性白血病において)
表3参照
脳室内投与
亜急性硬化性全脳炎患者(3名)に1.5又は3.0×106単位をオンマイヤ リザーバーから脳室内に単回投与した場合、髄液中濃度は投与3時間後に最大値6.3×103〜1.0×104単位/mLとなり、その後減少したが、投与48時間後も定量下限値(4.00単位/mL)以上であった。2)
分布・排泄
(参考)
SD系ラットに6×106単位/kgを筋肉内投与した場合、組織内濃度は腎で最も高く、次いで血漿、肺、脾及び肝で高かった。また、リンパ系へ移行することが認められた。3)
なお、投与6時間目までの尿及び胆汁中排泄率は投与量の0.1%以下であった。3)

薬物動態の表

表1 1回投与:筋肉内投与(癌患者において)
パラメータ投与量
3×106単位
投与量
6×106単位
Cmax(単位/mL)2542
Tmax(hr)69
T1/2(hr)9.6
表2 4週以上連続投与:筋肉内投与(癌患者において)
パラメータ投与量
3×106単位
投与量
6×106単位
Cmax(単位/mL)110150
表3 皮下投与(慢性骨髄性白血病において)
パラメータ投与量
3×106単位
(n=3)
投与量
6×106単位
(n=2)
Cmax※1)(単位/mL)17.8±3.129.5±4.7
Tmax※1)(hr)8.0±1.06.0±1.0
AUC※2)(単位・hr/mL)203.5±44.1384.9±38.0
値は平均値±S.E.
※1)各個人の最高血中濃度より算出
※2)台形法により算出

臨床成績

腎癌1)
56例における臨床成績は表4のとおりであった。
 
表4参照
転移巣の縮小効果は、投与開始2〜9週後から認められ、CR、PRは投与開始3〜21週後に認められた。
多発性骨髄腫1)
73例における臨床成績は表5のとおりであった。
 
表5参照
CR、PRは投与開始3〜21週後に認められた。
ヘアリー細胞白血病4)
14例における臨床成績は表6のとおりであった。
 
表6参照
CR、PRは投与開始16〜74週後に認められた。
慢性骨髄性白血病5)
41例における臨床成績は表7のとおりであった。
 
表7参照
また、6ヵ月以上投与継続した症例13例中5例(38.5%)にPh1染色体陽性率の減少が認められ、うち1例は40週後にPh1染色体が消失した。
B型慢性活動性肝炎6)
92例における臨床成績は表8、表9のとおりであった。
 
・DNAポリメラーゼの改善
表8参照
・HBe抗原の陰性化
表9参照
**C型慢性肝炎
C型慢性活動性肝炎93例における臨床成績は表10のとおりであった。7, 8)
 
表10参照
C型慢性非活動性肝炎例における、ジェノタイプ別及びHCV RNA量別のALT(GPT)著効率及びHCV RNA陰性化率(CRT-PCR法)は表11のとおりであった。9)
 
表11参照
C型慢性肝炎症例を対象とした市販後臨床試験におけるセログループ別及びHCV RNA量別のALT(GPT)正常化率及びHCV RNA陰性化率(DNAプローブ法)は表12のとおりであった。
 
表12参照
**C型代償性肝硬変
C型代償性肝硬変89例における臨床成績は表13のとおりであった。
 
表13参照
表13の成績をセログループ別及びHCV RNA量別に記載すると表14のとおりであった。
 
表14参照
亜急性硬化性全脳炎12, 13)
亜急性硬化性全脳炎に特徴的な臨床症状22項目を5段階に重症度分類した臨床症状スコアを主要評価項目として、イノシン プラノベクスとの併用でのオープン試験を実施した。有効性評価症例24例中、主治医により本剤投与中に症状の改善が認められたと判断された症例は8例(33.3%)、不変と判断された症例は7例(29.2%)、症状が進行したと判断された症例は9例(37.5%)であった。
**HTLV-I脊髄症(HAM)14)
用量設定試験(48例)における臨床成績は表15、表16のとおりであった。
 
表15、表16参照

臨床成績の表

表4 腎癌56例における臨床成績
CR(著効)PR(有効)PR以上の奏効率
4例7例19.6%(11/56)
表5 多発性骨髄腫73例における臨床成績
CR(著効)PR(有効)PR以上の奏効率
1例13例19.2%(14/73)
表6 ヘアリー細胞白血病14例における臨床成績
CR(著効)PR(有効)NC(無効)寛解率
1例4例9例35.7%
表7 慢性骨髄性白血病41例における臨床成績
病期症例数CR(完全寛解)PR(不完全寛解)CR率寛解率CR、PR到達期間
慢性期3092030.0%96.7%3〜39週
移行期113427.3%63.6%2〜18週
41122429.3%87.8%2〜39週
表8 DNAポリメラーゼの改善(B型慢性活動性肝炎92例)
時期症例数著効(陰性化)有効陰性化率有効以上
投与終了時58例32例20例55.2%89.7%
表9 HBe抗原の陰性化(B型慢性活動性肝炎92例)
時期症例数著効(S.C.)※1)有効(S.N.)※2)S.C.率S.N.率
投与終了時78例2例8例2.6%10.3%
投与終了2年後35例11例23例31.4%65.7%
※1) Seroconversion
※2) Seronegative(S.C.を含む)
表10 C型慢性活動性肝炎93例における臨床成績
投与方法有効率HCV RNA陰性化率
投与終了時
HCV RNA陰性化率
6ヵ月後
9×106単位2週間連日投与後
週3回8週間投与
44.7%
(21/47)
79.3%
(23/29)
52.0%
(13/25)
6×106単位2週間連日投与後
週3回14週間投与
43.5%
(20/46)
92.3%
(24/26)
38.1%
(8/21)
※有効率:ALT(GPT)の正常化持続例〔厚生省難治性の肝炎調査研究班・治療分科会の基準(旧基準H2.2.2)による評価での有効以上〕の有効率を算出した。
表11 C型慢性非活動性肝炎例における、ジェノタイプ別及びHCV RNA量別のALT(GPT)著効率及びHCV RNA陰性化率(CRT-PCR法)
投与方法ジェノタイプHCV RNA量
(コピー/50μL)
肝機能改善度
著効率
HCV RNA
陰性化率
6×106単位
 2週間連日投与後
 週3回14週間投与
II型106未満50.0%
(14/28)
46.4%
(13/28)
6×106単位
 2週間連日投与後
 週3回14週間投与
II型106以上18.2%
(4/22)
4.5%
(1/22)
6×106単位
 2週間連日投与後
 週3回14週間投与
III・IV型106未満73.7%
(14/19)
43.8%
(7/16)
6×106単位
 2週間連日投与後
 週3回14週間投与
III・IV型106以上60.0%
(3/5)
0.0%
(0/5)
3×106単位
 2週間連日投与後
 週3回14週間投与
II型105未満50.0%
(2/4)
50.0%
(2/4)
3×106単位
 2週間連日投与後
 週3回14週間投与
II型105以上8.0%
(2/25)
0.0%
(0/25)
3×106単位
 2週間連日投与後
 週3回14週間投与
III・IV型105未満100%
(5/5)
80.0%
(4/5)
3×106単位
 2週間連日投与後
 週3回14週間投与
III・IV型105以上25.0%
(1/4)
25.0%
(1/4)
※CRT-PCR法により測定。CRT-PCR法、DNAプローブ法、アンプリコアモニター法各測定法の間にはある程度の相関は認められているものの、測定値は2〜3オーダーの幅でばらついている。例えば、CRT-PCR法の106コピー/50μLはDNAプローブ法では約4Meq/mL〔臨床例による検討により得られた相関式10) に基づく換算値、実測値はcut off(0.5Meq/mL)以下から40Meq/mLまでに分布〕に、DNAプローブ法の4Meq/mLはアンプリコアモニター法では80〜400Kコピー/mLに相当すると考えられる(測定値には約10〜50倍程度の差がある11))。
表12 C型慢性肝炎症例を対象とした市販後臨床試験におけるセログループ別及びHCV RNA量別のALT(GPT)正常化率及びHCV RNA陰性化率(DNAプローブ法)
投与方法セログループ※1)HCV RNA量※2)
(Meq/mL)
ALT(GPT)
正常化率
HCV RNA
陰性化率
3×106単位
 週6回2週間投与後
 週3回22週間投与
I型1.0未満30.0%
(3/10)
50.0%
(6/12)
3×106単位
 週6回2週間投与後
 週3回22週間投与
II型1.0未満91.7%
(11/12)
81.3%
(13/16)
6×106単位
 週6回2週間投与後
 週3回22週間投与
I型1.0以上27.8%
(5/18)
5.3%
(1/19)
6×106単位
 週6回2週間投与後
 週3回22週間投与
II型1.0以上66.7%
(2/3)
33.3%
(2/6)
6×106単位
 週6回2週間投与後
 週3回22週間投与
ジェノタイプII・III型1.0以上100.0%
(2/2)
100.0%
(2/2)
6×106単位
 週6回2週間投与後
 週3回22週間投与
ジェノタイプIII又はIV型1.0以上75.0%
(3/4)
75.0%
(3/4)
9×106単位
 週6回2週間投与後
 週3回22週間投与
I型1.0以上16.7%
(3/18)
0.0%
(0/24)
9×106単位
 週6回2週間投与後
 週3回22週間投与
II型1.0以上25.0%
(1/4)
42.9%
(3/7)
9×106単位
 週6回2週間投与後
 週3回22週間投与
ジェノタイプIII型1.0以上0.0%
(0/1)
0.0%
(0/1)
※1)セログループによる分類ができなかった症例はジェノタイプで分類した。
※2)DNAプローブ法により測定。
表13 C型代償性肝硬変89例における臨床成績
(投与方法:6×106単位 2週間連日投与後の週3回投与)
投与量
(×106単位)
期間
(週)
HCV RNA
陰性化率
投与終了
24週後
ALT(GPT)
正常化率
投与終了時
ALT(GPT)
正常化率
投与終了
24週後
AST(GOT)
正常化率
投与終了時
AST(GOT)
正常化率
投与終了
24週後
32322.6%
(7/31)
52.2%
(12/23)
30.4%
(7/23)
40.0%
(10/25)
20.0%
(5/25)
34632.1%
(9/28)
45.0%
(9/20)
35.0%
(7/20)
42.3%
(11/26)
30.8%
(8/26)
62330.0%
(9/30)
60.9%
(14/23)
43.5%
(10/23)
51.9%
(14/27)
40.7%
(11/27)
表14 C型代償性肝硬変89例における臨床成績
(投与方法:6×106単位 2週間連日投与後の週3回投与)
セログループ別及びHCV RNA量別による記載
HCV RNA量
(KIU/mL)
HCV RNA
陰性化率
投与終了
24週後
ALT(GPT)
正常化率
投与終了時
ALT(GPT)
正常化率
投与終了
24週後
AST(GOT)
正常化率
投与終了時
AST(GOT)
正常化率
投与終了
24週後
セログループ1
100未満
80.0%
(4/5)
33.3%
(1/3)
66.7%
(2/3)
50.0%
(2/4)
75.0%
(3/4)
セログループ1
100以上500未満
22.2%
(4/18)
23.1%
(3/13)
15.4%
(2/13)
27.8%
(5/18)
11.1%
(2/18)
セログループ1
500以上
0.0%
(0/9)
66.7%
(4/6)
0.0%
(0/6)
42.9%
(3/7)
0.0%
(0/7)
セログループ2
100未満
68.8%
(11/16)
81.8%
(9/11)
72.7%
(8/11)
63.6%
(7/11)
63.6%
(7/11)
セログループ2
100以上500未満
20.8%
(5/24)
45.0%
(9/20)
35.0%
(7/20)
41.7%
(10/24)
33.3%
(8/24)
セログループ2
500以上
5.9%
(1/17)
69.2%
(9/13)
38.5%
(5/13)
57.1%
(8/14)
28.6%
(4/14)
※アンプリコアモニター法により測定(投与開始前)
表15 HTLV-I脊髄症(HAM) 用量設定試験(48例)における臨床成績
総合判定(機能障害改善度)[投与終了時]
投与方法著効有効有効率
0.3×106単位 4週間連日投与0例0例0.0%(0/14)
1×106単位 4週間連日投与1例2例17.6%(3/17)
3×106単位 4週間連日投与2例4例40.0%(6/15)
表16 HTLV-I脊髄症(HAM) 用量設定試験(48例)における臨床成績
排尿障害改善度[投与終了時]
投与方法著効有効有効率
0.3×106単位 4週間連日投与0例0例0.0%(0/13)
1×106単位 4週間連日投与0例0例0.0%(0/16)
3×106単位 4週間連日投与2例2例30.8%(4/13)

薬効薬理

腫瘍細胞増殖抑制作用
ヒト腎癌由来細胞株に著明な細胞増殖抑制作用を示すこと、及び、健康成人及び慢性骨髄性白血病患者から分離した顆粒球系前駆細胞の増殖を抑制することが認められている(in vitro)。15, 16) また、ヌードマウスに移植したヒト腎癌由来細胞株の増殖を抑制することが確認されている(in vivo)。17, 18)
BRM作用
インターフェロンは生体を介したBRM(Biological Response Modifiers)作用を示し、腫瘍細胞に対する生体の応答力を高めることが知られている。19) また、NK細胞、K細胞、単球・マクロファージを活性化させ、腫瘍細胞に対する細胞障害性を高めることが認められている。19-21)
また、B型肝炎ウイルス感染肝細胞破壊の指標と考えられるHLA-class I抗原の肝細胞表面への表出を増強することが認められている(in vivo)。22)
HAM患者においては末梢血リンパ球の自己増殖反応が知られているが、インターフェロン-αがこの現象を抑制することが確認されている(in vitro)。23)
抗ウイルス作用
B型慢性活動性肝炎患者の末梢血単核球細胞を用いた実験で、2-5AS(2’-5’オリゴアデニル酸合成酵素)を誘導し(in vitro)、24)血中のウイルスマーカーであるDNA-p(DNAポリメラーゼ)活性を抑制することが確認されている(in vivo)。25, 26)
C型慢性肝炎患者に投与した場合、血中HCV RNAの減少・陰性化が確認されている。7, 9, 27, 28)
亜急性硬化性全脳炎ウイルス(SSPEウイルス)の増殖を抑制することが認められている(in vitro)。29)
HTLV-Iの増殖あるいは感染細胞の増殖に対する直接抑制効果が認められている(in vitro)。30)

**有効成分に関する理化学的知見

一般名
インターフェロン アルファ(NAMALWA)
〔Interferon Alfa(NAMALWA)〕
本 質
ヒトインターフェロンαであり、ヒトリンパ芽球NAMALWA細胞をセンダイウイルスで誘発して得られた糖タンパク質(分子量17000〜30000)である。
性 状
無色澄明の液である。

包装

スミフェロン注バイアル300万IU:1バイアル
スミフェロン注DS300万IU:1シリンジ
スミフェロン注DS600万IU:1シリンジ

主要文献及び文献請求先

主要文献

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後発薬

                                                                                                                                                                                                       

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